みなさんこんにちは!
武田塾姫路校です。
今回は勉強以外の大切なことについて少しお話したいと思います。
それは、「受験のイメージを固める」ことです。
進学先が決まるまで、いつ、どこで、何をしていれば良いのか、出来るだけ具体的に思い浮かべていきましょう。
そのために必要な要素は、「受験情報」と「大学情報」です!
今回はそのうち、「受験情報」について、考えていきたいと思います。
大学受験に際して、学校、学部の選び方に迷っており決め手がない、あるいは受験が不安な人は、是非参考にしてみてください。
受験情報をチェック!
各大学のホームページ
受験生のみなさんは日々勉強のことで頭がいっぱいかもしれませんが、まずは今一度、受験情報をチェックしてみましょう!
自分が受ける試験はいつあって、どんな形式で、どんな受験資格が必要なのか、といったことです。
各大学のホームページで、公開されています。
受験生に向けて情報が発信・更新されていないか、月に数回程度チェックしていきましょう。
模試会社の学校情報ページ
共通テストのボーダーや、一般入試・二次試験でどのくらいの得点率が必要なのかも知っておいたほうが良いです。
倍率に関しては、焦りを感じてしまうだけでなんの対策も立てられません。
実際に受験するときの役には立たないので気にしなくて大丈夫です。
それから、数社のネット情報を比較すると、意外と偏差値やボーダーに色々な値、幅が見られます。
それは主に、自社の模試受験者データをもとに値を算出しているからです。
ですので、基本的には、自分が模試を受けたときに、都度その作成会社が出している情報を参考にしてください。
推薦入試を受けるべきか?
推薦入試を受験するかは予め想定して受験計画を立てておきたいですよね。
推薦と一言で言っても、指定校推薦やAO入試、公募推薦、など...他にも色々な推薦入試があります。
ものによっては、誰でも受験可能という訳ではなく、一定の条件やレベルを満たす必要があることもあります。
また、大学や試験の種類によって志望理由書や自己推薦文、小論文や面接など、一般入試とは異なる対策をしなければなりません。
つまり、あなたにとって「推薦の対策を行う時間と労力をかける」価値があるか、ということが問題なのです。
私の考えでは、推薦を受けた方が良いとはっきりアドバイスできる学生さんには、2タイプあります。
一つは、「早く受験を終わらせたい人」
もう一つは、「絶対に行きたい本命の私立大学があるが、浪人はしたくない(滑り止めとして進学先を押さえておきたい)人」
早く受験を終わらせたい人というのは、もともと受験するつもりだった本命の大学(あるいは第一志望ではないが一般試験の受験を検討していた大学)の推薦を受ける人、という意味でもあります。
勉強が順調に進み、実力がついて推薦の時期にそのレベルに間に達しており、さらにその後、レベルを上げて本命を変更するつもりがない、という場合は、推薦入試は大変有益です。
推薦で受かったら進学してもよいな、と思っていて受験生としての生活を早く終わらせることを希望するなら、ぜひ受験してください。
そして、絶対に行きたい本命の私立あるいは国公立大学があるが、浪人はしたくない人というのは、「本命の大学に加えて、滑り止めの進学先を確保するためだけに、他の大学・学部の一般試験をいくつも、短期間で受けなくてはならなくなることを避けたい」という人のことです。
本命が私立の場合、滑り止めとして、受験シーズンのクライマックスである2月の国公立前期試験を受けることはほぼありません。
年が明けたら、本命が私立の人は大学ごとの対策を集中して行い、場合によっては共通テストを含む、厳しい試験日程をこなしていく必要があります。
受験する大学について、首都圏本命以外なら地元で…と考えている人などは、移動のストレスや気象条件のことも忘れてはいけません。
実際に昨年度は、雪が試験日程を直撃し、前乗りしてホテル泊、ということを試験前日に決めた生徒さんもいました。
予定外の動きに対応するのは動揺するし、リスケジュールも大変ですよね。
推薦試験は受験するチャンスを増やし、年明け以降の第一志望の対策に集中できるというメリットがある反面、滑り止めと言えど、過去問を解いたりして対策をしなければならないデメリットもあります。
自分の受験計画、試験スケジュール、志望度などを総合し、「進学したい大学」なのであれば、推薦を受けるリスクはとっても良いでしょう。
推薦試験の隠れた危険性
個人的には、推薦入試で合格して受験勉強を切り上げる際に気をつけておいて欲しいことがいくつかあります。
受験料、高額の入学金など、お金がかかることはもちろん、目指している大学があったのに、合格した後に勉強に向ける気持ちが弱くなり、受験生生活からフェードアウトしてしまう人も間々見られます。
あるいは、バイトで塾の講師をしようかな、将来学校の先生を目指そうかな、と教育系の仕事に興味がある場合には特に、「自分の受験経験」が重視されたり、指導する生徒さんの良いサンプルになることもあります。
そしてなにより、、、
一般入試で進学してくる他の同級生と、「入学時点での最終的な学力に差がつく」ことを忘れてはいけません。
大切なのは、推薦入試に受かって進学を決めた後、入学までに「自分が何をするか」だと思います。
皆さんの年頃は、時間の密度が濃く、「何もしていないこと」がその後の人生全体に大きく影響を与える場合もあります。
もし推薦で合格して進学する場合は、英検やTOEIC、他の資格試験にチャレンジしたり、新しい目標を見つけてみてはどうでしょうか^^
地図アプリを活用する!
これも個人的な、ちょっとしたオススメになりますが、地図アプリは便利です!
受験会場の様子を調べたり、ルート検索ができることはもちろん、周辺におちついて時間をつぶせそうな場所はあるか、昼食をどこで取るか、公衆トイレはあるか、もしも忘れ物や落とし物をしたときに、文具などを買い揃えられそうなお店はあるか、保護者や友達と待ち合わせるならどこか…など。
受験当日の自分の動きが詳しくシミュレーションできて、イメージが湧きやすいです。
もし普段そのように活用する習慣がなかったら、受験会場や大学の周りを地図アプリで探検してみてください。
最後に
どの大学を受験するか、この大きな選択を前向きに行い、効率的にそれを実現しようと思うなら、「受験情報」はとても大切です。
勉強すること以外にも、試験会場の雰囲気や緊張と戦ったり、他の受験生と戦ったり、自分と戦ったり、精神的にも大きな負担があるからです。
適切に受験情報を収集すれば、事前に対策を打ち、練習を行い、ベストな状態で試験に臨みやすくなりますので、怠らないよう、心に留めておいてください!
武田塾では、受験情報についても、日常的にサポートをしています。
中間考査が終わったら、ぜひ一度、足を運んでみてくださいね!