こんにちは!武田塾東久留米校統括の井関です!
突然ですが、
みなさんは学校や個人で、模試を受けていますか?
進研模試(ベネッセ模試)、河合模試(全統模試)、駿台模試、東進模試などなど。。
受験生は多くの模試を受けることになるかと思います。
ということで今回のブログでは、
「模試を活用した勉強法」
「模試の効果的な復習のやり方」
についてお話していきます!
結果表を見て、
「うわ、英語の偏差値50きってるわ…」
「第一志望E判定だった…」
というネガティブな人もいれば、
「英語9割越え~!」
「第一志望、もうA判定もらっちゃってるんですけど♪」
なんてポジティブな人もいるかもしれませんが、、
今回ご紹介する模試の復習方法は、
どんな結果であろうと全員がするべきこと、
になっていますので、
第一志望に合格したいというあなたは、
模試の結果に左右されることなくぜひ実践してください!
模試とは問題集である
結論からお話していきます。
「模試は本番形式で解く問題集」
です。
もう一度言います。
模試とは、問題集です!!!
みなさんには最初に、模試に対してこの考え方をもってほしいです。
というのも、
受験生のみなさんの学力は、受験日当日まで伸び続けるものです。
それなのに、
どうして成長途中の段階の結果に一喜一憂しなければいけないのでしょうか。
もちろん、「現在地を知る」という意味でも、模試(成績表)は大切です。
(これについては後述します。)
しかし、
受験生のみなさんには基本的に、
「模試とは”今の実力でどれだけ解けるか”をはかるための問題集」
という認識でいてほしいです!
最初に模試に対してこの認識をもっていただければ、
模試の結果に右往左往することはなくなるかと思いますし、
次からご紹介する「模試の復習のやり方」や「模試を活用した勉強法」の理解がしやすくなるはずです。
模試の復習のやり方
では、「模試は問題集」という認識をもっていただいた状態で、
具体的な復習方法・勉強法をお話していきます!
①まずは自己採点せよ。
模試を受けたら、まずは自己採点をしましょう。
問題集でも「間違えた問題には印をつける」は必須ですよね。
それと同じこと。
つまり、
「どこができなかったか」をまずは自分で認識しましょう。
自己採点については、
特に国公立志望の人は必ず100%の精度でできるように本番までに準備しておきましょう。
というのも、国公立志望のみなさんは、
基本的には共通テストの結果を受けて、二次の国公立大学への出願を考えることになります。
そして、
「共通の点数がこれくらいだから、二次ではこれくらい取ればいい!」
という戦略立ても行います。
つまり、自己採点の精度が低いと、その想定がズレてしまうのです。
自己採点より実際の点数が高ければ儲けもので済みますが、
もし自己採点より実際の点数が低かったら「こんなはずじゃないはずだー!」と、心の中で叫ばなければいけなくなります。
自己採点、舐めないように。
②解説を確認し、間違えた問題は今解けるか判断せよ。
解答のチェック(自己採点)が終わったら、解説を読みます。
できなかった問題はもちろんのこと、
できた問題でも、不安があれば必ず解説や解答の根拠を確認するように。
ここで大切なのは、
「そもそも間違えた問題は習っていたのか」
ということです。
習っていない、独学者の場合はまだ見ていない範囲の問題は、解けなくて当然です。
そこを無理に理解しようと時間を使うのは非常にもったいないし、効率的でもありません。
ですので、
「範囲的には習っていると認識できる」
「解説を読めばいっていることはわかる」
という問題を、まずは優先的に復習しましょう。
このとき、知識系の科目や分野(化学の一部や生物、社会科目)は、
「まとめノート(苦手克服ノート)」を作るのも手です。
自分が間違えた知識や抜けがちな項目について整理して書いておくと、
これ一冊で苦手部分を見直すことができますし、
直前期の再確認がしやすくなりますよ!
③問題を解きなおしをせよ。
解説の確認を終えたら、その問題をもう一度解きなおしましょう。
解説を読んで「わかる」だけでは、次も同じ間違いを犯す可能性があります。
必ず問題集演習のときと同じように、「できる」「解ける」という段階まで確認しましょう。
(いままで問題集を解きっぱなしにしていた人は、そもそもそこの精度から上げていこう。)
そして、ここでもし、何度も解けない問題があったら、
そこがあなたの苦手分野・覚えにくいところだということです。
使っているノートや参考書、上で紹介したまとめノートに付箋や目印をつけておき、
すぐに見直せる体制を整えておきましょう。
もちろん、わからなければ学校や塾・予備校の先生、友達にきいて解決することも忘れずに!
