【心理学2】心が動くと記憶に残る - 予備校なら武田塾広島校

今回は「自己成長と行動の変化」に続く、2つ目の記事です！

まだ、前回の記事を読んでいない方は、上記のリンクをクリック！！

自己成長と行動の変化
1. 心が動くと記憶に残る
１日の目標設定
参考書は汚く使っていい！？
終わりに

自己成長と行動の変化

心が動くと記憶に残る

受験生のみなさん！こんにちは！授業をしない受験革命の武田塾広島校です。

私たちは日常的に起きる平凡な出来事のほとんどを忘れてしまいますが、
「何度も利用される情報」と「心が動いた出来事」は忘れにくいと書きました。

「心が動いた出来事」とは、喜怒哀楽など激しい情動の変化がともなう
出来事のこと。

ものすごく楽しかった初めての海外旅行、胸が躍る初めてのデート、
何年もいっしょに暮らしたペットが亡くなったときの悲しさ、
交通事故にあったときのこと。

こうした激しい情動の変化がともなう出来事は、なかなか忘れられるものでは
ありません。

「復習」も「アウトプット」もしていないのに、情動がともなう出来事が
強烈に記憶されるのはどうしてでしょう？

それは、喜怒哀楽にともなって、記憶力を増強する脳内物質が大量に分泌
されるからです。

科学的なデータによって記憶力のアップが確認されている脳内物質には、
アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシン
などがあります。

アドレナリンとノルアドレナリンは、不安、恐怖にともなって分泌される
脳内物質。事故や災害、近親者やペットの死などに直面したときに分泌されます。

一方で幸福物質と呼ばれるドーパミンは、ワクワクしたときに分泌されます。

また、目標達成したときなどにも分泌されます。

快楽物質エンドルフィンは「サイコー」「やったー」と全身で喜びを表現したい
ような最高の幸福感に包まれたときに分泌されています。

恋愛物質オキシトシンは、愛情やスキンシップに関連して分泌されます。
これらの脳内物質を勉強中に分泌させることができれば、勉強した内容を明確に
長期記憶できるわけですね。
いうなれば、脳内物質を利用した「脳内物質勉強法」です。

ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィンなど、記憶力を高める脳内物質を
効果的に分泌させて、勉強に役立てる。その方法については、次項にて。

１日の目標設定

武田塾では、生徒さんのレベルから志望校合格までのレベルまで、
１人１人カリキュラムを組みます。そして、１ヶ月の勉強の量、
１週間の量と決めていきます。

そして１日の勉強する範囲が決まるわけですが、
１つの勉強のコツとしては、制限時間を決めるということです。

制限時間などが迫ったハラハラした状態ではノルアドレナリンが出ます。

ノルアドレナリンが出ると、記憶に残りやすくなりますよね。
そして、先述したように、目標設定するだけで記憶強化物質である
ドーパミンが分泌されますから、漠然と勉強するより、記憶に残ります。

「今日１日でここまでやるぞ！」と目標設定をして、制限時間を決めることで、
緊迫感が出るので集中力が高まり、記憶に関係する脳内物質が分泌され、
勉強した内容が残りやすくなるのです。

決して楽ではありませんが、がんばっていきましょう！

参考書は汚く使っていい！？

参考書　付箋
次の記事は、参考書は汚く使っていい！？ということについて書いてみたいと
思います。

もちろん、参考書を大切に使うのは当然のことと思います。

しかし、参考書は何のためにあるのか？を考えると
参考書は、書かれていることを完璧に覚えて、志望校に合格するために
使用するものですよね。

そうです！武田塾では、参考書を完璧な一冊にしてもらいます。
そのためには、自分が覚えやすいように工夫することが必要です。

覚えやすいように蛍光ペンでラインを引いたり、文字を書き込んだり、
同じ参考書を２冊用意して、１つは覚えたいことを黒く塗りつぶしたり、
ページの端を折ったり、付箋を貼ったり、
そういうことが必要になってきます。
一冊を完璧にするために、何度も何度も繰り返し繰り返し使用することに
よって、いい感じに使いこなしてる感、あるいはボロボロになってたり
すると思います。

参考書で勉強して、完璧な一冊にしていき、志望校に合格しなければ
意味がありません。

アウトプットしながら勉強するのと、そうでない勉強では、
アウトプットしながらの勉強のほうが記憶に残りやすいですよね。

参考書を大切にして、勉強をしていくと、ほどよくボロボロになるもの
だと、私は思います。

人から借りた参考書では、しないでくださいね（笑）