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【慶應義塾大学商学部】慶應商学部のA方式とB方式の違い対策!【穴場?】

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こんにちは!武田塾ひばりが丘校です!

今回は慶應義塾大学商学部について在学中の筆者が解説していきたいと思います!

慶大志望の方必見です!!

 

慶應義塾大学商学部とは

まずは、何を勉強する学部なのか、について知っていきましょう。

慶應義塾大学商学部では、経営学、会計学、経済・産業、商業学の4つのフィールドが軸となっています。

それぞれ何を学ぶのかをざっくりと説明すると、

 

経営学:企業・非営利団体などの経営・運営活動の研究

会計学:経済活動をお金の側面から捉えた測定・記録・評価

経済・産業:社会の経済活動や全体の把握

商業学:マーケティングや様々な営利活動の探求

 

という感じです!(https://www.fbc.keio.ac.jp/about/feature/ より引用)

1・2年次はこれらの専門科目や数学と統計学の必修と、語学の必修(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の中から2つ選択)と、一般教養の授業を取ることになります。

専門科目の必修や多くの一般教養の授業は、大人数で受けることになりますが、語学は30名程度のクラスで受けるので、仲良くなりやすいです!

 

3・4年次には、学部全体の6割程度の人がゼミに所属し、それぞれの専門分野についての研究に集中します。

4フィールド合わせて60個程度の研究会があり、研究している内容もそれぞれ違うので、何でも勉強出来ると思います。

 

慶應義塾大学商学部の魅力

次は、魅力について紹介していきます!

まずは、語学に力を入れていることだと思います!

商学部には海外の大学を卒業している教授も多く、英語でプレゼンを行ったり、英語で卒業論文を書いたりするゼミもあります。

普段の英語の授業も、英語でディスカッション、プレゼンをする機会が多いです!

英語だけでなく、第2外国語も力を入れていると感じます。

筆者は中国語選択なのですが、毎週単語テストか中国語の文章の暗唱テストがあるので、気が抜けません笑

大変ではありますが、その分身についたと思っています!

 

 

大学に入学したら、資格の勉強を始める人が多いと思うのですが、

慶應義塾大学は公認会計士試験の合格者が48年連続1位の大学です。

公認会計士試験の科目としては、財務会計論、管理会計論、企業法、監査論が挙げられるのですが、

これらの科目が、商学部にしか設置されていないのです。

そのため、商学部は公認会計士を目指すのに最適な環境だといえます。

また、進級に必要な取得単位数が比較的少ないので、資格試験の勉強に時間を割きやすいと感じます。

 

 

商学部設置科目の話に関連して、マーケティングが学べるということも魅力だと思います!

筆者の周りにもマーケティングが学びたかったから商学部を選んだと言っている友人が多い気がします。

消費者目線で学ぶことが出来る学問で、人気のイメージなのですが、これも商学部にしか設置されていません!

 

 

 

入試について

次は、入試についての説明をしていきます。

商学部の一般入試にはA方式・B方式があるので順番に見ていきましょう。

A方式

A方式の入試科目は英語、数学、地歴1科目(世界史、日本史、地理から選択)の3つです。

それぞれ満点は200点、100点、100点となっています。

定員は480名で、合格最低点は400点満点中240~265点程度です。

受験者平均点は、それぞれ英語は100~125点、数学は30~58点、地歴は65~72点程度です。

倍率は2.2~3倍です。

いずれの科目も基本的にマークシート式ですが、英語は語彙問題のみ記述式、数学は一部問題のみ計算過程ではなく答えのみを記述式で書かせるものがあり、地歴は一部の用語問題、論述問題が記述式です。

 

 

英語は、8つの大問から構成されており、英問英答の長文問題が3つ、純粋な文法問題が1つ、空所補充・語彙問題が3つ、要旨選択問題が1つです。

制限時間90分の割には問題の量が非常に多く、英文の速読の練習を日頃から行う必要があります。

問題自体はそんなに難しくないと思います...。ですが、時間内に解き終わることが本当に一番難しいです...。

長文問題では、経済や経営など商学部に関するような堅めの文章も出題されますので、過去問でしっかり対策しましょう。

文法問題、空所補充・語彙問題はそこまで難しくないので、早めに片づけて長文問題に時間を割けるようにすることが大事だと思います。

 

 

数学は、4つの大問から構成されており、小問集合が1つで、残りの3つの大問は、場合の数・確率、ベクトル、微分積分や図形と方程式など様々な分野から出題されています。

ただ、確率・ベクトル・微分積分の出題が多い印象です。やはり、大学に入学してからの学問に直結する分野だからではないでしょうか。

問題の難易度は年度によってバラバラで、平均点が30点台の年度の問題は非常に難しいです。

恐らく、高得点を取る受験生はほとんどいないと思われます。差も付きにくいでしょう。

解ける問題から解いていくという戦略を取るべきです。

一方、50点台の年度の問題は非常に解きやすく、共通テストの問題を少し難しくしたような難易度です。

このような年だと、高得点を取る人が多いと思います。

制限時間は70分で、4つの大問を解くことになるので、スピード感が大切です。共通テストを解くときの速さを意識しましょう。

 

