受験生のみなさん!こんにちは!今までにない超絶個別指導の武田塾広島校です。
今回は、武田塾の暗記法は、なぜ、そのように暗記するのかという理屈を
記憶の4段階と記憶の確認とコントロールを使って説明します。
記憶の4段階
記憶の強さには4つのレベルがあります。
見たことがある記憶
1番弱い記憶で、どこかで覚えたことがあるぞといった程度の漠然としたもの
この状態は、学習が無効になってしまうので、こうなる前に反復することが大切
見分けられる記憶
自分で思い出すことはできないが、選択肢があれば答えられるレベル
最初はこのレベルで覚えていくことが効果的
この状態を反復することにより記憶のレベルをあげていきます。
想起(思い出せる記憶)
選択肢がなくても自力で思い出すことができる強い記憶
ここが標準レベルで英単語などの記憶はこのレベルはほしいところです。
オートマティック(automatic):自動的、習熟
自力で思い出そうとしなくても自然と浮かんでくるレベル
私たちの日本語の日常会話のレベル
本来、自由自在に記憶したものを利用するのであれば、このレベルが理想
まとめ
このように4つの記憶の強さがあります。
武田塾の暗記法とは、どのようなものだったでしょうか。
ここでは、英単語の暗記法で説明していきます。
武田塾では標準ペースで英単語を1日に100個覚えます。
最初にこれを聞くと無理だと思うかもしれませんが、
やってみると覚えられるものなのです。
1週間のうち、武田塾に行く日以外の6日間が英単語を暗記する日になりますが、
1日に100個ずつ4日間で暗記して、2日間は復習の日にします。
例えば、月曜日が通塾の日としたなら、火曜日から金曜日の4日間で100個ずつ
400個を暗記して、土曜日と日曜日が暗記した英単語400個を復習します。
そして、月曜日に武田塾で暗記した英単語をどれだけ覚えているか確認テストを
します。
それでは、1日に英単語100個をどのように暗記するのでしょうか。
1度に100個を暗記するのは無理ですので、10個ずつ10回に分けて暗記
します。英単語の暗記に使うのに推薦しているのは「システム英単語」です。
①10個の英単語を暗記する
②実際に覚えたかどうかをテスト
③間違っていたものがあれば覚え直して、できるようになるまで再テストをする
ここまでの「10個の単語が完璧になった状態」を1セットとする。
④5セット進んだら、50個の単語をテスト
間違えたものは覚え直して再テストをし、50個完璧にする。
⑤1~4を繰り返し、最後に100個をテスト。間違っていたものは覚え直す
英単語は、記憶の4段階で想起(思い出せる記憶)にしていく必要があります。
でも、人間の脳は何回も繰り返さないと記憶できないようにできています。
そして、かなりのスピードで忘れていきます。ただ、何回も繰り返し覚えたものは
記憶が定着し、忘れにくくなります。人間の記憶は、興味あるものは覚えやすく
興味がないものは覚えにくいですし、記憶の定着も興味のあるなしで変わります。
よく、復習のタイミングについて1時間以内にしましょうとか、24時間以内に
しましょうとかいわれますが、
それは、興味のあるなしや印象に残ったものなどで記憶の残り方が変わりますので、
復習のタイミングは、どのくらい覚えているか記憶の確認をしなければ
わかりません。システム英単語などの単語帳を使って暗記するわけですが、
高校生くらいになると、全く見たことがないという英単語もあるでしょうが、
記憶の4段階のどれかにあたる英単語も多いと思います。
①10個の英単語を記憶するときに、すでに覚えていた単語と覚えていない単語が
あると思います。覚えていない単語にしても、初めて見るものなのか、
見たことがある記憶程度なのか、見分けられる記憶でもう少しで思い出せそうなのか
で違います。記憶の確認のためにテストをして、覚えているものと覚えていないもの
に分けます。覚えていないものに/をつけます。/のついたものだけを覚え直します。
そして再びテストをします。また、間違ったものに最初の/に\を足して×とします。
×となったものだけを覚え直し、またテストをします。また、間違ってしまったら
\をもう1本足します。これが3回目の×です。×に\を足す形になっています。
3回目以降は、×に\が増えていくというつけ方になります。
②実際に覚えたかテストと③間違っていたものがあれば覚え直して、できるように
