こんにちは!武田塾ひばりヶ丘校です!
今回は化学の勉強法について書いていこうと思います!
理論化学に加えて無機化学も有機化学もやらなきゃ…。
理系だけど化学基礎から勉強するべき?
暗記はできるんだけど、なかなか問題が解けるようにならない…
大学受験で化学を勉強していると、新しく学ぶ概念が多いし、それらを直感的に理解するのが難しいなって感じることもけっこうありますよね。
どうやったら用語や概念を知識として頭に入れつつ、それらを駆使して問題を解いていけるんだろう・・・?
今回は化学を化学基礎/理論/無機/有機の4つの単元に分けて
武田塾の勉強法を中心に効率のよい勉強法を伝授します!
また、志望校合格のために必要な参考書を紹介していこうと思います!
化学を勉強する上で知っておきたいこと
化学の特徴、他の理系科目と比べると
高校理系の選択科目では、大学での専攻で選択肢が増えるという理由から、物理と一緒に化学がおすすめされることが多いです。
工学部系統では物理・化学のどちらか、あるいは両方が入試科目で指定されていたり、薬学部系統は化学が指定されていたりするため、物理と化学は選択科目として選ばれやすいです。
そのため、まだ志望大学や学部まで決まっていない理系選択の高校生は、物理と一緒に化学を勉強した方が志望校選びの選択肢が広くなります。
化学は他の理科科目と比べて、暗記量が圧倒的に多いことが特徴です。
暗記量が多いとは言っても、ある程度知識が身につけば安定して点数を取れるようになり、計算もそこまで難しくはない科目と言えます。
化学基礎をやらずに化学はできない!?
理論化学、有機化学、無機化学。
これらの基礎となる大事な部分、それが化学基礎です
はっきり言いましょう!
理論化学が出来ない理由は化学基礎が曖昧だからです!
有機反応がうまく頭に入らない理由は化学基礎が曖昧だからです!
化学基礎はまず原子のしくみと性質を理解するところから始まります。ここが曖昧なまま学習が進むと苦労することに...
電気陰性度、電子親和力、イオン化エネルギーといった定義に一番最初に触れますが、「この定義が何を表しているのか」を簡単に理解しておいてください。
また、化学基礎でつまづきやすい単元は化学反応式です。
主に理論化学で占められている化学基礎において、そもそも物質モル量とは何を表しているのか、どういう意味なのかが頭の中でイメージできるようにならないと、濃度計算などの問題に対応できなくなってしまいます。その結果として化学全体が苦手科目になってしまうことになります。
化学それぞれの単元の勉強法について説明!!
理論化学
理論化学を勉強する際は暗記すべき部分とそうでない部分をはっきりとさせ、なるべく覚える量を少なくすることがポイントです。
理論化学は化学の各分野と密接に関わっており、文字通り現象の裏にある「理論」を理解することで様々な問題に対応することが出来ます。
具体的に覚えるべき内容は以下の通りです。
- 主要な元素(元素番号20番までが目安)の名前と質量数
- molなどの単位や酸・塩基などの定義
- 公式や原理の意味
特に公式と原理に関しては、自分の言葉で説明できるようしましょう!
そして暗記が完了したら、問題演習に取り組み知識を使いこなす練習をし、問題のパターンを体で覚えるようにしましょう。
無機化学
無機化学は圧倒的な暗記力が求められる分野です。
覚える量が多すぎて苦手になる人も多いですが、逆に言えば暗記さえすれば得点源になりうる分野でもあります。
語呂合わせや化学図録を使ったり、それぞれの事柄を関連付けたりして効率良く暗記していきましょう。
また、暗記で終わらずに、インプットとアウトプットをセットで勉強を行うことがとても効果的です。
有機化学
有機化学は構造式を使って物質の構造を学ぶ分野であり、
求められることとしては、知識力と思考力、そして忘れてはいけないのが手を動かすことです!
