こんにちは!
武田塾ひばりヶ丘校です。
今回は
受験勉強を始めたいけど、
何をどのように勉強すればいいか分からない受験生は必見!!!
武田塾の英単語の暗記法を説明していきたいと思います。
英単語って覚えろ覚えろって言われている割には、
「どうすれば暗記できるのか」
ってあんまり聞きませんよね。
この記事では、
受験生が一番知りたいそのHOW TOを細かく紹介していくので
是非参考にしてください!
「英単語を覚える」とはなにか
英単語を覚えるって、
結局どこを覚えるのでしょうか?
発音、つづり、品詞、意味……
単語帳にはいろいろな情報書いてありますが、
ここでは「英単語を覚える」というのは単に意味が分かるのではなく、
「英単語の意味を2秒以内に答えられる」
ことを目指します!
(*この1,2秒というのは、意外に大切なところです。
英語長文で出てきた単語を10秒かかって思い出すようでは、
読むのに時間がかかってしまって使い物になりませんよね。)
最初は「意味からスペルを書けるようになること」は目指しません。
たいていの英単語帳の中盤以降に出てくる単語は難しいので、
書けても受験で使う機会がほとんどないからです。
また、単語によっては幅広い意味を持つものもありますが、
まずは赤字で書かれている意味を一つ、「一語一訳」で覚えましょう!
「英単語の意味を2秒以内に答えられる」ようになるための9ステップ
大まかな英単語の覚え方は以下の通りです。
①わかる単語とわからない単語に分類する。
単語帳の間違えたものに/を書き込む。
②わからない英単語を紙に書き写す。
③10個覚える。
④10個テスト→間違えた単語に/をつける→/だけ覚え直す。
⑤/をテストしなおし、間違えたら✖にする。全ての単語が一回は正解するまでを繰り返す。
⑥全て正解したら10個の総復習を1回する。
⑦50個目まで③~⑥の作業を繰り返す。
⑧50個(5セット)完璧にしたら50個の復習テストをし、間違えた問題を完璧にし直す。
⑨その日に書き写した英単語全部が完璧になるまで進める。
これだけだと実際にどうやって取り組むのかよく分からないですよね。
1日に100単語覚える場合の具体例を挙げて説明していきます!
①わかる単語とわからない単語に分類し、単語帳の間違えたものに/を書き込む。
暗記をするためには、まずは自分が意味を知らない単語をあぶりだす必要があります。
その日覚える100語のうち、2秒以内に意味を答えられない単語は余さずにチェックしましょう!
システム英単語であれば、赤字の部分を隠した状態で、その意味を言えるか確認します。
また、「✖」ではなく「/」をつけることに注意してください。
この際に、訳の部分を隠さずに「prayは祈る。知ってたからOK!」とならないように気をつけましょう。
また、訳を覚える際には日本語では助詞にあたる部分までしっかり覚えましょう。
例えば、「completely」の意味は「完璧に、完全に」(副詞)ですが、
「完璧」とか「完全な」(形容詞)などのように品詞を間違えて覚えていたら、チェックをつけましょう。
②わからない英単語を紙に書き写す。
間違えた英単語を集中して覚えるために
さっきの単語帳に印をつけた英単語を紙に書き出しましょう。
面倒くさいですが
単語帳を使うといくら赤シートで隠しても
黒字の部分がヒントとなってしまいます。
暗記作業になれていて、黒字の部分を
排除できるのであればいいのですが
そうでない、無意識に黒字に頼っている状態では
本当に覚えられているか分かりません。
問題番号、スペル、訳(赤字の意味一つ)の順で単語ごとに行を変えて紙に書き写しましょう。
問題番号の左側、もしくは右側は後で印をつけるので3センチほど開けておくといいです。
また、問題番号は自分でどこの範囲をやっているのかが分かればいいので、
1101-1200の範囲を覚えようとしている場合は、下2桁だけ書くなどして、手間を省きましょう。
③10個覚える。
100語の内50語が分からなかったとします。
まずは書き写した単語の上から10個を完璧にします。
この際に気を付けてほしいのは「ある程度覚えたら次に進むこと」
です。
完璧にする、とはいっても効率を捨てるわけではありません。
ある程度覚えたなと思ったら次の段階に進みます。
④10個テスト→間違えた単語に/をつける→/だけ覚え直す。
「ある程度覚えたな」と思ったら、この10個を自分でテストしましょう。
覚えたばかりでも間違えうるので、その時に間違えた単語の横(②で間をあけておいたところ)に「/」をつけます。
「/」をつけた単語だけをまた覚え直してください。
⑤/をテストしなおし、間違えたら✖にする。全ての単語が一回は正解するまでを繰り返す。
覚えなおした単語だけ、もう一度テストしてください。
そしてまた間違えたら「/」を「×」にします。
正解するまでテストをして、印をつけることを繰り返しましょう!
