こんにちは!武田塾ひばりヶ丘校です。
今回は、立教の国語対策について説明します!
立教といえば、MARCHのRとして知名度があるので受験生に人気ですよね。
でも立教の国語は癖がないため
基礎さえできていれば比較的簡単です。
本稿では全学日程の過去問の対策、おすすめの参考書を紹介するので、
基礎と言っても具体的に何を勉強すればいいのか分からない受験生は是非読んでみてください!
立教の国語
試験時間 75分
大問数 3つ
解答形式 マーク、記述
大問1 評論
大問2:評論(物語の場合もあり)
(文学部個別日程では評論一題、漢文一題です。今回の記事では全学部に関して)
大問3:古文
文章自体の難易度は高くありません。
むしろ比較的に読みやすい文章でしょう。
問題は単純計算で1題あたりにかけられる時間が25分であり、
問題を解くスピードが求められます。
1題に大体7-8問あるため、
本文を読む時間、
問題文を読み選択肢と本文を吟味する時間
を考えると、悠々と問題を解くことはできませんね……。
また、3題のうち2題が現代文なので、現代文を解く力は必須ですね!
立教大学は合格最低点などを公開していません。
学部によっても異なりますが、合格者は8割以上点を取っている印象があります。
現代文
漢字
漢字の書きが大問ごとにそれぞれ2問ほど、計4問くらい出てきます。
2021年の国語で出漢字字を「漢字マスター4訂版」と比べると次のようになります。
放逐× *逐一などはあり
培う〇 書きA
疎む〇 書きC
到底× *到達はあり
遭遇〇 書きC
躍起〇 共テ対策ページ
借景×
顕示× *顕在はあり
禅× *禅譲はあり
9問中4問は同じものが載っていますね!
そして熟語は、意味と音を知っている漢字がある程度あれば、熟語は推測することができます。
(例えば借景は、「借金のシャッ」に、ケイと読む漢字のうち本文の内容と合いそうな「景色のケイ」を充てることができます!
それを踏まえると、上記の内で漢字を知っているものは答えられるとしたら、
9問中8問は答えられそうではないでしょうか?
難易度は基本的に簡単~普通です。
漢字の教材に取り組むのは勿論、
日頃から漢字で書けるものは漢字で書く習慣をつけていれば、落とさない問題が多いです!
なんにせよ、「漢字マスター」や「入試コア」などをやって、
ある程度の漢字を覚えておくとといいですね!
読解
評論自体は読みやすいのですが、
傍線部内容一致問題の選択肢が少しややこしい問題もあります。
(立教大学の公式ホームページや過去問を見ることが出来るサイトを利用して確認してみてください。)
当たり前ですが、
・本文だけでなく選択肢で述べられている内容を正確に理解し、判別する
・時間以内に本文を読む、そして選択肢と本文の精査・吟味を行い問題を解く
ことが大切です。
まず時間内で終わらせること以前に、
現代文の読み方、解き方を知る、つまり基礎的な力をつける必要があります。
基本的な読み方は、
・ゼロから覚醒 はじめよう現代文
・流れが分かる読解トレーニング
・プラチナルール
などを使って身に付けましょう。
また、MARCHレベルの問題に挑むなら
「現代文読解力の開発講座」
をやっておいて損はありません。
10問ほど問題があり、本文を噛み砕いて丁寧に読解方法、論理を説明してくれているので
論理的な読解力、本文を整理して読む方法を身に着けるにはもってこいの参考書です。
問題を時間以内に解き終わることが出来ない人は以下の動画を見てみるのもおススメです。
時間以内に「問題を解く」ためにはどのように読み進めるのが定石なのか説明しています!
https://www.youtube.com/watch?v=ueT5MAtS_ho
古文
長文を一つ読み、それに関する問いを答える問題です。
本文の内容理解だけでなく、古文単語知識、文法問題、古文常識が問われます。
まず本文の理解のために必要なのは
古文単語、文法、古文常識
の知識です。
まず古文単語は市販の教材でまとめられている300語以上をしっかり覚えましょう。
文法は古文を読み間違えないためには必須の知識です。武田塾では、
「スピード・インプット」「富井の古典文法」などを使用しています。
古文常識は古文単語帳の最後にまとまっています。
建造物や家具の名前、漢字の読み方、暦、服飾物の名前など押さえておきましょう。
また、「読み解き古文単語」を使うと、単語を覚えるだけでなく、
古文を読むのに慣れる、古文常識を学べる、頻出の作品の内容や時代の背景知識も知ることが出来ます。
参考書を適切に使って、基礎を固めましょう!
本文は、
源氏物語,狭衣物語、今鏡、閑居友(説話)
尤もの草紙(枕草子のパロディ)、うつほ物語、十訓抄、紀行文、小夜衣
などから出ています。
基本的に物語が多く、評論のようなものは2年近く出ていないようです。
立教は「源氏物語」からよく出題されています。
源氏物語は54巻から成るとっても長い物語です。
大まかな登場人物と展開は国語の便覧などでしっかり確認しておくとかなり読みやすくなると思います。
文学史は出ていないようです。他の志望校でも出題が無いようであれば無視して大丈夫でしょう。
最後に
立教の国語は基礎と早さが大事です。
意地悪だったり、癖が強かったりする問題は出ないので、
素直に勉強すれば合格できます!
みなさん、ぜひぜひ、立教大学に向けて
がんばってください!