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【ウソかホントか】「3か月でMARCHはいけるのか!?」

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「今からMARCH間に合いますか…?」

MARCH志望の方の中には、なかなか勉強が上手くいかず、

「このままで本当に間に合うのかな?」

と、不安に思っている方もたくさんいらっしゃると思います。

 

しかし、受験体験記などで「3ヶ月でMARCHはいける」といったことを目にしたことありませんか?

果たしてこれは本当なのでしょうか?

今回は「3ヶ月でMARCHはいける」の真偽パターン別で検証してみたいと思います。

この記事ではMARCHは文系、河合塾偏差値60以上の学部を対象とします。

 

①既に高い学力がある場合

「3か月でMARCH」といっても、スタート地点の学力レベルによって当然状況は異なります。

元々ある程度学力がある場合には、可能性は十分にあると言えます。

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例えば中学入試の日本史は大学入試の日本史と重なる内容があります。

そのため中学入試である程度の結果を収めている人であれば、当然スタート地点も良い位置になるのです。

そのような人にとってMARCHは十分に手が届くレベルです。

基礎事項を丁寧に勉強し、苦手箇所をなくすことを意識し、質の高い演習を積みましょう。

もちろん100%受かるということは言いきれませんが、その合格は夢ではなく現実的なものになるでしょう。

 

②0から勉強する場合

次はこれまであまり勉強をしてこなかった人向けです。

正直皆さんが知りたいのはこちらでしょうか。

イメージ的には中学ではまぁまぁの成績を取り、そこそこに高校に通っている人が対象です。

自分で自分の高校が自称進学校だと思う方は、間違いなくこのパターンと言えます。

結論から言えば、「3ヶ月でMARCHは理論上可能」です。

具体的に武田塾のルートに即して英語と日本史を見てみましょう。

 

英語

①『ターゲット1900』 [約1週間]

1日400単語ずつ×4日+2日復習。

残り300個と苦手箇所の復習は他の勉強と並行して行います。

 

②『大岩のいちばんはじめの英文法』(26章) [2週間]

1日3章×4日+2日復習。

基本事項をきっちりさらって、基本知識をインプットします。

 

③『肘井の読解のための英文法』(33章) [約2週間]

1日5章×4日+2日復習。

先に進みながら出来る限り前の単元を復習すると効果的です。

 

④『Next Stage』(24章) [文法2週間]

1日2章×4日+2日復習。

文法と並行してイディオムを覚えます。

また、肘井の読解のための英文法と並行して行います。

 

⑤『入門英文解釈の技術70』[3週間]
1日5章×4日+2日復習。
できるだけ前のものを復習しながら進むと効果的です。

 

⑥『英語長文ポラリス1』(12問) [2週間]
1日1問×6日。
入門英文解釈の技術70と並行して行う。

以上を全てこなすと合計で12週間となります。

 

日本史

 

①『金谷の「なぜ」と「流れ」がわかる本』(24章) [3週間]

2章×4日+2日復習。

復習は確認テストのページを使って効率よく流れを覚えていきます。

 

②『金谷の「なぜ」と「流れ」がわかる本 文化史』(8章) [1週間]

2章×4日+2日復習。

通史編の復習と並行して行います。

 

③『日本史B一問一答』(131項) [4週間]

6項×4日+2日復習。

試験2週間前までひたすら繰り返します。

 

④『スピードマスター日本史問題集』(30章) [2週間]

6章×4日+1日復習。

2週間かけて完璧にします。

 

以上を全てこなすと合計10週間になります。

 

あくまで一例ですが、英語は3ヶ月、日本史は2か月半あれば、受験に必要な単元を全てさらうことができます。

ですが、このスケジュールだと1週間たりとも遅れられません。

勉強の精度を保ちつつ、かなりの量をこなすことになります。

また、問題集や過去問などをやる時間はほとんどありません

そこで超直前期や、空いた時間でそれらの演習をする必要があります。

基礎を固める時間が短い上に演習問題ほとんどできないので、全範囲を完璧にして臨むことは難しいですし、

志望校対策はほぼできないといってよいでしょう。

そうなると、どうしてもリスクが大きい状態になってしまうので、その点だけは理解をしておいてください。

 

リスク覚悟or1年半計画の決断!

これまで色々な話をしてきました。

もしかしたら自分もここから3カ月でMARCHに行けるのでは…!と思いましたか?

しかし、どうしてもMARCHに行きたいのであれば、そして浪人を許されるのであれば、

1年半計画で、今からしっかりと基礎を固めて来年の受験に臨んだ方が良いです。

付け焼刃の勉強ではどうしても得点が安定しませんし、もしも今年度の結果が奮わず、

来年度浪人が決定した場合には基礎の定着度が低いため、もう一度一からやり直さなければいけない状態になってしまいます。

つまり、来年度の合格可能性も下がってしまうことになります。

 

逆に、今からしっかりと基礎力を蓄えるということが出来るのは大チャンスです。

今から基礎を徹底的に固める勉強をし始めれば、受験勉強を早めに始めている現役生と同じか、それ以上に基礎にかける勉強時間が確保できます。

来年度の受験ではMARCHが全く夢ではなくなるのです。

 

ここまで取り上げてきましたように「3か月でMARCHは理論上は可能」です。

ですが、その可能性はかなり低いものです。

確かに、ほぼ勉強ゼロの状態からMARCHに受かる人は毎年います。

しかし、やはりその可能性は極めて低く、極一部で受かった人がいる一方、

それよりも多くの人が不合格になっているということを忘れてはいけません。

MARCHなどの難関大学の合格倍率通常5倍以上最低でも3倍ほどあります。

その中で3ヶ月でMARCHに合格している人が、どれくらいの割合でいるのでしょうか?

現実的に考えると、1年以上の時間を使ってしっかりと準備をしなければなりません。

入るのが簡単ではないからこそ”難関校”として位置するのです。

だからこそ、あなたはMARCHに行きたいと思っているはずです。

 

ここまで、今から無理にMARCHを目指すことのリスクについて散々お話ししてきましたが、

何らかの事情等でそれしか猶予がないのであれば、かける価値はあります。

大事なのは、やりきる覚悟・決断を、早い段階でしてしまうことです。

しっかりと考えて決断した結果、これから残りの期間、火花を散らそうという覚悟がある方は、是非一度無料受験相談へお越しください。

 

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