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【勉強方法】勉強への集中力は、自分の力で鍛える!

 

みなさんこんにちは!

武田塾姫路校です。

 

今日は勉強するとき、試験を受けるときに重要な、「集中力」について、考えていきたいと思います。

 

 

勉強は量か、質か

受験勉強はまず「量」ですね!

なぜなら、高い集中力が必要とされる問題に向かう前に、膨大な量の基礎練習を行う必要があるからです。

 

しかし当然、これには注意書きがついてきます。

「※ただし、集中して行う量に限る」ですね^^

つまり、目指すのは「質の高い量」なのです!

 

英語の試験問題に向けた学習を例にとってみましょう。

試験に向かう前の準備として、単語、連語、文法、構文などのテキスト内容を頭に入れます

そして、その完成度が高まってきたら長文を解く練習を山のように行います。

そのうえで、試験問題の時間配分や解く順番、捨てる問などの判断を含め、作戦通りに試験を受けきる練習を行うのです。

 

あなたがこなす基礎練習の量が、解ける問題の量や難易度を下支えしています

そして暗記系の基礎練習は、毎日決めた量を繰りかえすことが必要です。忘れてしまうからね。

とにかく基礎の練習量をたくさんこなす訓練を先にはじめて、向かう問題の難易度が上がるにつれて、集中力を高め、勉強の質も上げる練習を行うイメージです。

 

そして「質の高い量」に大きくかかわってくる要因は、「集中力」です。

多くの学生さんが、喉から手が出るほど欲しいものでしょう。

 

しかし、自分がどれくらいの深さで集中できるのか、またどれくらい長く集中力が持続するのか、あまり考えずに、目の前に山積する「やるべきこと」に立ち向かおうとしている受験生も多いのではないかと思います。

 

そんな人は、参考にしてみてくださいね!

 

集中とはどんな状態か

言葉の意味としては「一か所に集まっていること・集めること」ですね。

裏を返せば、今解くべき問題や覚えるべきことの他に、意識を向けることが少しでもあるのであれば、それが意図的にでも、そうでなくても、「集中している」とは言えないのです。

 

一般的には、集中力が持続するのは「子供で30分程度、大人でも平均45分~50分、最長で90分」と言われているようです。

場合によっては、「高い集中力を発揮できるのは15分」という説もあるくらいです。

しかも!その集中している時間の中にも、集中の度合いに短い周期があるそうです。

案外短いですよね。受験生に必要なだけの勉強時間、あるいは試験時間よりも短いです。

 

しかし例外はあります。

優れたスポーツ選手がいわゆるゾーン、ランナーズハイのような状態を維持できるというのは聞いたことがありますよね。

最近では水泳選手で白血病を乗り越えた池江璃花子さんが、世界大会に出場できるかどうかのレースのインタビューで、

「競技中の記憶がない、あとでビデオを見ても、何に喜んでいるのか分からなかった」という発言をしていました。

 

そして、あなた自身にもこのような「(勉強以外に)長時間集中した経験」はあるはずです。

例えば、マンガを一気読みしていたら、ゲームに熱中していたら、夜が明けてしまった、とか…

 

このような経験があれば、あなたには長時間集中するポテンシャルはあると思ってよいです!

ではそのポテンシャル、どのようにすれば引き出し、活用できるのか、見ていきましょう。

 

集中を維持するために必要なこと

集中力を発揮し、維持するためには、ある程度条件があり、鍛錬が必要になります。

 

①妨げになりそうな要素を排除する

スマホを遠ざける、机の上の整理整頓、必要なものの準備、室温やにおいや明るさなど、外的な環境要因を想定しうる限り、事前に整えておく必要があります。

②脳と心を安定した状態に置く

試験中に誰かがくしゃみをしたり、鉛筆を落とすことは良く起こります。

あるいは、試験に向かう当日の電車の中で、なにか不愉快な思いをするかもしれません。

そのたびに、自分の集中が途切れてしまうようでは、実力が出し切れません。

不安や恐れ、ストレスなどを抱えすぎないように心掛けること。

学校や家庭、通学のあらゆるシーンが、日々の訓練の場になります。

③適切な休息を取る

日々の睡眠時間はきちんと取りましょう。

テスト前や試験前日に無為に睡眠時間を削ることは、②で述べた脳と心の安定状態を危険にさらすリスクが高いです。

眠さも、集中を阻害する大きな要因になることは、誰しも経験があると思います。

 

また、集中力が下がってきた、切れてしまったとき、短い時間でリフレッシュすることも、ぜひ普段から大切にしましょう!

勉強や試験の合間に、5~10分間の休憩時間を取り、深呼吸、ストレッチ、軽い運動、睡眠など、体と頭を次の一時間のためにクールダウン、あるいはウォーミングアップする時間を、あえて取ってみます。

 

座ったまま、周りの人に怪しまれずに、簡単にできる私のおススメは、こんな動き↓

息を大きく吸い込み、胸部を膨らませる

手のひらを思い切り握る・指を大きく開くを繰り返す

ゆっくりとつま先立ち・足裏を地面につけるを繰り返す

 

やってみてね!

 

 

ルーティーンを作ることの大切さ

以上のような、勉強する内容には直接関係ないように見える「集中への工夫」は、緊張し、慌てやすい試験当日にも心の支えになります。

「こうすれば自分は集中しやすい」という一種の成功体験を、日ごろから積み重ねて「良いイメージ」を持っておくのです。

 

集中の波は試験問題に合わせて作る

こういった鍛錬の先には、「試験時間と問題の配置に合わせて集中の波を作る」という実践的な工夫もあります。

試験問題は、問題の種類や形式、難易度、個人ごとの得意不得意な問がどこにあるか、配置もおおよそ決まっています。

模試や過去問への取り組みの中で、そのそれぞれに必要な集中力を、設定した時間内に発揮できるよう、自分を慣らしていくのです。

例えば、難易度が高く配点も大きいようなメインの大問を、初めに解くのが良いか、中盤、終盤に持ってくる方が集中が高い状態で取り組めるのか、あなたがどのようなアプローチを取っていくか、作戦が必要ですよね!

 

 

終わりに

「自分の集中力を自分でコントロールする」努力を積み重ね、育てていくイメージを持つことが、大切だということですね。

炭次郎くんたちも、必死で鍛えに鍛えていますよね、全集中…

 

学力を効率よく上げられるかは、

「適切な計画が立てられるか」「計画通りに実行し、改良する力があるか」の2点にかかっていると思います。

 

その2点にそれぞれ、同時に集中力を鍛えながら進んでいくイメージを持つこと学習時間の量の確保、質の維持、さらには試験時間の活用にもつながり、結果につながりやすくさせてくれること、忘れずに頑張っていきましょう!

 

 

 

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