皆さんこんにちは、武田塾枚方校です。
本日は浪人生が塾・予備校選びで失敗しないために意識すべきポイントについてお話していきたいと思います。
これから浪人するうえで塾・予備校選びで悩んでいる方は是非参考にしていただければと思います。
※高3生向けの記事はこちらです。
※通信制高校・高卒認定向けの記事はこちらです。
【浪人生向け】塾・予備校選びで失敗しないために意識すべきポイント
まずは浪人生が塾・予備校選びで失敗しないために意識すべきポイントについて簡単にご説明します。
1.自己分析(主に受験に失敗した原因)をする
2.自分に合った塾・予備校を選ぶ
3.合格実績など表面的な数字だけで判断しない
4.必ず見学や相談会に参加する
5.大学受験専門の塾・予備校を選ぶ
6.まとめ
上記のことを意識して塾・予備校選びをすることで失敗する確率は大幅に下がるはずです。
基本的に浪人生に失敗は許されませんが、毎年春を過ぎた時期や夏ごろ、最悪の場合受験直前期に浪人生から相談を受けます。
大半が春先に塾・予備校を選ぶ際に安直な理由で決めている方が多いです。
大学受験が皆さんの今後の人生において大きな役割を持つ、ということは皆さん自身もよく理解していることと思います。
将来後悔しないように、慎重に塾・予備校選びをしてもらえればと思います。
1.自己分析(主に受験に失敗した原因)をする
どんな理由があれ、大学受験に失敗したのであれば何かしらの原因があります。
その原因を分析し改善することができなければ、同じ過ちを繰り返す可能性は非常に高くなります。
受験に失敗する原因は以下の2つになります。
・勉強時間が足りなかった
・自己管理ができなかった
・目標(志望校)が高すぎた
これまで見てきた浪人生の中で、受験の失敗の原因として圧倒的に多いのが「自己管理ができなかった」ケースの方です。
「勉強時間が足りなかった」ことを原因と判断している方も多いですが、無料受験相談で話を聞いていると自己管理ができなかった結果として勉強時間が足りなかったケースも多いです。
皆さんはどちらのケースに該当するのか、これから説明する内容を読んで正しく判断してください。
1-1.勉強時間が足りなかったケース
勉強時間が足りなかったケースとは、やるべきことをすべてやったにも関わらず志望校合格に届かなかったケースを指します。
正しい勉強法でできる限りの勉強をしていたが、時間が足りず合格圏まで届かなかったパターンの場合は、一年間正しい勉強法を正しいペースで続けていくことができるのであれば問題ないパターンが多いです。
1-2.自己管理ができなかったケース
やれるべきことをすべてやり切ることができなかった方全員が、「自己管理ができなかったケース」に当てはまります。
厳しい言い方をしますが、やるべきことはすべてやったと言い切るところまでやり切れなかったのであれば自分に対して甘いです。
部活をしていたから勉強時間が足りなかった、などを原因として挙げる方もいますが、部活をしていたから大学受験に失敗するわけではありません。
大学受験をする予定であったのであれば早いうちから部活と受験勉強の両立をすることは可能だったはずです。
実際に夏ごろや、遅ければ秋ごろまで部活を続けていても志望校に合格することができている受験生は毎年全国にたくさんいます。
何かを言い訳にして勉強をしないことは簡単ですが、それをせずにこらえて勉強をすることができた受験生もいます。
部活が終われば勉強する…、高校3年生になれば勉強する…という考え方で失敗をしたのであれば、浪人をしたら勉強する…という考え方はやはり甘いです。
塾・予備校は高校の先生以のように勉強しないことを注意してくれることは少ないです。
やれる限りやり切ったと胸を張って言えるまで頑張れなかったのであれば、相当な覚悟をもって浪人しなければ現役時の二の舞になります。
1-3.目標(志望校)設定が高すぎるケース
目標(志望校)が高すぎることによる失敗も考えなければいけません。
志望校を高く設定することが悪いわけではありませんが、でたらめに高く設定すればいいというものでもありません。
現在の自分の学力を冷静に判断し、現実的な目標を設定することも大事です。
よくある目標設定の失敗パターンとして、自分が実現するとは思えない目標を設定し、その目標の高さに自分自身が諦めてしまっているパターンもあります。
明確な目標として高い目標を設定することは大事ですが、ただ何となくいい大学に行ければ…という理由だけででたらめな目標設定をすることは勉強のモチベーションを維持することも難しいです。
目標を高く設定する場合は、なぜその大学を志望しているのか、なぜその大学に行きたいのかを明確にしましょう。
2.自分に合った塾・予備校を選ぶ
浪人生の場合、一年間通うことになる塾・予備校ですので、しっかりと自分に合った塾を探す必要があります。
自分が大学受験に合格するためにどのような勉強をしなければいけないかを軸に考える必要があります。
1の項目で自己分析をした内容をもとに自分が大学受験に合格するための予備校を選択しましょう。
2-1.勉強時間が足りなかったケース
