みなさんこんにちは!
東久留米市の学習塾・予備校、武田塾東久留米校です!
みなさんは「看護系・保健系はブラックだ」という噂を聞いたことはありませんか?
筆者は医療系の大学を出て、医療職として病院で勤務していました。
なので、今回の記事では実際に病院で働いた経験をもとにして、看護系や保健系の内情についてお話しをしようと思います。
主に、医療・看護・保健系の
・大学に進んでよかったことや大変だったこと
・働いていてやりがいを感じたことや辛かったこと
・医療系に向いている人と向いていない人
について詳しくお伝えします。
将来看護系や保健系など医療職に就きたい、
または、医療系の大学に進みたいと考えている方は、
ぜひ参考にしてください!
看護・保健・医療系の大学・専門学校について
看護系・保健系の大学では、医療に関する国家資格の取得を目指して勉強します。
医療系の国家資格を取得するためには、専門の知識を学べる学校を卒業する必要があります。
学校は大学だけでなく専門学校や短期大学など、資格によって様々です。
そして国家資格は、専門の学校を卒業するだけで得られるわけではありません。
卒業に加えて、国家試験に合格する必要があります。
(栄養士など、国家試験を受けなくても卒業と同時に取得できる資格もあります。)
看護系・保健系の大学は、4年間通うことで医療に関する知識を学びます。
一方で、専門学校や短期大学は2年または3年です。
まずは、医療系の"大学に"進学してよかったことと大変だったことをご紹介します。
医療系の専門学校や短大との違いだけでなく、大学の他学部と比較したことについても解説します。
大学に進学をしてよかったこと
私が医療系の大学に進学してよかったことは主に以下の4点です。
①キャンパスライフを楽しめる
②時間に余裕がある
③就職や転職で有利
④就職活動が比較的楽
①キャンパスライフを楽しめる
様々な学部がある総合大学に進学すると、医療系の学部以外の学生と交流を持つことができます。
総合大学は部活動やサークル活動も盛んであることが多く、大学生活を満喫するにはピッタリの環境です。
同じ志を持った同級生との交流はとても大切です。
しかし、病院で勤務すると周りはみんな医療職であり、医療職以外の方と交流できる機会はぐんと減ります。
なので、せっかくなら大学生のうちに様々な人とかかわることをオススメします。
総合大学なら、医療系以外を志している学生とも親しくなりやすく、広い視野を持てるようになるでしょう。
また、専門学校は大学を卒業して社会人になった方が再度学び直しとして入学してくることもあります。
もちろん大学にも社会人経験を持つ方はいますが、専門学校ほど割合は高くありません。
大学は、同級生のほとんどが同世代です。
同じ感覚や価値観の学生と、学生特有のノリで楽しめるのも大学の魅力でしょう。
②時間に余裕がある
医療系の大学は、医者や薬剤師を目指すなら6年制、それ以外の職種では4年制です。
専門学校や短大の場合、2年制または3年制が多いです。
専門学校や短大は、最短で資格を取得するために短期間で効率よく知識を学ぶことができます。
一方、大学は4年間あるため、比較的時間に余裕を持って学ぶことができます。
専門学校と比べて時間に余裕があるため、
大学ではより幅広い内容を学んだり、実験や研究など理論的に考える力を身につける機会が多いです。
国家試験の内容を詰め込むのでなく、医療を学問としてジックリ学びたいのであれば大学で学んだ方が良いでしょう。
③就職や転職で有利
病院や企業に就職する際、専門学校卒よりも大学卒の方が給料が高くなります。
同じ資格を持っているのにもかかわらず、です。
専門学校や短期大学は大学よりも卒業までの年数が早く、生涯年収で見ると得をしているように見えます。
しかし実際は、大学の方が1ヶ月にもらえる給料が高いので、生涯年収で比較すると大卒の方が高くなります。
どのくらい高くなるかは職種により異なりますが、
例えば看護師は、大卒と専門卒で1ヶ月に平均1〜3万円の給料の違いがあるといわれています。
加えて、転職時も大卒の方が有利です。
