英検ってとる意味あるの?とっておくべき理由とその使い方
皆さんこんにちは!
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武田塾 旗の台校です。
突然ですが皆さん、英検、持ってますか?
「受験に役立つから」と言われて、あるいは「学校の先生のすすめで取った」という方もいるかもしれません。
今回は、大学入試のために英検を取っておくことの意味について解説していきます。
英検🄬の使い方
まず、英検🄬の意味についてですが、英検🄬を持っていると、大学入試において、以下の三つの点で役立ちます。
①英検で一定以上の級を持っていることで出願できる入試枠を利用できる
②取得した資格をもとに点数が加点される制度を利用できる
③同じくらいの得点の受験生が自分の他に複数いたとき、判断材料となる
もちろん、大学や学部、出願枠によって、①~③のどの制度が存在するかは異なります。
具体例をあげてみましょう。
たとえば明治学院大学では、「英語学部検定試験利用型」という枠が存在します。
基準を満たすことで英語の試験が免除になる方式と、級に応じて特典換算される方式がありますね。上の説明だと、①と②に該当します。
英語外部検定試験利用型(全学部日程・A日程) | 明治学院大学 “Do for Others” (meijigakuin.ac.jp)
志望校が決まっている方は、志望校で英検🄬を利用できる枠がないか調べてみるとよいでしょう。
一般入試では採用がなかった場合でも、推薦入試の出願条件になっている場合もあります。学校推薦や自己推薦での入試を考えている方は、調べてみたうえで、英検を受験することを視野に入れても良いのではないでしょうか。
英検🄬を使う上での落とし穴
ここで問題になるのが、大学受験で利用できるのは主に2級、難関ともなると準1級レベルが求められるという点です。
もともと英語が得意な方なら、2級まではそう苦労せずとれるかもしれませんが、準1級からは難関です。
さらにいえば、英検を利用できる大学は少なくはありませんが、
志望校の志望学部に英検を利用できる枠が必ずあるわけではありません。
受験生になってから英語だけに注力し、せっかく英検をとっても、
志望大学では効果的に利用できなかった……という結果は避けたいものです。
他の科目のカバーもしなくてはいけませんからね。
ただし、自分の選択肢を増やすために、志望校の入試枠について知っておくのは大切です。
既に英検を持っている方は、自分の持っている資格が効果的に使えないか、
改めて志望大学のホームページ等を参照して探しておくことで、他の受験生に一歩リードしていきましょう。
英検🄬を受けるメリット
次は英検🄬を受ける明確なメリットについてお話します。
特に、これを読んでくださっている貴方がまだ高校一・二年生なら、英検は絶対に取っておいた方が良いです。
受験学年の方も余裕があれば取得をオススメしたいですが、他科目との兼ね合いもありますので、優先順位をしっかりと見極めた上で受験を検討してください。
メリット1:受験できる大学の選択肢が増える
一つは、受験できる大学の幅が広がる点です。
まだ志望校が決まっておらず、少し勉強に余裕があるのなら、取っておくとよいでしょう。
入試において使えるかもしれない武器は、多いほうが良いです。
英検🄬を利用した制度を使い、英語でリードできれば、他の科目を勉強する時間も多くとれます。
メリット2:英語の学習目標として有用
二つ目は、英語の学習目標に丁度よい難易度だということです。
普段の試験以外にも、英検🄬という目標を持つことで、より効果的かつ積極的に学習に取り組むことができます。
また、筆記だけでなくリスニングの対策も行うため、大学入試に向けた勉強とオーバーラップさせるつもりで勉強すると良いでしょう。
メリット3:自分にあったレベルから始められる
そして最後の三つ目は、英検🄬は七段階に分かれているという点にあります。
たとえば、同じく英語運用能力の尺度として用いられることの多いTOEICは、点数で測ります。
つまり、英語が苦手な人も飛びぬけて出来る人も同じ問題を解くということです。
しかしながら、英検🄬は、難易度別に分かれているので、
自分に合ったレベルから始めることができる点において、学習教材として優れているのです。
おわりに
英語はもちろん大学入試で使う科目ではありますが、同時に将来に役立つスキルでもあります。
入試に使うから、だけでなく、大学に入ってやりたいことと結び付けながら学習していけば、
受験へのモチベーションも高まり、一石二鳥なのではないでしょうか。
英検🄬ではスピーキング能力も試されるため、
学校では中々テストされにくい「英語を話す力」についても、英検🄬に備えた勉強の過程で身に着けることができます。
海外旅行に行ったことのある方は分かるかもしれませんが、実地で一番使うのは、話す力です。
受験という意味で言うと、特に面接のある方は、
「国際社会での活躍を考え、話す力を磨くために英検に取り組んだ」といった側面から、
英検と絡めてアピールできると良いですね。
最後になりましたが、
英検🄬など、受験に役立つ制度は積極的に利用して、有利に受験を進めていきましょうね!