なるまで再テストをするをこうして/ × \ をつけながら進めていきます。
④5セット進んだら、50個の単語をテストをします。
ここでできなかったものには、新たなスペースに/をつけます。(復習での最初の×)
以降は、10個ずつ暗記のときと同じように、間違ったものに× に\を足していく
形でつけていきます。こうした × のつけ方をすると何がいいのでしょうか。
自分の苦手な単語が一目瞭然になるのです。、
/のつかなかったものは、記憶の4段階の想起(思い出せる記憶)だったのです。
/がついた数が少ないものは見分けられる記憶の段階だったのでしょう。
× に \を足す形になっているものほど見たことがある記憶程度のものか、
本当に初めて見たものだったのでしょう。記憶の4段階で記憶が弱いものほど
何回も暗記しなおすようになると思います。それが、/ × \ のつき方で
わかるのです。何回も覚え直した結果、繰り返し繰り返し脳にその単語が必要である
ものと呼びかけたので、強い記憶になっているはずなのです。そして、1度
想起(思い出せる記憶)になったものが見分けられる記憶に落ちたとしても
軽く復習するだけで、すぐに想起(思い出せる記憶)に戻ります。
英単語100個を暗記するときも、全てが初めて見るものか見たことがある記憶なら
たいへんだと思います。しかし、覚えていないと思っている単語にも
見分けられる記憶のものもあるでしょうし、想起(思い出せる記憶)もありますから
100個の単語を暗記するのも全てを初めから覚えるというわけではないと思います。
そして、1日に100個ずつ暗記して4日間進め、400個の暗記した英単語を
2日間で復習をするときも、たとえ間違ったとしても見分けられる記憶までに
留まっていることが多いはずなので、暗記しなおすのも少しの労力ですむはずなのです。
ここで、注意が必要なのが暗記した英単語を想起(思い出せる記憶)以上の段階に
しておくことが必要ですが、落としたとしても見分けられる記憶までなら、すぐに
想起(思い出せる記憶)まで戻せますので、見たことがある記憶にまで落とさない
ことです。1回、暗記してしまった単語帳を記憶の確認をして、想起(思い出せる
記憶)から落ちてしまったものを覚え直すことを常に意識しなければなりません。
このことを記憶のコントロールをしていると考えてください。
標準ペースで1日に100個ずつ英単語を暗記して、4日間で400個覚え、
2日間で復習し、武田塾で確認テストをする。週に400個覚えるペースで
システム英単語(改訂新版)の総単語2197個を暗記するのに5週間ほどで
できることになります。大学受験に必要な英単語をわずか5週間で暗記できるのです。
あとは、記憶のコントロールで記憶の段階を想起(思い出せる記憶)に保つことです。
常に記憶の確認をすることによって、暗記しなおす効果がありますし、忘れてしまった
ものを想起(思い出せる記憶)に戻すことを何回か繰り返すことによって、
より強い忘れにくい記憶になっていきます。
武田塾の英単語の暗記法が理屈にかなったものであるということが
おわかりいただけると思います。
おわりに
今回は、英単語の暗記法でお話ししましたが、全ての教科に通じるものです。
人間の脳は、1度覚えたものをかなりのスピードで忘れていきます。
ですから、1度で覚えようとせずに何度か繰り返しながら覚えていきます。
覚えてしまったものも時間が経つと忘れていきます。
復習するタイミングは、記憶の強さによって違うため、記憶の確認をして
想起(思い出せる記憶)から落ちてしまったものを覚え直します。
見分けられる記憶までなら、落ちてしまってもすぐに想起(思い出せる記憶)
に戻せます。見たことがある記憶まで落とさないようにすることが重要です。
落ちてしまった記憶の段階を想起(思い出せる記憶)に戻すこと
(=記憶のコントロール)を何回か繰り返すことによって、
より強い忘れにくい記憶になっていきます。
覚えてしまったものを記憶の確認をしていき、記憶の4段階を意識しながら、
記憶のコントロールをして、より強く忘れにくい記憶にしていきましょう。
私たちが日本語の日常会話をするレベルのオートマティックな記憶:習熟の
段階にまでなれたら最高ですね!
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