【大学受験】現代文で読解力UPができるオススメな参考書

こんにちは！
武田塾ひばりヶ丘校の天野です。

今日は大学受験の現代文について深堀していきます！
現代文について皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか？

現代文はその難易度を理解されながら軽視されがちな科目だと思います。

例えば・・・

「日本語だから演習問題やれば、いつかはできるようになるだろう！」とか

「なんでかわかんないけど解ける」とか

「対策の仕方分からないし、とりあえず放置」なんて声をよく聞きます。

現代文には大事な３要素があります！

その１：語彙力

その２：読解力

その３：思考力・表現力

今回はそのうちの【その２：読解力】がテーマです。

大学受験において現代文で読解力UPができるオススメな参考書を紹介します！

読解力って何？

そもそも「文章読解」とはなにか皆さんは理解しているでしょうか？

文章の内容や意味を理解する能力のことです。
「文章読解力がある」という状態は、文章を読む目的で使われ、文章を読んでいる間や読んだ後、設問に向かう際にも文章内容について能動的に考えるために役立ちます。

本を持った本屋のひよこ

読んでいる内容が正しく理解できると言うことは、文章から意味を正しく読み取り、筆者が何を伝えようとしているのかが正確にわかるということです。

例えば、、、

★問題文
日本の首都は大阪である。

★問「この文の内容と一致するものを、次の選択肢①～③から１つ選べ。」
①大阪は日本の首都だ。
②日本には首都はない。
③日本の首都として知られているのは東京だ。

さて、この中で問題文に対する正しい答えは何番になるでしょう？

正解は、①です。

現代文を正しく読むと言うのは、「文章に書いてあることをそのまま答える」ということです。
ですから、実際の日本の首都が東京でも極端な話、筆者がそう言っていなければOUT（アウト）です。

多くの受験生が、文章読解力とは自分で考えて文章を読み取れる力だと思っていますが、それは間違いです！
問題文で書いてあることを主観や自分の感想抜きにして、客観的に読み取ることができる力が真の読解力です。

読解力を上げるためにオススメな参考書

ゼロから覚醒はじめよう現代文

ゼロから

「現代文ってそもそもなに？」「中学生の時から文章読解が苦手だった」
という人は評論文・小説・随筆文の超基礎読解術を学べる『ゼロから覚醒はじめよう現代文』から手を付けるといいでしょう！

こちらはスタディサプリの人気講師でもある柳生先生監修の参考書です。

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現代文において試験者はどんな力を試されているのか？
文章を「正しく読む」とはどういうことなのか？
実際に現代文を読むときに注意すべきこと（注目すべき文法知識）！
などなど、現代文をスタートするために必要なイロハが揃っています。

語り口調の解説の合間に例題が差し込んであり、学習者は読書をする感覚で読み進めていける為、小難しい言葉で説明されてもイマイチ分からん…という国語全般が苦手な人にもぴったりです。

【ご参考】田村のやさしく語る現代文

ゼロから覚醒はじめよう現代文に似ている参考書として『田村のやさしく語る現代文』があります。
こちらは元祖現代文の登竜門として使われていた講義系の参考書となります。しばらく絶版となっていましたが、２０２０年に復活し、改訂版が出されています。こちらでも代用可能です。

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現代文文章の流れがわかる読解トレーニング

読解トレーニング

現代文とは何かが分かったら、今度は問題文章を正しく理解するためのノウハウを学んでいく必要があります。
『現代文文章の流れがわかる読解トレーニング』では、ゼロから覚醒はじめよう現代文で学んだ読解術をさらに詳しく学ぶことができます。

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文章の構造には大きく３つのパターンがあります。
「対立関係」「イコール関係」「具体と抽象」です。
現代文で文章を読むことは、まずこの問題文章のカテゴライズから始まります。

敵がどんなタイプの文章化が分かれば、どこに大切なこと（筆者の主張）が書いてあり、どこが例えや具体例で読み飛ばせるかが分かってきます。まずは、この参考書を使って、問題文との向き合い方を学びましょう。

ちなみに、YouTubeの短い解説動画もついています！困ったときは使いましょう。

現代文プラチナルール

プラチナルール

問題文章との向き合い方を読解トレーニングで学んだあとは、今度は設問との向き合い方を学べる『現代文プラチナルール』に進んでほしいです。この参考書では、さまざまな出題形式に応じた設問の読み取り方や、実際に問題文章から答えを引っ張ってくる際の着眼点など、読解力のすごく繊細な側面を学べます！

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目次を見ても分かるように、設問ごとにパート分けがされており、それぞれのケースに応じてどのように問題文を読み取ればいいかが具体的にまとめられています。

現代文が苦手、点数にムラがある！という生徒の多くが問題文章がうまく読めないことばかりに気がいきがちですが、実際は設問を良く読めていないなど、設問や選択肢の捉え方に問題があることが多いです。そんな盲点をついてくれるなかなかユニークな参考書です。

きめる！共通テスト　現代文 / 古文・漢文

きめる

センター試験時代から定評のあった出題傾向とそれに対する具体的な対策を提案してくれる『きめる！シリーズ』から共通テストバージョンが出ています！辞典くらい分厚いのでとっつきにくいなと敬遠する人もいるかもしれません。
中身も問題演習はほとんどなく、ほぼ実際の問題を用いた解説となっています！

きめる２

しかし、中身はカラーで字もそれなりに大きく読み進めやすいです。実際に問題文にどんな風に書き込みをしながら読んでいくのかというのもイメージしやすいようなデザインになっているため、「定期テストや過去問なら点数がとれるのに共通テストで点数が取れない！」「いつも解く時間が足りない！」という人にはチャレンジしてほしい参考書となっています。
ただし、こちらはテクニック重視なので、あくまで共通テストレベルの知識が入っている前提で使ってほしいと思います！