みなさんこんにちは!武田塾東久留米校です!
今回は、東久留米校で相談をいただいたものの中で、
高校3年生の方の英検対策と慶應義塾の英語対策についてご紹介します!
相談内容
学年
高校3年生
志望校
慶應義塾大学
現在の偏差値
マーク:65前後
記述60前後
質問の時期
5月末
お悩み①
英語の偏差値が安定しません。
60以上のときもあれば、50近くになってしまうこともあります。
今は英検準一級対策をしていて、単語帳は『パス単 準一級』を使っています。
でもいざ過去問を解いたら、
単語の応用がきかず、歯が立ちませんでした。
単語は復習しながら進んでいるのに定着しておらず、
このままずっとこの状態でいってしまいそうで怖いです。
勉強法はあっているでしょうか?
お悩み②
自分の中で、長文は文法を完璧にしないと出来ないという先入観があって、
まだ読解の勉強に入れていないのですが、
文法とはわけて読解演習として、もう勉強を始めた方が良いのでしょうか?
また、もしするなら何からするべきなのでしょうか??
ちなみに文法については、
インプット用の参考書と、『パワーステージ』を並行で進めています。
お悩みに対する回答
※便宜上「Aさん」と書いていますが、これはイニシャルではありません。
英単語について
英検があることに合わせてパス単をお使いということですが、
まずは基礎的な単語帳を完璧にするべきですね。
『システム英単語』や『ターゲット1900』が、
受験で使う基本単語を網羅している単語帳になります。
まずはそういった応用前の単語帳のインプットを完璧にしなければ、
たとえ『パス単』を使用したとしても文章が読めない可能性が高いです。
Aさんは基礎単語に抜けがあるがゆえに、準一級の文章が読めていない可能性があります。
まずはシスタンやターゲットで基本単語をインプットし、
その後再びパス単を使うことで、
準一級、そして慶應にも太刀打ちできるレベルの単語力を身につけることができるはずです。
また、英文読解には熟語も必須です。
単語単語で読んだとしても、熟語を入れていないと意味を取り違えてしまうことがありますからね。
『速読英熟語』が最初の参考書としてオススメですので、
単語と並行して進めていきましょう。
英検対策については、以下の記事もご覧ください!!
文法と長文について
「長文は文法を完璧にしないと出来ない」というお考えは正しいです!
長文は文法や単語を完璧にしてから入らないと演習の精度が落ちてしまいますし、
そもそも難しい文章となると読めない可能性もあります。
一点付け加えるとしたら、
長文に入る前に「解釈」の勉強を挟むことをオススメします。
『肘井学の読解のための英文法』で簡単な一文の構文を取りながら訳す練習をはさみ、
本格的な文章を『基礎 英文解釈の技術100』で解釈しながら訳す練習をしてみてください。
(時間がなければ『入門英文解釈の技術70』でも大丈夫です)
一文を丁寧に訳す練習を挟むことで、長文の読みやすさが変わるはずです。
長文の問題集は、文法と解釈の勉強をしてからはいりましょう。
文法はいま使っている『パワーステージ』で問題ありません。
長文の問題集は、
『レベル別英語長文問題solution』や『関正生の英語長文ポラリス』、『ハイパートレーニング』がオススメです。
solutionとポラリスは、
日東駒専=1、GMARCH=2、早慶上智=3、
ハイパートレーニングは2と3のみで大丈夫です。
日東駒専のレベルから、一つ一つ進めましょう。
また、長文に入るタイミングでシャドーイングを取り入れることをオススメします。
CDを聴きながら続いて読む「追い読み」をするところから始め、
最終的にはCDを聞かなくてもCDと同じくらいのスピードで前から意味がわかるレベルを目標に頑張ってみてください。
速読力は、最上位の大学を目指す方には必須の能力です。
時期の目標
夏休みに入るまで(7月中まで)に、最低でも解釈の参考書までを2周するペースで進めたいです。
ちなみに、
どの参考書も最低でも2周し、内容を完璧にしてから次に進めることを意識してください。
特に慶應志望となると、
今やっている基礎力をいかにはやく、けれど完成度も高くできるかが勝負です。
そのあと夏休みからは本格的に長文問題をまわしていきましょう。
ハイパートレーニング2冊と、他2冊の1,2を終えたら、
『ポレポレ英文読解プロセス50』か『英文読解の透視図』を挟むと、
早慶レベルの長文問題集や過去間に挑むための解釈を身につけられます。
今回のご質問のまとめ
現役生の場合、
夏休み前までは基礎力を身につける時間になることは仕方ないことです。
特に早慶上智、旧帝大をはじめとする国公立志望のみなさんは、
どうしても残りの期間を意識してしまい、焦ってしまうと思います。
ただ、
基礎が不十分な状態でヘタに難しい問題に手を付けると、
さらに混乱が大きくなり、
せっかく時間をとっている勉強の質も悪くなってしまいます。
どの科目も、急ぎながらも焦ることなく、
やるときは目の前のことを一つ一つ完璧にすることを、
現役生は特に意識してください。
そして、
夏休みに入ってからの演習量をしっかりと確保し、
遅くとも夏休み中に基礎の完成をすまし、
9月以降本格的に、長文問題や演習系問題を解けるようにしていきましょう。
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武田塾東久留米校教務。
参考書学習で受験に挑み早稲田大学、上智大学にW合格
センター試験と一般受験の必勝法をそれぞれ独自に編み出し、
当時のセンター試験得点率93%(日本史、古文、漢文満点)
武田塾チャンネルを参考に勉強をしていたから、武田塾の知識も全国で見てもトップレベル!
武田塾東久留米校・田無校・ひばりが丘校統括。武田塾4期生。
偏差値31から武田塾に高3の4月に入塾し、明治大学商学部に現役合格した。
明治大学入学後、独学でイギリスの国公立大学であるイースト・アングリア大学にも進学。
まさに武田塾のレジェンド。
TOEIC990点満点、英検一級、ケンブリッジ英検CPEに合格している実力派講師。
緻密に計算された受験計画に抜け漏れなどない。
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