みなさんこんにちは!
武田塾姫路校です。
今日は「受験のイメージを固める」ために、勉強以外にとても大切なことの二つ目、「大学情報を集める」について紹介したいと思います。
情報収集の方法
そのようにして情報を集めるか、その方法の選び方は「知りたいことが何か」、にもよりますよね。
●大学のホームページ
→行きたい大学がどんな学校か、位置や施設の外観・内観、研究内容、先生たちについて、公開されている情報の全てを見ることができます。
☆興味のある大学が絞れていて、深く掘り下げた情報が欲しいときはホームページがいちばんです!他の大学との比較も、しやすいです。
●塾の先生や講師、その大学の先輩に話を聞く
→その塾の前年度までの生徒さんの受験状況や、講師の先生・先輩自身の体験談を聞くチャンスもあると思います。
☆身近な人の実感や実体験を聞けると、親しみを感じられてモチベーションも上がりますよね。
●オープンキャンパス
→実際に足を運ぶことで、大学側のアピールや大学生の人たちの生活を体感できます。
☆時間や労力、場合によってはお金もかかりますが、「実際にその大学に行く」というイメージをし、決意を固めるためには、オープンキャンパスは良いですね。必要な資料もそろいます。
●比較サイト
→学部・学科・入試科目・偏差値・受入人数・などのデータについて、一括して比較することができます。
☆レベルや場所、学問分野など、一定の条件で複数の大学を比べたいときは、模試会社や大手予備校などの比較サイトが役立ちます。
アプリケーションの活用
最近は、アプリやSNSを活用する大学、そして学生さんも増えてきているようです。
集めたい情報によって、こんなツールを使っても良いかもしれませんね。
- スタディサプリオープンキャンパス オープンキャンパスの情報収集。
- マナビジョン 受験生や在学生の口コミが多い。生の声の収集。
- 学生ウォーカー 首都圏の学校情報に特化、大学周辺の観光スポットや下宿先の家賃など、学生目線の情報収集。
- ベスト進学ネット 大学だけでなく専門学校や短大の資料請求についての情報収集
- 大学公式アプリ 大学によって、受験生向けの情報公開用アプリがあるところもあります。
- 大学公式SNS 学生の活動や季節ごとのイベントなど、大学の生き生きした、ユーモア豊かな様子を覗けます。公式でなくても、部活やサークルごとにアカウントがあったりするので、気になる大学は調べてみてね^^
産学官連携とは
産学官連携という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
産学連携、産官学連携と表記される場合もあります。
これは、経済産業省が、新しい技術の創出・育成と、それを産業化することを念頭に、大学等の研究機関や産業界と積極的に連携する、という考え方です。
各大学のホームページに、産学官連携に関する取り組み(研究のレポートや発表会の様子など)が掲載されています。
自分の興味を持てる社会的な課題やその解決方法にアプローチしている学部・学科・研究室を調べることは、将来の展望と、それに繋がる志望校選択をできるので、明確なビジョンとモチベーションを持つことに繋がります。
「産学官連携」は、どうやって志望校を決めるか、何を調べたらよいのか迷っている人には、ぜひ調べ、比べてみて欲しいおすすめのキーワードです!
企業側のメリット
急激に変化する社会の中で、企業が競争力を維持するためには、新しい自社技術を常に磨くことが必要です。
しかし、企業は自社技術を生み出したり、ブラッシュアップして商品化するまでに、向き合わなければならない課題が多々あります。
そしてそれをクリアするためにかける、膨大な労力やコストを負担しなければなりません。
企業は、「研究を目的とする」研究機関の労力やコストを有効に活用することで、その負担を軽減することができるのです。
大学側のメリット
大学で扱う研究を、世の中に役立つ技術、商品として世に出す力は、大学単体では持てません。
政府や企業から、金銭面・ノウハウ面・ネットワーク面などでサポートを受けることで、大学で行っていることを、社会に役立つ形に作り上げて世に出すことができるのです。
また、大学が学生にたいして企業を支援する仕組みを持っている場合もあります。
最近では、大学発のベンチャー企業の数が激増し、大学で学んだことを活かして働くモデルケースも多くなってきているようです。
産官学連携の例
近畿大学を例にとってみましょう。
近畿大学には「近畿大学リエゾンセンター」という、各学部・各研究科と技術評価委員会・運営委員会を結ぶ機関があります。
企業と大学の共同研究や、企業から大学への委託研究、技術相談・支援、展示会出展など、産学官連携に関する活動を包括的にサポートする機関のようです。
医療・福祉・農業など多様な分野で、盛んに研究報告がされており、実際に商品化されたプロダクトもたくさん紹介されています。
産官学連携 | 研究 | 近畿大学 (kindai.ac.jp)
大学発ベンチャーの活躍
経済産業省の調査報告によると、大学発ベンチャーでは、『「大学・公的研究機関の教職員・研究者」がアカデミア出身者が経営人材(CEO)となるケースが多い』ことが分析されています。
企業の運営を、自社技術をよくわかるトップが行えることは、ベンチャー企業の魅力ではないかと思います。
(首脳陣と現場に、技術知識のギャップがあるのは、企業によくあることですから^^)
また、経済産業省では、大学発スタートアップ企業における経営人材を募集し、企業と人材のマッチングを行うプロジェクトも行っています。
おわりに
自分の専門分野、研究対象が仕事を生み出すことに繋がり、世間の役に立てることまで想定して、大学・学部を選んでいけることは、理想的だと思います。
産学官連携を活用すれば、自分では予想もしなかった研究成果や技術と結びついていくかもしれませんね。
新しいアイディアや技術、世の中の役に立ちたいという意思をもった人たちの中で大学生活を送ることができるなんて、大学に行く甲斐がある、というものです。
今日は情報収集を行うためのツールや、着目して欲しいポイントについて紹介しましたが、可能性にあふれた自分の生きていく道をイメージできるよう、この記事を参考にしてもらえるととても嬉しいです。
そろそろ部活動もひと段落、という時期になってきましたね。
武田塾では、無料受験相談を実施しています。
いつでも、教室をのぞきに来てくださいね!
お待ちしています^^