まず単元の前半では、命名法や官能基、脂肪族炭化水素などを学び、物質の構造や結合のメカニズムを理解します。
有機化学の前半では覚えるべきことがとにかく多いですが、これ以降の学習の基礎になる部分ですので確実に知識として定着させましょう。
そして後半からは有機化学で最も大切な構造決定問題に入っていきます。
構造決定では今まで学んだ知識を問題に合わせてパズルのように当てはめて正解を求める思考力が必要とされます。
構造決定の問題では、質量分析の結果から、組成式と分子式を決定するために各元素の質量比を求める必要があります。
次に考えられる物質の候補を紙に全て書いてそこから絞り込まなければなりません。
構造決定は入試では頻出の問題ですので、演習を繰り返し、正確に早く解く練習を積むことが重要になります!
化学の効率的な勉強法は?押さえるべきポイント!!
大事なのは全体像の把握!!いかに早く終わらせるか
コツコツ進めるのではなく、いかに一通り早くやりきれるかが重要です。
あとは自分の受験する大学の過去問を見て大事だと思うところを重点的に行うことが大切です。
基礎知識を常に復習しよう!
化学の勉強において、基礎知識の定着は非常に時間がかかります。
というのも第一段階で用語そのものは覚えるのですが、実際の使い方は問題を通して学んでいく必要があります。
基礎知識を使いこなすためには、問題を解き、どのように知識が使われるかを学び、その上で再度覚えなおすという流れになります。
化学は問題演習を通じて『知識と知識をどうやって組み合わせていくか』を学んでいき、マスターすることが重要です。
基礎の段階が終わった後も講義用の参考書は手元において常に確認できるようにしてください。
化学図録を活用しよう!
科学という学問は、もともと存在した自然現象を、人間が後から勝手に理論を定義づけしたものです
身の回りの現象を、自分の化学の知識と結び付けて考えられるようになれば、もうすでに化学はあなたの得意分野といっても良いでしょう。
化学の定義などは化学図録にグラフやイラストでわかりやすく示してあることがほとんどです。
無機化学では、イオンや沈殿の色や物質の性質をたくさん覚える必要があります。
これらは一度図で見てしまった方が早く頭に入ると思います!
そのため問題集や参考書だけでなく、資料集で確認するクセをつけておきましょう。
図録で学ぶことのデメリットは、どうしても文章に触れる機会が減るということです。
イメージばかりで勉強していると、「アンモニアは空気よりも密度が小さいので上方置換で集める」や「濃硫酸に脱水作用があるのはなぜ?」といった「理由」に関係する知識は身につきません。
図録だからこそ効率よく理解できる内容があるのは確かですが、一方で文章だからこそ理解できる内容も確実に存在します!
学習にあたっては、その配分が偏らないようにしましょう!
単位に気を付けよう!
化学はいろいろな単位が頻出します。
記述回答などで凡ミスとして多く見られるのが、単位の間違いです。
答えの数値は合っているのに単位が違うと0点です。
もったいないので、見直しの際は“単位”に注意してください。
化学の落とし穴
特定の分野で立ち止まってしまいそこだけを繰り返し解いてしまうのはかなり危険です。
化学は全範囲ができていないと点数が取れません。
そのため薄い参考書でいいので全範囲をやりきることが最優先です。
化学のオススメ参考書をレベル別に紹介!!
はじめに:効果的な取り組み方はどの問題集でも全部同じ!
取り組み方は
①問題を解く
②解説に目を通す(答えの正誤に関わらず)
③わからないことがあれば、講義本や過去の参考書に戻って確認
④すべての問題を解答解説を見ずに自力で解説できるようになることです。
(※最終的に④を目指して問題集を進めていきましょう)
このプロセスはどの問題集も変わりません。このステップを怠らないことで「使える知識」が確実につきます。
高校入門レベル
化学のおすすめ参考書①『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズ
宇宙一わかりやすい高校化学シリーズでは、大学受験の化学で知らなくてはならない知識や考え方が網羅されています。
最終的な目標は、この本に書かれているすべての内容を覚えることです。
他の講義系の参考書よりも絵やキャラクターが豊富となっているので、視覚的な理解がしやすくなっています。
しかし、講義本だけを読んでその内容を暗記するのは困難ですし、使える知識にはなりません
(スポーツのルールブックを読んでもそのスポーツができるようにならないのと同じです)。
問題集で問われた内容を講義本で理解し、逆に講義本で学んだ内容を問題演習で活かす。この繰り返しによって自然と知識は身についていきます。
具体的には、”問題集に対応する範囲の講義を読んで暗記→問題集を解く→解説がわからないところに関して講義を読み直して暗記”というサイクルです。これを繰り返していきましょう!
