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【過去問】解きやすい大学の問題に出会うこともある?

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

非受験学年の人はまだあまり経験がないかもしれませんが、受験生の皆さんは志望校の過去問を日々たくさん解いていることと思います!

今回は解きやすい大学の問題についてお話したいと思います。要は、大学によっては自分と相性の良い問題もあるかもしれないということです。これは志望校選び、合格にも直結する話なので、非受験学年の人も意識してみてくださいね。

滑り止めの過去問は解くべき?

受験する大学の過去問による練習は必須なのでしょうか?

当たり前ですが、答えは・・・必須です!!!!私学を何校か受けるという人は、おそらく間が足りないので、せめて1年分(昨年の分)だけでも受験当日までに解いておくようにしておいて下さい。

稀に、第一志望の過去問しか解いていないという人が居ます。恐らくは、模試の判定だけで大丈夫だと思い込んでいるケースです。マーク模試の結果で決めていることが多いと思いますが、マーク模試は共通テスト形式になっており各私立大学の問題には対応はしていません。もちろん、ここで点数が取れているということから基礎が身についていると判断することは出来ます。しかし、大学ごとに問題の出題傾向は異なりますので、それを把握しておく必要があります。

また、上のランクの大学の勉強(対策)をしているので、滑り止めの対策はしなくても解けると過信していることもその理由だと思います。単純に、「レベルを落とす=簡単」というものではありません。ある程度の学力をもって望めば解ける問題もありますが、その大学のペースに慣れていないと、本番で思わぬ失態につながる恐れがあります。たとえレベルを落とした大学であっても、指定校推薦・公募推薦・AO入試などである程度の合格者を既に確保したため、一般入試が狭き門となってしまうことも想定されます。滑り止めを確実におさえておきたい人は、特に注意しておかなければなりません。

同じ偏差値でも問題を作る人が違う

2次試験(筆記試験)は一部を除き、各々の大学の教授が問題を作成する事が多いです。つまり、相性の良い大学の問題があったりするんです。これが、俗に言う「自己採点の判定を完全には信用出来ない理由」の1つです。「D判定、E判定からの逆転」があるという事は、同時に「A判定・B判定でも安心は出来ない」という事。

大学受験は最後まで、本当に何が起こるか分からないものです。みなさんは模試の判定をいつも気にしていると思います。もちろん、模試の判定は志望校を決める指標となります。ただし、その結果はあくまでも参考程度にとどめましょう!自信を持つのはとても良いことですが、それで浮かれていては掴める合格も「さようなら」です。しっかりと気を引き締めて、自分に出来る事を最後の最後まで頑張ってみましょう。

相性の良い問題って?

出題形式や問題のレイアウト、大問の数、字体などを含め、入試問題には難易度だけでは判断できない「解きやすさ」というものがあります。

それは人によって違うのですが、長文演習や過去問を解いていて、「あれ?なんかここの問題解きやすいな」と感じた経験はありませんか?

そう思った大学の問題とは相性が良いと言えます。当たり前ですが、相性が良いと点数も取りやすいです。つまり、偏差値が似通っていても、自分にとって"より受かりやすい"大学があるかもしれないということです。

塾生には夏休みに、滑り止めの分も含めて志望校の過去問にチャレンジしてもらいました。やはり皆それぞれ「あれが解きやすい、これが解きやすい」というのがあったようです。ただし、科目によってばらつきがあるので一科目だけで判断してはいけません。例えば、英語と国語が割と簡単だと思ったとしても、日本史が難解だと有名な大学があったりします。夏休みという早めの時期に過去問を解くことによる最大の気づきは、おそらく「滑り止めの過去問でも意外と難しい」ということでしょう。講師目線で見ていると、その気づきによって勉強に向かう姿勢にも色々と変化があるように感じます。

滑り止めのを選ぶときは...

例えば、京都産業が第一志望で、神戸学院が第二志望だという人は多く居ます。何故このセットなのかというと、実はこの二校の入試問題は、難易度こそ違えど、大問の数や問題の雰囲気がかなり似ているのです。

なので、京都産業を目指している人からすれば、神戸学院は滑り止めとしての対策が比較的容易だと言えます。逆に、神戸学院を目指している人にとっては、過去問を解いて対策をしていれば、上のレベルに滑り込める可能性があるかもしれないということになりますね。

問題との相性の良し悪しとは少し話がそれてしまいますが、今回の記事の序盤で滑り止めはあまり対策が必要ないなど、「レベルを落とす=簡単」ということではないと述べました。「滑り止め対策にあまり時間を割きたくない!でも絶対に落ちたくない!」という人は、この二校のように問題傾向が似ているものを組み合わせると少し負担が減るかもしれません。

最後に

相性が良い・悪いの話をしましたが、それは問題を解いてみて初めて分かることですよね。もちろん、科目にもよりけりだと思います。演習問題を解くときに出題先の大学を少し意識したり、同じ難易度の大学の問題を気分転換に解いてみると何か発見があるかもしれません。志望校を決める際の参考にしてみてください。

ただし、第一志望大学しかり滑り止め大学しかり、過去問だけを解き続けて満足している人は注意してください。過去問を解いていると、手ごたえを感じられたりするので面白みがありますが、時には参考書に戻って過去問に縛られない勉強もするようにしてください。過去問だけを解いていると、その大学の出題形式・傾向が変わったときに対応することが難しいからです。また、急な志望校変更をするときも同様に対応が難しいです。どの大学を受験する人も、まずは参考書や問題集などで基礎をしっかり固めてください。場合によっては、多くの大学で頻出である応用箇所をおさえておくと良いでしょう。まさかの事態に柔軟に対応できる力を身につけましょう!

 

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