 

地歴の制限時間は70分です。

地歴は、世界史・日本史・地理はいずれも3つの大問から構成されており、どの科目も基本的に穴埋め問題(マーク式)がメインです。

他には、用語を記述式で答えるものがあったり、論述問題が存在したりします。

問題の難易度としては、早慶の中では最も解きやすい部類に入るのではないでしょうか。

求められる知識量も教科書ベースで十分合格点に乗せることは出来ます。

平均点もとても高いので、高得点勝負になります。ちょっとしたミスが許されません。

 

 

 

B方式

B方式の受験科目は、英語、地歴1科目、論文テストの3つです。

それぞれ満点は200点、100点、100点となっています。

定員は120名で、合格最低点は400点満点中288~309点です。

受験者平均点は英語は100~125点、地歴は65~72点、論文テストは42~74点です。

倍率は、約6~9倍です。

英語と地歴はA方式のものと共通です。

 

 

論文テストの制限時間は70分です。

マークシートがメインですが、一部論述問題が存在します。

2つの大問から構成されており、殆どが穴埋め問題(選択式がほとんどですが、論述問題が存在)です。

評論文を読んで、文章の空欄に当てはまる語句を選ぶ問題もあれば、問題文の指示に従って計算する問題もあります。

背景知識は問わないものなので、対策としては過去問をひたすら解くしかないということです。

問題の難易度は、そこまで高くはないですが、計算問題が多い年になると平均点が下がっている印象です。

B方式で受験する方は、私立文系選択の方がほとんどだと思うので、数への苦手意識を無くしておくようにしましょう。

 

A方式は穴場なのか?

A方式とB方式の入試について紹介しました!

ここで、A方式って倍率低いし、もしかして穴場なのでは??と思う方多いのではないかと思いますので、検証していこうと思います。

おさらいをすると、A方式は、英語・数学・地歴1科目という珍しい受験科目です。

これは、国立大学志望の人にしか受けられないような方式です。

倍率はとても低いように思えますが、東大・京大・一橋大の併願として受ける人が多く、受験者が優秀です。

また、理系の人が受けるというケースもあり、倍率以上の難易度ではあると思います。

倍率の低さだけで飛びつくのは危険です。

東大・京大・一橋大を第一志望とする人も、周りの受験生が優秀だということを忘れてはいけません。

これらの大学の合格者でも不合格となっているケースもあります。

 

 

ただ、例外があります。

数学が苦手でも、英語と地歴がとても得意な受験生の場合です。

近年の商学部の英語は難化しており(2021年度入試本当に難しかったです)、差がつきにくい問題になっています。

平均点も5割程度ですが、もしここで8~9割得点出来たらどうでしょうか。

英語160~180点、数学0~20点、地歴80~90点の場合、合計点は、240~290点となり、合格最低点以上の点数になります。

以上より、数学が相当苦手でも、英語と地歴がとても得意な受験生にとってはA方式を穴場ということは出来るでしょう。

 

A方式が向いている人、B方式が向いている人

では、結局どんな人がそれぞれの方式に向いているのでしょうか?

先ほど紹介したように、数学が苦手でも英語と地歴が非常に得意な人はA方式に向いているといえます。

このタイプの人たちは、B方式を受験しても合格出来そうですが、

B方式の高得点勝負や論文テストを逃れたい場合にはおすすめできそうです。

また、英語がそこまで得意とはいえないけれども、数学と地歴が得意という人も向いています。

しかし、このタイプの人は数学の難易度によって合否が左右されやすいです。

数学の難易度が高い年には点数の差が付きにくいです。

 

 

一方のB方式は、やはり英語と社会と論文テストの全てが得意という方に向いていると思います。

高倍率と高得点勝負になってくるので、全てが得意科目でないと合格することは厳しいでしょう。

 

結論

A方式・B方式それぞれにおいてどんな人が向いているかについて分かったと思います。

ここまでの分析を読んで、気づいた方もいるかもしれませんが、

 

慶應義塾大学商学部に合格するには英語が重要です!

 

B方式を受ける人が英語が出来なければならないというのは当然のことですが、

A方式の受験者も数学の難易度を頼りにするのではなく、確実に合格するには英語で高得点を取る必要があります。

英語が易化、数学が難化した場合に備えなければなりません。

商学部の英語は時間制限の割に問題量が膨大であるため、日頃から速読力を鍛えるような練習をしましょう。

 

最後に

慶應義塾大学商学部についての紹介はいかがでしたでしょうか?

志望校としている方の参考になれば幸いです!

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