日大レベル
化学のおすすめ参考書②『リードLightノート』シリーズ
講義系の参考書を読み、理解したのちにリードLightノートを使って学習を始めましょう!
基礎レベルの網羅性が高い問題集ですが、解説があまり詳しくないため、『宇宙一わかりやすい』シリーズの同じ単元の範囲に戻るとより深く理解につながります。
また、この問題集には解法のインプットという側面もあるので、この問題にはこの解法を用いる、という知識も増やしていきましょう。
化学のおすすめ参考書③『化学 化学基礎・化学 基礎問題精講』
これは、解法のインプットのための問題集です。大学入試問題の中でも、主に基本的なレベルの問題が抜粋され集めれています。
講義系の参考書で対応する部分を読み、理解したうえで問題を解いていきましょう。
そして答え合わせのときには、ただ答えがあっているかどうかを確認するのではなく、解説や、解説の前に書かれている知識のまとめ部分(精講やPoint)にも目を通し、自分に知識の抜けがないかどうか、理解度に不足がないかどうかチェックしておきましょう!
もしそのような箇所があれば、印をつけたり書き込んだりするなどして、復習がスムーズに行えるようにしておきましょう!講義系の参考書に戻ってより深く理解するとさらに良いです。
MARCH/地方国公立レベル
基礎問精講義が仕上がったら
『化学 重要問題集 化学基礎 化学』or『化学頻出!スタンダード問題 230選』
どちらかに取りかかりましょう!
化学のおすすめ参考書④『化学 重要問題集 化学基礎 化学』
化学重要問題集はレベル別にA・B・C問題が出題されています
・A問題
A問題は、大学入試問題の過去問のうち基本的な問題が抜粋されています。
リードLightノートと基礎問題精講で学んだ知識と解法が使いこなせているかを意識して取り組んでいきましょう。
・B&C問題
B&C問題は、難しいと感じる問題が多く、壁にぶつかることも多くなると思います。
しかし、どんな問題も基礎の組み合わせであることを忘れないようにしましょう。
取り組み方はA問題と何も変わりません。すべての問題を自力で解説できるようになりましょう。また、自力で解ききれない時は、次のような原因を考え、対策を立てましょう。
①基礎知識が身についていない、または忘れている。
→今まで取り組んだ問題集や講義本で該当箇所に戻り、必ずチェックして忘れることのないように復習しましょう。また、気づきがあれば必ず講義本などに書き込んでおき、復習ができるようにしておきましょう。
②基礎知識の組み合わせ方を知らない
→基礎知識を振り返らなければなりませんが、その際は分野横断的な観点で振り返ることを意識しましょう。
化学のおすすめ参考書⑤『化学頻出!スタンダード問題 230選』
化学の基礎問題精講で解いたことを意識しながら取り組みましょう。
問題を解く上で少し詰まるところがあっても、すぐに解説を見るのではなく、自分なりに考えて答えを導き出すようにしてみましょう。答え合わせの際には、自分の知識の抜けや理解度の不足がどの程度なのか、基礎問題精講と同様にチェックしていってください。もし理解できないところがあれば、基礎問題精講で学んだことや講義系の参考書の戻って逐一確認しましょう。
早稲田・慶應/難関国公立レベル
化学のおすすめ参考書⑥『化学 標準問題精講』
今まで取り組んできた問題集と同様に、
①問題を解く
②解説に目を通す(答えの正誤に関わらず)
③わからないことがあれば、講義本や過去の参考書に戻って確認
④すべての問題を解答解説を見ずに自力で解説できるようにする
のステップをどの問題に対しても怠らないようにしてください。
これを繰り返すことで、「使える知識」が確実につきます。
標準問題精講は、全問を必ず自力で解説できるようになってください。
応用問題が多く、壁にぶつかることも多くなると思います。
しかし、どんな問題も基礎の組み合わせであることを忘れないようにしましょう。基礎知識が身についていれば、それを組み合わせて解けるわけです。
自力で解ききれない時は、重要問題集のときと同様に、原因を考え、対策を立てましょう。
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