全科目共通で行うことは以上になります!
ここからさらに、科目別に復習や解きなおしの際のポイントをご紹介していきます!
科目別 模試の復習のやり方
英語
まずは、みんな大好き(だったらいいな)英語から。
単語・文法
文法問題や長文の穴埋めなど、
単語や熟語、文法が問われている問題のミスは、知識の抜けがすべてです。
必ずインプットしなおしましょう。
普段使っているシス単などの単語帳にチェックを入れたり、
対応する文法系問題集や講義系参考書を再確認し、
付箋などを貼っておいたりしましょう。
長文中にでてきた単語や表現方法についても、
同じように単語帳や熟語帳へチェックをつけておきましょう。
長文
長文の読解問題については、
「どうせ答えがわかっているからやる必要なくない?」
と思う人もいると思います。
(僕がまさにそうでしたから。笑)
しかし、解答根拠をしっかりと確認しながらもう一度文章を追ってみましょう。
入試本番のレベルに近い問題を使って実際に解答に至るプロセスをなぞるだけでも、
長文の読み方を身に着ける勉強になります。
国語
国語については、ほとんど英語と同じ勉強法でOKです。
単語・文法
漢字や言葉の意味、古文・漢文の単語や文法、活用・助動詞などは
単純な知識不足や知識抜けですので、
次出たら絶対に間違わないようにしっかりとチェックしておくこと。
長文
長文も英語と同様、解答根拠をなぞり、できれば、自分で再現できるか、というところまで復習してほしいです。
「長文は数」「長文はカン」
とよく言われますが、
それは正しい読み方、つまり、「出題者の視点になって解く」
という読み方ができているうえでの話です。
模試の問題を活用して、正しい読み方・解き方で解答を導き出すという経験を積みましょう。
数学
数学については、
解説を読んだあとの解きなおしの際に、
「記述試験だと思って」しっかりと解答を論述しながら
解きなおすことがポイントです。
このとき書いた途中式のチェックをすることで、本当に理解したかどうかを確かめることができます。
ちなみに、数学については模試当日もポイントがあります。
それが、「たとえマーク式であっても途中式を書く」ということです。
これをすることによって
自分の考えを整理しながら進めることができますし、見直しもしやすくなります。
もし「マークに入る数字の桁数が違う!」となっても、
自分が書いてきた解答プロセスを遡って確認することができますからね!
「そんなの書いている時間がもったいないよ!」といわれるかもしれませんが、
「それに慣れるための模試」であり、
「解答プロセスを書いても時間が余るように」というのが、目指すべきスピードですよ。
物理
物理は数学とほぼ同じと考えてよいです。
数学同様、解きなおしの際は答えをどう導いたのかというプロセスもしっかり記述し、
解答根拠まで理解しているかどうかを確かめてください。
もちろん、試験当日にプロセスを書くことも同じですからね!
生物
知識の確認が中心となる生物ですが、
生物の問題には、はじめて見る問題形式や聞かれ方があるというのが特徴です。
ですので、まずはその形式を確認しましょう。
解説を見て「ああ、そういうことだったのね!」となれば、
今まで触れてきた問題数が少なかっただけで、
知識のインプット自体はできているということになります。
逆に、
習った範囲のはずなのに解答を見て初めて知った言葉などがあれば、必ず確認するように。
普段使っている教科書や講義系参考書にチェックをつけるもよし、
上で書いた「まとめノート(苦手克服ノート)」にまとめるもよしです。
ただし、もしまとめるならば一点注意。
あまりに綺麗にまとめようとしすぎて、まとめの時間そのものに時間を使いすぎるのはNGです。
僕はこの「まとめる」という作業が大好きだったので結構時間を使ってしまっていたのですが(笑)、
「自分が確認すればわかる!」という状態で問題ありませんからね!
覚えるべき用語は赤シートで隠せるようにオレンジで、
解答のポイントや考え方は緑で、
補足のワンポイントなど、その他の情報は青で書いていました。
こういう自分ルールも決めて書くと、より自分だけのノートになっていきます。
化学
化学の勉強方法は、
問題によって物理か生物の勉強法を採用してください。
理論分野で多い計算問題ならば、
物理・数学のように解答プロセスまで含めた確認をし、実際の模試や試験では問題にプロセスを書き込む。
無機や有機分野で多い知識問題、あるいは知識・計算の複合問題ならば、
知識のインプットを確認しつつ、計算過程も確認するという形になります。
模試ならではの出題方法・形式にも、ここで慣れておきましょう。
これは化学以外にもいえることですが、
知識分野の復習の際は特に、
常に参考書やノートへのチェックを忘れることなく行いましょう!
