【私大理系の受験生】物理と化学どちらを選ぶ?選び方・オススメ・参考書は…?
こんにちは!武田ひばりヶ丘校 理系講師の立花です!
私大理系の多くの学校が理科1科目で受験できます。中でも物理・化学どちらを選ぶかで迷っている人が多いです。
今回はそんな理科の選択科目で悩む高校1年生、高校2年生に向けて、科目の選び方やオススメ、使う参考書について紹介していきます!
理科の選択科目 ~物理編~
物理ってどんな科目??
ところで皆さん、物理ってどんな科目か知っていますか??
物理は公式を暗記しただけでは解けるようにならない科目です
つまり、暗記のほかにしっかりとした現象の理解が必要ってことですね
聞いたことがある話だと思いますが物理は試験の中で計算が9割暗記問題が1割っていうイメージです
意外かもしれませんが、物理って一応暗記問題も出るんですよね
物理にするメリット
次に物理を選択するメリットについて話したいと思います
物理はほとんどの私立大学の学部学科で使えます
化学は機械工学部などで使えないことがありますが、逆に物理受験が出来ない学部学科は化学科や薬学部などのTHE化学系!!ていう学部以外は基本的に使えると考えて大丈夫です
物理が向いている人の特徴
まず、物理で勉強する分野を面白いと思えることが大事です!
物理で習う内容を通して、皆さんは身の回りで当たり前のように存在する事象がどんな仕組みでそうなっているか、成り立っているのかをあらためて知ることになります。それに対して、「へえ~」「すごいなあ」と少しでも感じられればその後の勉強の原動力になります。
また、物理は先ほども言ったように物事の現象を理解し、それらの知識を公式に当てはめて覚え解くという流れになります。覚えることもありますが、それ以上にそれぞれの現象への深い理解が必要とされます。
淡々と暗記をするよりも、理屈や流れを覚えることの方が好きだ!という人には向いていると言えます。
ただ、実際に物理の勉強を始めてみると、理屈を理解できないというものも多くあります。そんな時は、問題をパターン化してとりあえず解法を覚えていく方が近道のケースもあります。解説を見ても、理解しづらいものは理屈の理解に固執しすぎず、ある程度割り切って覚えていって、一通り基礎が入った段階でじっくりと問題演習ベースで理解を深めていくというのもありです。
物理でオススメの参考書
次は、物理で使う参考書です。
武田塾で使われている物理の参考書のルートを紹介していきたいと思います!
物理のエッセンスシリーズ
エッセンスは物理初学者向けの参考書です。
演習量も多めで、解説はコンパクトでありながら物理の基礎を効率よく入れられることで定評があります!
エッセンスで物理的な考え方を学び、それをたくさんの問題で演習するというサイクルで使っていきます。
ただ、解説は少なめなので「そういうもんなんだ~」とある程度割り切って解法パターンを覚えていくという進め方がうまく活用するコツになります。
「いや~そんなこと言われても気になるし・・・」という人は講義系の参考書や学校の教科書を活用してみてもいいかと思いますが、エッセンスだけで全てを理解することは難しいです。まずは物理の基礎知識を暗記するというイメージで使ってほしい2冊です。
エッセンスの時点で解けない問題が残ってしまうと、それが苦手分野となり、その後の標準~応用レベルの問題集でも後を引いてしまいます。そうならないように、よくわからないけどとりあえず公式を覚えて、解き方も覚えているから解けるというところまではエッセンスで持っていくことが大切です!
良問の風
良問の風は、物理のエッセンスの後に進めてほしい参考書です!
物理のエッセンスで確認した内容をアウトプットする参考書として使います。
実際の入試問題が収録されており、物理で頻出となる問題形式などもここでおさえることができます。
問題数はエッセンスと比べて、少なめですが解説が丁寧で理解に重きを置いている参考書なので、ここではエッセンスで出来なかった(出来る人もいる)、物理の問題との対峙の仕方や解くときの着眼点など物理的な思考を養うことができます。
良問の風がマスターできると、少しずつ解ける問題が増えていきます。日大レベル~MARCHレベルの問題で解けるものも出てきて、やっと物理も形になってきたな~と手ごたえを感じられる頃ですね。
とはいえ、まだまだ物理の道は続きます。
名門の森
名門の森ではめちゃくちゃ難易度の高いレベルの問題が集められています。
めちゃくちゃというのがどれくらいかと言うと、医学部受験を志している人向けということです。
実際、医学部や、早慶、難関国公立大学(旧帝大)の理系学部の合格者の大半が名門の森を使って演習を行っています!
名門の森は物理の基礎問題を終わらせたあと、その集大成として問題演習をしたいというタイミングで活用するといいでしょう。
医進館チャンネル:物理の勉強の進め方
理科の選択科目 ~化学編~
化学ってどんな科目??