勉強時間が足りなかったケースの場合は塾に求めることは自分に必要なことを補てんしてくれる塾である必要があります。
この時注意が必要なことは必要以上に授業などを取りすぎないことです。
自分で勉強をすることができる浪人生であるならば、授業形式ではなく自分で勉強をしたほうが効率よく受験勉強をすることができます。
苦手な科目があるのであれば自分が苦手としているものだけをピンポイントに取るなど、過剰に授業を取りすぎないように注意が必要です。
2-2.自己管理ができなかったケース
自己管理ができなかったケースの場合は、管理型の予備校をお勧めします。
授業型の予備校の場合は、授業は行ってくれますが生徒がどのように勉強するかは管理してくれません。
勉強するのも自由ですが、勉強しないことも自由なため自己管理ができないと授業を受けっぱなしになり一年間で成績が伸びない(最悪の場合、現役時代より成績が下がる)こともあります。
管理型の塾の場合は、生徒が勉強するためのサポートを行うので勉強をしない生徒に対して勉強をするように指導を受けることができます。
塾に通っていれば何とかなると思っていたのに気づいたら取り返しのつかない状況になっていた、ということにならないためにも自己管理ができずに失敗をしたのであれば管理型の塾を検討してみましょう。
2-3.目標(志望校)設定が高すぎるケース
自分の志望校と自分の偏差値に大きな開きがある場合は授業を受けている場合ではありません。
進学校に通っており勉強をしていないだけの場合などは別ですが、進学校に通っていたわけでもなく難関国公立などを目指している場合、周りの生徒と同じペースで授業を受けていたら一年間で志望校に合格することは非常に厳しいです。
自分が目指している志望校を受験する受験生たちより、圧倒的に効率よく勉強をしなければいけませんので、授業を受けている時間を自分の勉強時間に充てなければなりません。
また、根本的な勉強の仕方を知らない場合も多いため、勉強の仕方も含めて指導してくれる管理型の塾を選ぶべきでしょう。
3.合格実績など表面的な情報だけで判断しない
自分の志望校にたくさんの合格実績を誇る予備校を選べば間違いない、という考え方で塾を選ばれる方も多いと思いますがこれらの表面的な情報を鵜呑みにしてはいけません。
例えば同志社大学志望の浪人生の場合は、同志社大学の合格実績だけを見て判断することは危険である場合があります。
具体的にどのような点に気を付けなければいけないかをご説明します。
3-1.難関国公立を合格した生徒たちが滑り止めで併願している可能性
予備校が公表している合格実績には難関国公立志望の上位勢が、滑り止めの併願校として受験して合格した私立大学の合格実績も当然ながら反映されます。
関西圏の難関国公立を志望している受験生たちの多くは、滑り止めの併願校として同志社大学を受験する可能性が高いです。
その予備校から合格している数字のうちの少なくない割合で、そもそも自分と学力レベルが違う層の合格実績も反映されている数字のみを判断して予備校を選択することが危ないことがわかるかと思います。
3-2.浪人開始時の学力の違い
上記でお伝えした内容にも共通する話ですが、私大専願志望の浪人生の方たちの浪人開始時の学力にも大きな開きはあります。
現役時に受験勉強をどれだけしていたか、出身高校の偏差値、浪人生たちの現役時の合格実績(滑り止めには合格していたが浪人を決めている受験生も一定数存在する)など、一口に浪人生といっても学力差には大きな開きがある場合が多いです。
皆さんが浪人を開始するときの本当の学力をもとに、現実的に志望校に合格することができるのかどうかを正しく見極める必要があります。
※もちろん自分の出身高校から自分の志望校に合格している受験生がいる場合でも、彼らと同じように勉強をすることができなければ出身校別の合格実績にも大きな意味はありません。
3-3.そもそもの合格実績の信ぴょう性
予備校の合格実績の水増し問題については昔から取り沙汰されている話ではあります。
夏期講習や冬期講習などの季節講習を受講した受験生の合格実績が含まれている、無料講座を受講した受験生の合格実績が含まれている、模試を受験した受験生の合格実績が含まれているなど…
実際にどの話が本当でどの話が嘘なのかはわかりませんが、各予備校がどのような線引きを合格実績とするかについて明確に決まりがあるわけではありませんのであくまで目安として捉える程度にしておくことが良いでしょう。
4.必ず見学や相談会などに参加する
実際に予備校を選ぶ際にはできる限り現地で校舎の見学や、受験相談会などに参加をしてから決定するようにしたほうがいいでしょう。
校舎の雰囲気や自習室の環境などを確認するのはもちろんですが、校舎長の人柄なども確認をしておきましょう。
予備校選びの際に重視されることの無いポイントですが、校舎長や教務・事務・講師の先生などとの人間関係でのトラブルなどが原因で転塾をされる方は毎年必ずいます。
せっかく浪人を覚悟して受験勉強を本気で取り組むために予備校に入塾したのに、勉強以外の要因で足を引っ張られることは非常に勿体ないです。