仮に医療職以外の職種に転職を希望するようになった場合、大卒と専門卒では選択肢の幅が大きく異なります。
近頃は大卒でないと就職することができない会社も多いです。
別の資格を取得しようにも、資格の取得条件に「大学を卒業していること」と記載している資格もたくさんあります。
将来の選択肢を広げるという点では、大学を卒業していた方が良いと言えます。
④就職活動が比較的楽
就職活動が比較的楽というのは、他学部と比べたときのメリットです。
一般的な企業の求人は、人気の求人であれば様々な学部の人が応募をするため、倍率がとても高くなります。
履歴書やエントリーシートでの選考では学歴や取得資格などで選別されることも多く、
よっぽどの強みや特技を持っていないと内定をもらうことは難しいです。
医療系の職種の就職活動は、あくまでも資格を持っていること、または取得することを前提に行われます。
求人に応募できる人は、資格を持っているまたは取得見込みのある人だけです。
一般企業と比べると、たしかに医療職の求人数は少ないです。
それでも一般企業よりも倍率は低いことが多く、競争率も下がります。
さらに医療系の学部は実習が行われるのもあり、就職活動を行う期間も短くなっています。
なので、他の学部に比べて就職活動に割く時間や労力は少なめになるのです。
資格さえあればいつでも転職ができるというのも魅力でしょう。
医療職は病院勤務であれば、どこの病院でも給料に大きな違いはありません。
資格さえあれば転職や再就職もしやすく、資格がない場合と比べて、退職や転職のハードルが低いのもかなりのメリットであると言えます。
大学に進学をして大変だったこと
医療系の大学に進学して大変だったことは以下の3点です。
①一般教養の授業がある
②入学までの勉強が大変
③授業選択に自由がない
①一般教養の授業がある
大学では、医療系の授業の他に一般教養を学ばなければいけません。
一般教養は社会で生活していくための知識を学ぶ授業であり、法律や経済など多岐にわたります。
医療系以外の知識を学べるのはメリットでもありますが、デメリットにもなります。
一般教養は、専門知識と同様に卒業するために必須の授業です。
一般教養で悪い成績を取ったりすると、それが原因で留年をする危険性も出てきます。
専門学校と比べて、勉強量が増えると捉えることもできるでしょう。
②入学までの勉強が大変
医療系の大学は、専門学校よりも入学試験の内容が難しいです。
国立大学を志望するのであれば共通テストの受験が必要だったり、教科数も多かったりします。
合格するためには多くの勉強量が必要になるでしょう。
ただし、近年では私立大学を中心に、一般入試だけでなく推薦入試やAO入試を取り入れている大学も増えています。
教科数を絞って受験することもできるので、自分の学力や得意教科に合わせて入試方法を選ぶということもできます。
③授業選択に自由がない
授業選択に自由がないというのは、大学の他学部と比べたときのデメリットです。
通常、大学では自分の好みに合わせて授業を選択することができます。
しかし、医療系の学部には必修授業、要は必ず選択しなければならない授業が多く、授業選択にあまり自由がありません。
必修授業の数自体も多いので、毎日朝から夕方まで授業がびっしり詰まっていることも多いです。
大学生といえば、余裕のある時間割を作れるのが魅力ですが、
医療系の学部の時間割には余裕がないと考えた方が良いでしょう。
働いていてやりがいを感じたこと・辛かったこと
医療職として病院で働いていて、やりがいを感じるのは「人から感謝をされた」時です。
医療職は人から感謝される機会が多い職業です。
患者さんの治療やお世話、精神的な面でのサポートに携わるため、感謝の言葉をもらうことが多いと言えます。
自分が人の役に立てる喜びは、医療の仕事の中で一番のやりがいと言えるでしょう。
仕事を通して人に感謝をされたい、人のためになる働きをしたいと思う方にとっては、何よりの喜びになると思います。
一方で、働いていて辛かったことは「残業の多さ」と「人が亡くなる」ことです。