⑥全て正解したら10個の総復習を1回する。
全ての単語を1回は正解出来たら
10個の総復習をして全て2秒以内に答えられたらOKです。
これで10個の単語が完璧になりました!
そしてこの際に気を付けてほしいのは。「順番で覚えないようにすること」です。
順番で覚えないようにするためには、上から自分で答えていくばかりではなく
下から意味をこたえてみるなどして工夫しましょう!
⑦50個目まで③~⑥の作業を繰り返す。
③-⑥と同じ方法で次の10個も完璧にします。
50単語間違えた場合は5セットで完璧にします。
ここまで、50単語を10単語ずつで覚えましたが、
単語の暗記が苦手な人は10個ずつではなく5個ずつにして10セットでやるなど、
自分に合わせた数ごとで覚えるといいですね。
⑧50個(5セット)完璧にしたら50個の復習テストをし、間違えた問題を完璧にし直す。
10個ずつの時に完璧にしても、50個目まで進むと最初の方に覚えた単語は忘れるものです。
意味が答えられなかった単語50個まで進めたら、その50個全部でテストします。
書き写した50個(「/」がついているものもそうでないのも全て)をテストして、
間違えた単語には③-⑦まででつけた「/」とは列を変えて、また「/」をつけます。
「/」をつけたら③-⑤と同じ方法で完璧に覚えます。
列を変えて「/」をつけるのは、50個でテストをしたときに間違えたものと、それ以前に間違えたものと見分けられるようにするためです。
「間違えたものだけ完璧にする」のを徹底しましょう。
⑨その日に書き写した英単語全部が完璧になるまで進める。
間違えた単語が50語あった場合で説明しましたが、例えば200語覚えて100語間違えていた場合は、前半50個、後半50個に分けてそれぞれテストをして完璧になったら1-100をすべて通して自分でテストをします。
間違えたものが全て完璧に答えられるようになったらその日の単語の勉強はお終いです!
やったね!
暗記の鉄則「4日2日」
ここまでやれば、暗記を行ったその日はしっかりと覚えていると思います。
しかし、人間の脳はコンピューターとは違って、一度は覚えたはずのことを忘れてしまいますよね……
突然ですが、通っていた中学校の校歌って覚えていますか?
通っていた時は完璧に覚えていたものでも、
今では歌詞がところどころ分からなかったり、
あるいは全く覚えていなかったりすると思います。
これは人間の記憶は定期的に繰り返し見たり聞いたりすることによって定着するからです。
武田塾では、4日進めて2日復習する「4日2日」という方法で、
「3回完璧」に覚えることで、一夜漬けの短期記憶ではなく、
一週間後も覚えているように長期記憶でしっかり暗記する方法を提案しています。
この際に間違えないでほしいのですが、「2日復習する」というのは、
4日使って進めた単語を2日に分けて復習するのではなく、
4日使って進めた単語を一日使って全て復習するのを2日連続で行うということです。
つまり、進める日に1回、復習日一日目に1回、復習日2日目に1回の
合計3回完璧にします。
一日の進め方が完璧にできたとしても、この復習の動きをしないと覚えたことはすぐに忘れてしまい、やったことが無駄になってしまいます・・・・・・。
効果的に勉強するためにしっかり復習して記憶に定着させるようにしましょう!
さいごに
「授業をしない武田塾」ですが
授業をせずに生徒が自ら勉強することで堅実に学力をつけさせるため、
勉強法に関しては他のどの塾よりもうるさいです。
誤った方向に向かって遠回りして進んでいくのではなく最短距離を着実に進むために、
効率のいい勉強法を身に着けて合格を勝ち取りましょう!