最終的には受験生自身が勉強をしなければなりませんが、誰と勉強するかということも重要ですので注意しておきましょう。
5.大学受験専門の塾・予備校を選ぶ
大学受験専門の塾・予備校とひとくくりにしていますが、一般的な塾・予備校の括りについて確認していきましょう。
5-1.予備校(進学塾)
浪人する際に通う場所=予備校、という認識が強いと思います。
有名どころでいえば東進・河合塾・駿台などは全国的に知名度がありますので、聞いたことがあるかと思います。
これらはすべて大学受験対策に特化した、大学受験予備校と言われるものです。
これとは別に進学塾と呼ばれるものもありますが、基本的には予備校と同様に大学受験対策に特化したものです。
予備校は授業や講義があり生徒数が多く、塾では授業や講義がなく生徒数も予備校ほどは多くはないという認識で問題ないでしょう。
また、予備校の場合は高校生以上を対象に受け入れているところが多く、塾の場合は小学生から受け入れているところが多いのも特徴です。
5-2.補習塾
補習塾とは主に学校の定期テストの対策をしてくれる塾になります。
定期テストなどの対策に特化している分、学校の過去の定期テストのデータなどを持っている場合が多いです。
こちらも小中高と幅広い層の受け入れをしている場合が多いです。
予備校や進学塾との決定的な違いは受験対策に特化しているわけではないので、大学受験に関するノウハウが少ない点に注意が必要です。
6.まとめ
ここまでお話ししてきた点を踏まえて、最終的にどのような予備校を選ぶべきなのかについてのまとめとなります。
6-1.大学受験に特化した予備校
浪人生が浪人をするのであればやはりお勧めは大学受験に特化した予備校です。
予備校生全員が大学受験を想定している空気感や、大学受験に対するノウハウの蓄積などを踏まえると、大学受験に特化した予備校を選ぶべきです。
全国的に有名な予備校としては東進・河合塾・駿台・代ゼミ・武田塾などがあります。
実際に「浪人生 予備校」などと検索してもらえればランキング形式にまとめられているサイトなどが多数ありますので、それらを参考にしていただいてもいいかと思います。
もちろん全国的に有名でなくともしっかりとした合格実績やノウハウなどがある予備校はたくさんあると思いますが、全国区の予備校の利点としてはやはり校舎数・生徒数が多いため受験に関するノウハウ量が多いことでしょう。
上記で挙げた予備校に関する簡単な情報をまとめておきます。
東進:直営である東進ハイスクールとフランチャイズである東進衛星予備校が全国に約1000校舎展開しています。大きな特徴としてはやはり衛星授業と言われる映像授業が全国どこでも受けられるという点です。
河合塾:三大予備校のうちの一つである河合塾。河合塾マナビスという映像授業型の予備校もありますがこちらはなぜか現役生のみになっておりますので、浪人生は対面授業型の河合塾しか選べません。全統模試という模試が有名です。
駿台:三大予備校のうちの一つ。ほかの三大予備校などと違い、中学部や高校部など中高受験も取り扱っている。駿台模試も有名ですが問題難易度は全統模試に比べると難しいことが多く、受験者数も少ないため全員に受験は勧めていません。
代ゼミ:三大予備校のうちの一つ。浪人生に依存した経営からの脱却を狙い過去に大量の校舎を並行したこともある。東進と同じくサテラインをウリにしており、自社占有の衛星回線を有している。
武田塾:上記の4つの予備校とは違い「授業をしない塾」をキャッチコピーにしている完全個別指導の予備校。自学自習こそが最強の勉強法であるとして勉強法の指導やペース管理など自学自習の管理をしている。
6-2.授業型か管理型か
浪人時点で、自分自身で勉強をすることができる方は自分のペースで勉強をできる環境を用意できるのであれば塾によって合否が決まることはないと思います。
しかし、自己管理が苦手な浪人生や勉強法がわからない方は管理型の塾をお勧めします。
管理型での有名どころとしては武田塾と坪田塾になるかと思います。
管理型の予備校の特徴としては自学自習の管理を中心に指導を行うことです。
例えば武田塾の場合は、生徒の学力に合わせて使用する参考書を選定し、その参考書を毎日どれぐらい・一週間でどれぐらいの量を・どのようなペースと方法で勉強するかを日ごとに提示し、一週間後に勉強をした範囲のテストを実施します。
その後、一対一の個別指導の中で講師が採点を行い、正しく勉強ができているかを確認します。
正しく勉強ができている場合は次の範囲に進めますが、正しい勉強ができていない場合は原因の追究を行い、解決策を提示します。
生徒毎に現在の学力も違えば志望校も違うため、それぞれの生徒にあったカリキュラムをもとに受験日までのスケジュールを逆算し、一週ごとの勉強のペースを管理します。
管理型の予備校と言っても予備校によってタイプが異なる場合もあると思いますので、気になる点は実際に校舎に行って質問をしてみるといいと思います。
以上、【浪人生向け】塾・予備校選びで失敗しないために意識すべきポイントでした。
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