はじめに
京阪枚方市駅から徒歩3分、武田塾枚方校です!
ゴールデンウィークが終わり、受験を控えた人たちがますます緊張感を感じ始めている頃だと思います。
焦ってしまうかもしれませんが、諦めずに努力を続けていきましょう。
今回は、「勉強時間や数字で成果を評価することが受験において成功への近道ではない」というテーマについて考えてみたいと思います。
多くの受験生が自習室での勉強時間や予備校の授業時間を数えているかもしれませんが、そのような評価方法は有効だとは限りません。
そこで、この記事では、3つの観点からこの問題を掘り下げて考えてみたいと思います。
今回の記事はYouTubeを参考にしています。
勉強時間という言葉の定義
「勉強時間」という言葉は、受験生にとって非常に重要なものですが、その定義には注意が必要です。
実際の勉強に費やされた時間と、勉強をしているフリをしている時間を区別することが必要です。
正確に勉強時間を把握することは、自己評価や勉強の効率を測ることができます。しかし誤ったカウント方法によって、危険な落とし穴に陥る可能性があります。
例えば、自習室にいる時間を勉強時間としてカウントしてしまうことが多いですが、これは正しくありません。
自習室にいる時間と勉強に費やされた時間は、同一ではない場合がよく見られます。
自習室にいるときに、実際には寝ていたり、友達と話していたりすることはありませんか?
そのため、自習室にいた時間が勉強時間としてカウントされるのは適切ではありません。
また、勉強時間とは、予備校や塾に通っている時間というわけではありません。
授業を受けている時間と勉強時間は別のものです。
授業を受けているときにも、集中して聞いているか、他のことに気を取られているかで、勉強時間が変わってきます。
同じように、授業を受けている時間が長いからといって、勉強時間が長いわけではありません。
これは、誤った考え方で、受験勉強においては、実際の勉強時間を正確に把握することが重要です。
勉強時間を正確に把握することで、自己評価や勉強の効率性を測ることができます。
勉強時間を測る際には、実際に問題を解いたり暗記したりする時間をカウントするようにしましょう。
また、勉強の進捗状況を記録することも有効です。
これにより、どの科目にどれだけの時間を費やしているか、どの問題に苦戦しているかなどが把握できます。
勉強時間だけを気にしない。
また、勉強時間のみを評価の基準にすることは危険です。
単純に勉強時間を測るだけでは、その人の実際の学習効果を正確に測ることはできず、
勉強時間だけに焦点を当てると、実際の学習内容や学習効果が見落とされる可能性があります。
勉強時間は重要な指標の一つですが、大学受験を例にとると、多くの受験生は同じくらいの勉強時間を取っていると思われます。
それに加えて、現在では放課後に6~7時間も勉強することを勧められていることもあります。
しかしこれだけに焦点を当てると、生活のバランスが崩れてしまう可能性があるため、学習効果にも悪影響が及ぶことがあります。
受験生には勉強時間だけでなく、学習内容や学習効果も重要です。
勉強時間だけで合格することはできません。
合格する生徒は、具体的な学習内容を記録することが多く、勉強時間だけにこだわらず、学習の定着度や成果に注目しています。
一方で、勉強に時間を取られている割に成績がよくない生徒は、勉強時間よりも、集中力や効率などの要素が欠如していることが考えられます。
そういった場合には、勉強時間だけにこだわらず、学習に取り入れる他の要素にも注目する必要があります。
したがって、勉強時間だけでなく、効率や集中力、定着度や成果といった要素にも目を向けて、学習を行うことが大切です。
勉強時間が長いからといって、自動的に成績が上がるわけではありません。
効果的な学習を行い、目標に向かって着実に進んでいくことが大切です。
できるようになったを指標に
次に参考書を何周すべきかという問いに対してお答えいたします。
しかしその問いそのものが、当初の学習目的ではなく手段にすり替わってはいませんか?
問題を何周するかは、個々人の学力や勉強の進め方によって異なります。
重要なのは、問題についてその式や理論を理解し、完全に再現出来るようになることです。
参考書を使用して、それを実現するために必要な周回数は人それぞれです。
ただし、何度も参考書を周回することで、その分野に対する理解が深まる場合もあります。
しかし、周回数にこだわるのではなく、効果的な勉強法を見つけることが大切です。
自分に合った勉強法を見つけ、それに集中することが重要です。
周回数が多いと、その分野に精通しているという自己満足に陥りがちですが、それはあくまでも勉強法に問題があるか、学力不足であることが多い印象です。
例えば、できなかった問題を2周目にやると仮定します。
1周目はただできた問題とできなかった問題を仕分けしただけであり、できなかった問題については何も学べていないため、1周目は正直無駄な時間であったと言えます。
参考書の周回数にこだわるよりも、参考書の完成度を高めることに焦点を当てるべきです。
つまり、問題集を解く際に、答え合わせをするだけでなく、誤答した問題については解き直し、その問題の本質を理解することが重要です。
また、参考書の内容を理解した上で、実際に問題を解いてみることで、理解が深まる場合があります。勉強には個人差があるため、周回数にとらわれず、自分に合った勉強法を見つけることが重要です。
例えば、自分に合った勉強法を見つけるために、参考書を複数回読むよりも、別の教材を探した方が効果的かもしれません。
まとめ
本記事では、自分の勉強法を適切に評価するためのアドバイスについて紹介しました。
多くの受験生が、時間単位で勉強することに固執していますが、
勉強の本質は、参考書に載っている問題の解き方を完璧に身につけることだと考えられます。
参考書には、周回数ではなく目標やゴールが設定されています。
それらの目標にどの程度近づけたかを評価することが重要であり、それが身についたかどうかを確認することが目的です。
音読に関しては、多くの場合、10回読むことが目標になってしまう場合が多かったりします。
10回読んだだけで内容を完全に理解できるわけはなく、単に文字を追って口で音読するだけでは、意味のある音読にはなりません。
本当に意味のある音読を行うことが目的であり、そのようにすることで、スカスカな10周回りよりも成果が得られることがあります。
勉強時間や周回数だけで評価することはできません。
完成度を意識して取り組むことが大切です。参考書に掲載された問題に対し、完全に再現し、その式や理論を説明できるようになることが重要です。
そのために、自分に合った効果的な勉強法を見つけ、それに集中することが必要です。
今後の受験勉強も頑張っていきましょう。
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