大学受験に英検利用は使えない、、わけはない!取るべき理由・メリット|何級?目標スコアは?
みなさんこんにちは!
武田塾 東久留米校統括の井関です!
今回は、
大学受験と英検の関係
についてお話しします!
「大学受験に英検は必要?」
「英検を持っていると大学受験に有利なの?」
「何級からどう受験に使えるの?」
などなど、
武田塾生や受験相談でも
多く質問をいただく話題です。
気になっている受験生の方も
多いのではないでしょうか。
結論から言うと、
英検は大学受験に必要です。
なぜなら、
持っているだけで
受験を有利に進められることが
多いからです。
というわけで今回の記事では、
英検1級 合格3回、
TOEIC 満点を取得
した僕が、
・英検はなぜ大学受験に有利なのか
・英検を取るメリット
・英検S-CBTやTEAPの特徴
について解説していきます!
大学受験にあたって
英検の取得を考えている方、
英検のメリットを知りたい方は
ぜひ参考にしてください!
★この記事を書いている井関のプロフィール★
英検®︎1級 合格3回、
TOEIC®︎ 990点取得、
『Be動詞もわからなかった私が数年でTOEIC満点をとった 英語独学法』著
塾歴:6年以上。
大学受験における英検利用について
英検は
「実用英語技能検定」
の略です。
レベルは5級〜1級の全7段階で、
3級以上は二次試験にスピーキングが
課せられます。
実は現在の大学受験では、
いろいろな大学が
英検などの英語資格を利用できる
「英語外部検定利用入試」
を実施しています。
これは、
外部の英語検定の成績や点数を利用した
入試スタイルです。
つまり、英検を持っているだけで
受験を有利に進められたり、
そもそも英検を持っていないと
受験ができない方式ができているのです。
初めに、
「英語外部検定利用入試」には
どのような種類や利点があるのかを
紹介します。
英語試験が免除される
英語の外部検定で
良い成績をとっていれば、
入試の際に
英語試験そのものが免除される
大学があります。
英語以外の他の科目に集中して
入試対策できるのが
大きなメリットでしょう。
共通テストや個別試験の点数に換算・加点される
英語の外部検定の成績やスコアを持っていれば、
共通テストや個別試験の点数に
換算や加点をしてくれることもあります。
英検などのスコアによっては
自動的に満点に
換算してくれる場合もあり、
実質、英語の試験が免除となります。
換算も加点も、
実際の試験結果よりも
点数を増やしてくれることになるので、
入試では大いに有利に働きます。
英語で点数を取る自信がない人は、
前もって英検をとっておくだけで、
十分保険にもなるでしょう。
出願資格に指定している大学もある
出願条件に
英検の取得やスコアを義務付けている
大学や入試制度もあります。
つまり、
大学が指定する英検の資格を持っていないと
出願することすらできないのです。
一見とても厳しい制度のように思えますよね。
しかし、このような大学では、
出願時に英検を要求する代わりに、
試験では英語が
免除されていることが多いです。
なので、英語の入試勉強をする必要がなく、
他の教科に注力して対策ができる
メリットがあります。
加えて、出願できる学生が限られるため、
入試倍率が低くなるというメリットもあります。
合否の判定に関わることもある
大学によっては書類審査の時点で、
英語の外部検定の成績を持っているかいないかが
合否の判断基準になっています。
英検を持っているだけで優遇されるので、
確実に書類選考に通りたいのなら
取得しておくことをオススメします。
何級まで取ればいい?
では、
入試に利用するためには、
英検は何級まで取っておくのが
よいのでしょうか。
基本的には、
「2級」か
「スコアを1980」
は取っておきたいです。
各大学の
点数換算や免除の対象の線引きが、
「2級」か「スコアを1980」
が多いからです。
ともあれ、
GMARCH以上を狙うのであれば、
どちらにしても個別入試で
英検2級以上の英語力は必要ですし、
早稲田・慶應・上智を目指すのであれば、
準1級レベルの英語力を
持っていることが望ましいです。
また、英語の試験の点数が
英語外部検定のスコアになる
立教大学を目指す場合も、
英検は準1級を目指し、
その中でも高いスコアを取っておきたいです。
「級」か「スコア」かどちらを目指すか
「級」を取るべきか、
「スコア」を取るべきか。
英検を受験で利用する場合は、
これも非常に重要です。
というのも、
英語外部検定利用入試で英検を利用する場合、
大学によって求める条件が異なるからです。
その際、
「その級に合格しているかどうか」
ではなく
「スコアはいくらか」を
条件にしている大学もあります。
仮にスコアを要求されている場合、
あえて低い級を受験して、
高得点を狙うという戦術もできるのです。
たとえば、
早稲田大学の商学部の
「英語4技能テスト利用型」は、
英検準1級か英検1級を持っていないと、
出願できません
(2級以下は出願不可です)
逆に、
立教大学の英語の点数は、
英検のスコアや共通テストの点数が
換算されます。
この際、英検の級については
特に言及がないため、関係ありません。
つまり、
準一級で2304点(合格点)を取ろうが
2級で2304点(90%弱)を取ろうが、
扱いは同じ、
というわけです。
3級の満点が2200、
準2級の満点が2400
なので、
自分がどのくらいのスコアを
目指すのかによって、
英検の難易度を調整する、
という戦略もアリです。
いずれの場合も、
大学が求めている条件を見て、
自分が満たしているか、
自分がどこを目標にするべきかを
必ず確認してください。
大学受験で英検を選ぶことのメリット
大学受験の「英語外部検定利用入試」では、
英検以外にも、
GTECやCBT、TEAP、IELTSなど、
さまざまな検定のスコアを利用することが
可能です。
その中で、
英検を利用するメリット
が以下の3つになります。
①何度でも受験できる
②外部検定の中でも
英検が一番採用率が高い
各メリットについて
詳しく見ていきましょう。
①何度でも受験できる
英検は受験前に何度でも受験できます。
一次試験と二次試験に分かれている
「従来型」は年に3回、
ネット環境を用いることで
一日ですべての試験を実施してしまう
「S-CBT型」は年に6回、
開催されているため、
大学受験と比べてチャンスが非常に多いです。
大学入試は試験の開催が
1回だけのところが多いですよね。
いくら勉強しても、
本番で良い結果が出なければ
合格にはつながりません。
しかし、
英検は何度でも挑戦できます。
受験生でなくても
高校1年生や2年生の間に
取得しておくことができます。
前もって英検を取得しておくことで、
心に余裕を持って大学受験に臨めるでしょう。
※受験で利用する場合は
「出願日から2年前まで」
という条件になっている大学が多いです。
つまり、現役生の場合は
高校1年生の2月以降に取得したもの
でないと利用できません。
②外部検定の中でも英検が一番採用率が高い
上述のように、
英語の外部検定は英検以外にも、
GTECやCBT、TEAP、IELTSなど
様々あります。
その中で、
英語外部検定利用入試で
一番採用されている外部検定が
英検なのです。
多くの大学が実施している
英語外部検定利用入試のうち、
98%近くが英検を採用している
というデータも出ています。
(2%は上智のTEAP利用入試なのではと
個人的には思います。。)
英語の検定を利用するのであれば、
「英検を持っていたら間違いない」
と言うこともできるでしょう。
要は一番潰しがきく
外部検定なのです!