社会科目
最後に日本史・世界史・地理・倫理・政経をはじめとする社会科目についてです。
社会科目は生物に最も近い勉強法となるでしょう。
まずは問題の出題形式をしっかりと確認する。
そして、知識のインプットができているかどうかの確認を、
自分の答え(マークしたもののメモ)と解答・解説を照らし合わせながら行い、
抜けがあったら参考書やまとめノートを活用しましょう。
このときオススメなのは、
問題の文章をそのままインプット教材として利用する方法です。
たとえば正誤問題であれば、
あえて紛らわしくなる知識を組み合わせてつくっているはずなので、「間違えさせ方」も含めて覚えてしまいましょう。
穴埋めの問題も、
問題集や参考書で見たことのない関連づけ方がでるかもしれません。
逆にいえば、
今までの問題集や教科書で見ていなかった文章ほど、
新たな例文として使えるものはないので、
その文章を教科書の文章、空欄を太字部分だと思って活用してみてください。
また、地図が関係する問題については、
白地図を印刷して自分で書き込むのが非常に効果的です。
僕は地理選択だったのですが、
地誌(○○川の場所や、各都市・各地域における産業の特徴など)については
白地図をネットからダウンロードして印刷し、自分で白地図に書き込んでいました。
オレンジペンで書けば赤シートで隠すことができる「まとめプリント」にもなりますので、参考にしてみてください。
模試で”現在地”を知る!!
模試を活用した勉強法については以上になります!
最後に、勉強法と合わせてやってほしい模試の活用方法をご紹介します。
それが、「自分の現在地を知る」という活用法です!
ここでやっと、模試の結果表を見ることになります。
偏差値を見れば、
「全国の人たちに比べて、自分がどの程度できているのか」がわかりますし、
志望校判定をみれば、
「志望校に合格するにはどれくらいの得点アップが必要なのか」がわかります。
各大問・分野別の分析やチャートも出るはずですから、
自分が苦手な分野を視覚的にとらえ、
以降どの分野の復習をより重点的に行うべきか、
という勉強法の洗い出しや整理にもつなげることができます。
結果に一喜一憂するな、とは言いません。
ただ、一喜一憂するのなら一瞬だけにしてくれ、とみなさんには伝えたいです。
(それが悔しさや危機感につながり、その後の勉強のガソリンとエンジンになってくれるのならなおよしです。)
模試を活用することで現在地を知り、そして今後に活かしていく。
この「今後に活かす」という部分が模試において一番大切なことだということを、
しっかりと認識しておいてくださいね!
模試の復習のやり方と活用法 まとめ
ということで、今回のブログでは「模試を活用した勉強法」についてご紹介してきました!
ここで一つぶっちゃけますが、、
皆さんは、
模試一回に対して問題集一冊よりもはるかに高いお金を払っている
という自覚はありますか??
(調べればわかります…!)
なら、問題集一冊よりも有効的に活用して、
成績アップのための勉強法に使っていかないともったいなくないですか??
そのためにも必要な考え方が、「模試は受けた後が大切」なのです。
この意識を忘れることなく、受験生活における模試を最大限有効活用しましょう。
そしてそのとき、もし勉強法がわからないということがあれば、今回ご紹介した勉強法を利用してみてくださいね!
正しい勉強法まとめ!!
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武田塾東久留米校教務。
参考書学習で受験に挑み早稲田大学、上智大学にW合格
センター試験と一般受験の必勝法をそれぞれ独自に編み出し、
当時のセンター試験得点率93%(日本史、古文、漢文満点)
武田塾チャンネルを参考に勉強をしていたから、武田塾の知識も全国で見てもトップレベル!
武田塾東久留米校・田無校・ひばりが丘校統括。武田塾4期生。
偏差値31から武田塾に高3の4月に入塾し、明治大学商学部に現役合格した。
明治大学入学後、独学でイギリスの国公立大学であるイースト・アングリア大学にも進学。
まさに武田塾のレジェンド。
TOEIC990点満点、英検一級、ケンブリッジ英検CPEに合格している実力派講師。
緻密に計算された受験計画に抜け漏れなどない。
以下のフォームからお問い合わせください。
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