どの職種にも言えますが、医療職は特に残業が多いと感じます。
しかも、どの職場でも残業代の発生しないサービス残業が多いです。
というのも、医療職の業務は主に患者さんの数や状態に左右されるからです。
「今日の業務は全て終わった!」と思っても、急患や患者さんの状態悪化に伴い、突然業務が現れることもあります。
病院によっては毎日激務なこともあり、プライベートな時間がほとんどなくなることもあるようです。
人が亡くなるのは、病院で働いている以上仕方のないことと言えます。
割り切って働くことが重要でしょう。
しかし、気にかけていた方が亡くなったり、前日まで元気だった方が急変したりすると、精神的に辛いものがあります。
仕事は仕事、と切り替えられるなら問題はありません。
しかし、精神が繊細な方や人の生死が気になる方にとっては、とても辛いことだと筆者は感じます。
看護・保健・医療系に向いている人・向いていない人
医療系の仕事に向いている人は、なんといっても「他人のために働ける人」です。
医療職は、時には自分の時間や業務を犠牲にしてでも他人のために動くことを求められます。
普段から他人を優先して動ける人は、実際の現場でも活躍できるでしょう。
同様に、「責任感が強い人」も医療職に向いています。
医療職の仕事は、常に他人の命に関わります。
一度取り組んだことを最後まで続けられたり妥協をしない人でないと、医療職として働くのは厳しいです。
自分の判断や対応に責任を持つことも要求されるので、責任感があるというのは非常に重要です。
対して、医療職に向いていない人は「自分中心の人」です。
患者さんのために動くのはもちろんですが、医療現場ではコミュニケーションも重視されます。
同業種だけでなく他業種の人と協力して医療を提供する場なので、自分中心でしか動けない人は医療職には向いていません。
他人と協力して働く自信がないのなら、医療職はやめた方が良いでしょう。
また、「体力や精神力に自信がない人」も医療職を避けた方が良いかもしれません。
特に、病院勤務はとにかく体力勝負です。
多くの業務に対応するだけでなく、時には病院中を駆け回る必要も出てきます。
勤務時間が長かったり、夜勤で不規則な勤務を強いられることもあるので、体力は必要不可欠なのです。
加えて他人の生命に関わる業務なので、精神的なタフさも必要になります。
看護・保健系の真実 まとめ
今回の記事では、看護系や保健系の大学、そして医療系の仕事の実情について解説しました。
実際に働いていた身としては「医療系はブラックである」というのは、確かに本当であると言えます。
ただ、医療系の大学に大変だったことや勤務して辛かったことはたくさんありましたが、良かったことややりがいを感じたことも同じぐらいあります。
特にやりがいに関しては、医療職でよかったと思ったことも多いです。
医療職は人の役に立つことができ、資格の面で見ても就職や転職にはとても有利に働きます。
看護系・保健系の大学を目指している方は、ぜひそのままの目指してみてください!
応援しています!!
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参考書学習で受験に挑み早稲田大学、上智大学にW合格
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当時のセンター試験得点率93%(日本史、古文、漢文満点)
武田塾チャンネルを参考に勉強をしていたから、武田塾の知識も全国で見てもトップレベル!
武田塾東久留米校・田無校・ひばりが丘校統括。武田塾4期生。
偏差値31から武田塾に高3の4月に入塾し、明治大学商学部に現役合格した。
明治大学入学後、独学でイギリスの国公立大学であるイースト・アングリア大学にも進学。
まさに武田塾のレジェンド。
TOEIC990点満点、英検一級、ケンブリッジ英検CPEに合格している実力派講師。
緻密に計算された受験計画に抜け漏れなどない。
以下のフォームからお問い合わせください。
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