たとえば、
2021年度入試(2022年1~2月入試)の
東洋大学では、
2級合格ラインの1980点以上で80点、
準1級合格ラインの2304点以上で満点
の換算でした。
第一志望のために取得した英検が、
第二志望や滑り止めの大学に
利用できるというのは、
大きなメリットと言えそうですね!
英検S-CBTとは?
2種類の英検
上にも書いたように、
英検には2種類あります。
1つは「従来型英検」と呼ばれるもので、
一次試験に
リーディング・リスニング・ライティングを、
二次試験でスピーキングが実施されます。
一次試験が基準のスコア以上にのっていないと
二次試験のスピーキングは受験ができません。
対してもう一つが
「英検S-CBT」と呼ばれるものです。
これは、受験日に
リーディング・リスニング
ライティング・スピーキング
のすべてを実施するもので、
1日で受験が終わるというメリットがあります。
また、
一日で4技能すべての受験が可能なので、
不合格になったとしても、
スコアを得ることができます。
(従来型の場合もスコアは得られますが、
スピーキングの分が入っていないのです)
たとえば、
A君が準1級を受験したとして、
スコアが「2200」で合格点の「2304」に届かず
不合格になっても、
スコアを利用する受験では使用できるのです。
上で使った東洋大学を例に挙げると、
2150点を90点に換算してくれるので、
A君は準1級は持っていないが、
東洋の受験では英語が90点換算となるのです。
なので、
受験で英検を利用することを
考えている場合は、
S-CBTは必ず受けておくべき
といえます。
チャンスが最大年9回
加えて、
従来型は1年に最大3回しか
受験ができませんが、
S-CBTは1期間に2回、
1年間に最大6回の受験が可能です。
つまり、
これらの2種類の試験を組み合わせることで、
最大年9回英検を受けられる
ということです。
合格するためには、
チャンスは多ければ多いほど良いので、
ぜひ併用して受験してみてください。
TEAPとは?
英検の次に
オススメの英語外部検定として、
TEAPがあります。
これは、日本の高校生向けに作られた
大学入試専用の外部検定です。
試験の出題内容は、
大学入学後の授業や生活を意識したものが多く、
まさしく大学受験生向けと言えます。
上智大学がTEAPを積極的に採用しており、
TEAPを受けないと利用できできない
入試制度もあります。
最近では、
TEAPを採用する大学も
増えてきているようですから、
併願校にも使える可能性があります。
ただし、TEAPは
英検とは全く違う出題内容です。
なので、
英検の片手間に受験しても
合格できるとは言えません。
TEAPを受験するのなら、
その分対策も増えるので
注意してください。
英検利用について まとめ
大学受験を有利に進めるには、
英検の取得がオススメです。
たとえ受験学年ではなくても、
前もって英検を取得することで、
受験生になったときに
間違いなく得をします。
もちろん、大学受験だけでなく、
英語力の向上のためにも英検は効果的です。
自分の英語力を伸ばす目的で
受験するのも良いと言えます。
英検は受験できる回数が多く、
チャンスがたくさんある試験です。
ぜひ、英検の取得を目指してみてください!
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武田塾東久留米校教務。
参考書学習で受験に挑み早稲田大学、上智大学にW合格
センター試験と一般受験の必勝法をそれぞれ独自に編み出し、
当時のセンター試験得点率93%(日本史、古文、漢文満点)
武田塾チャンネルを参考に勉強をしていたから、武田塾の知識も全国で見てもトップレベル!
武田塾東久留米校・田無校・ひばりが丘校統括。武田塾4期生。
偏差値31から武田塾に高3の4月に入塾し、明治大学商学部に現役合格した。
明治大学入学後、独学でイギリスの国公立大学であるイースト・アングリア大学にも進学。
まさに武田塾のレジェンド。
TOEIC990点満点、英検一級、ケンブリッジ英検CPEに合格している実力派講師。
緻密に計算された受験計画に抜け漏れなどない。
以下のフォームからお問い合わせください。
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