化学は主に物の変化を扱う学問です。
ちなみに、「かがく」と一言で言っても、「化学」と「科学」がありますよね?
皆さん、この違いは判りますか??
「科学」とは広義に自然科学・人文科学・社会科学と言った学問全般のことを指しています。
「化学」というのはその中の自然科学に属しています!物理や生物などと併せて自然科学分野として取り扱われるのが「化学」です。
さて、大学受験でいう化学においては、molでつまずいた人も多いんじゃないでしょうか??
実は私も化学受験だったんですがほとんど化学ができませんでした。高校3年生の初めは、化学基礎のセンター模試ですらなんと4点です(笑)
私の場合、特に化学が好きだったわけでもなく、ただ単純に学校のカリキュラムに物理がなかったため化学にしました。
後から国立志望にしたので、結局、物理もやることになってしまいましたが。。。
化学受験にするメリット
化学の受験にするメリットは物理同様、色々な学部の受験ができる点です。
また、薬学部や化学科などは、多くの場合、化学でしか受けられない学部です。
自分の進路によってはそもそも化学受験しか出来ないところもありますので、よく調べておきましょう。
ただし、機械工など、物理でしか受けられない学部(大学による)もあるので気を付けてくださいね!
化学が向いている人の特徴
化学が向いている人の特徴は、暗記が得意な人です。
社会科目ほどではないですが、化学でも有機・無機など一定数の暗記の要する分野があります。
化学を進める中で暗記は必要不可欠ですから、暗記に抵抗がある人には少々きつくなります!
また、化学の計算は、物理や数学など比べて、比較的理解しやすいものが多いので、計算が苦手・複雑な理屈を理解することが苦手という人にも向いている科目だと言えるでしょう。
化学でオススメの参考書
リードlightノートシリーズ
リードLightシリーズは、化学基礎・化学の超基礎が抜けているという人や、これから学ぶという人にオススメの参考書です!
問題演習もそうですが、図解が豊富で表や図を用いて、化学知識を理解・暗記していくことができます。
基礎知識は書き込み式になっているので、出来るだけ早く化学の基礎を入れなおしたい、総復習したいという人にオススメです。
1周と言わず、完璧になるまで何周も回してほしい参考書になります。
人によっては基礎用語やチェック問題(一問一答形式)にオレンジペンで解答を書き、赤シートで単語帳のように何度も何度も復習する人もいます!暗記が多いので文系科目と同様、いちいち書いて覚えるより目視の回数を増やして暗記していく方が手っ取り早いです!
問題精巧シリーズ
問題精巧シリーズは数学のイメージがある人も多いと思いますが、化学もあります!
入門編、基礎問編、標準編と別れています。
ちなみに入門編がいわゆる基礎レベル、基礎問編がMARCH、中堅私大の医学部レベルと言われます。
参考書のタイトルの通りにとってしまうと、その内容に面食らうのでご注意ください(笑)
学校の化学の授業についていけなくて学びなおすという人は入門編から始めましょう!
問題の難易度と解説の手厚さもバランスが良く、参考書で復習まで完結できる良書です!
問題数は多くはないので、化学を頻出部分だけ短期間で効率よく復習したいという人にピッタリです。
記述問題より穴埋め形式が多いので、国公立対策としては少し弱いですが、私大理系だと十分だと思います。
重要問題集
化学の集大成として取り組んでほしいのが重要問題集です!
重要問題集を完璧にすれば、医学部や旧帝大レベルの2次試験にもしっかりと対応できます。
1周回したくらいでは解説も含めてなかなか理解が追い付かない参考書です。3周以上は回して、これまで基礎で入れてきた知識の使い方や問題と対峙する思考パターンを頭の引き出しに入れていくイメージで使ってほしいです。
まずは、A問題次にB問題としっかり理解&暗記していきながら進め、A問題が出来るようになったらB問題に進むようにしましょう!
解説は丁寧なのですが、それでもある程度の背景知識がないと解説すら理解できないという可能性があります。
重要問題集の解説部分を理解できずつまずいたら、一つ前のレベルの参考書に戻って基礎の入れ直しを行ってほしいです。
1周目はかなり復習に時間がかかると思いますが、参考書に予備知識を書き込んだりしてじっくり時間をかけて問題と向き合いましょう。そうすれば2周目以降少しずつ楽になってきますよ!
理科の選択科目は一度決めたらなかなか変えられないかも・・・
例えば、文系の社会の場合、入試の6か月ほど前(高校3年生で言うと9月ごろ)に日本史から政治経済に変更しても、政治経済は比較的範囲が少ないので潰しがききます。しかし、物理・化学は範囲も多く、それぞれの特性や難しさがあります。
やむを得ない状況になる(どんなに頑張っても模試で10点、20点以下が続く)以外は基本的には科目を安易に変更せず、勉強の仕方や苦手分析を行い一度決めた科目を貫くという方針をお勧めします。
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