みなさん、こんにちは！
JR・南海橋本駅から徒歩1分の所にある塾・予備校の、武田塾橋本駅前校の池田です！
今回は、武田塾の『現代文』のルートにも採用されている参考書、『新・現代文レベル別問題集』の使い方を紹介していきます！
こちらの参考書の使い方は、武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説されています！
是非こちらの動画も見てみてくださいね！
現代文の『5つの読解方法』
まず、参考書を進める前に、参考書の最初の方に記載されている『解説動画』を見ましょう！
この『解説動画』では、現代文の文章の「読み方」を解説してくれています！
現代文が苦手な人は文字を目で追ってるだけで、内容が頭に入ってない人が多いです。
話の中身が入ってこないと、なかなか読解はできません！
大事なのは、「意味を理解しながら読むこと」です！
この参考書の目的は、「正しく文章の内容を理解する読み方」を学ぶことです。
動画では、『５つの読解方法』について話しています。
1. 具体化
具題的にイメージしながら読む。（言い換え、イメージ、リンク）
2. 追跡
疑問を持ちながら読む。
3. 予測
話の方向を予測しながら読む。
4. 位置づけ
全体の中に位置づけながら読む。
5. モニタリング
自分の理解度を確認しながら読む。
それぞれがどんな作業かは、動画内で詳しく説明されています！
この動画を見て、まずは文章の「読み方」を学んでください！
『全文解釈』と『脳内活動』のフル活用
では、先ほどの『５つの読解方法』を押さえた上で、実際に問題に取り組んでみましょう。
ここからは、他の参考書と同じように、実際に文章を読んで問題を解きます。
その後、解答の採点に移りますが、ここでは「答えが合っていたかどうか」は、二の次です！
自分が「どうやって問題を解いたか」も、一旦置いておきましょう！
問題を解いた後にやるべきことは、解説にある『全文解釈』と『脳内活動』のフル活用です！
この『全文解釈』と『脳内活動』では、現代文が「できる」人が、文章を読む際に何を考え、どのように理解しているかの思考の過程を解説してくれています。
この２つを用いることで、現代文の「理想的な読み方」とはどんな読み方かを理解することができます！
例えばこんな文章があります。
“教養とはなんだろうか、インテリジェンスとはなんだろうか、まずはそこのところから考え始めることにしましょう。”（『役に立たない読書』林望）
ここで、『全文解釈』と『脳内活動』を見てみましょう！
『全文解釈』では、この“なんだろうか”の部分に「なんだろう？」とフキダシがついています。
現代文が「できる」人は、ここで自分自身も“教養”や“インテリジェンス”が何なのかを一度考えるようです。
そして『脳内活動』ではその後、“まずはそこのところから考え始めることにしましょう。”の部分で、「答えを探しながら、読んでいこう。」と、この先文章を読んでいく際の目的を意識していますね。
では次の文章を見てみましょう。
“何も知らないで物事を考えることはできませんから、たとえば歴史や言語、また、日本人としての最低限の常識などはもっていて然るべきでしょう。”（『役に立たない読書』林望）
ここで『脳内活動』では、「つまり、考えるときに『もの知り』であることは『必要』。」と、文章の内容を言い換えています。
さらにその次に、
“そうした知識を、～”（『役に立たない読書』林望）
と文章が続きます。
ここでも『脳内活動』では、“そうした知識”を「歴史や言語、日本人としての常識。」と頭の中で言い換えています。
続きを見てみましょう。
“しかし、ただ知っているだけ、つまり知識がただその人の脳細胞に記憶されているだけで、その精神になんの影響も与えていなければ、それは生きた知識ではありません。”（『役に立たない読書』林望）
この“つまり”以降の文章に対して、『脳内活動』では「知識がその人の考え方に深く影響を与えていたり、人格形成につながっていたりしなければ意味がない。つまり、『もの知り』になるだけでは『十分』ではない、ということだな。」とまた言い換えを行っています。
その後、
“言い換えれば〔 A 〕になっていないのです。”（『役に立たない読書』林望）
と文章は続きます。
これに対して、『脳内活動』では「『言い換えれば』だから、〔 A 〕は、その前文が解答根拠になるな。」と、問題の解き方についても考えていますね。
ここまでで文章全体の6分の1ほどですが、『脳内活動』では既に3回も「言い換え」を行っています！
ココが大事なポイントです！
現代文が「できる」人の読み方
実際に現代文の文章を読む際に、皆さんは「言い換え」という作業をどれくらいできているでしょう？
恐らく、文字を追うだけの『字面読み』になっているのではないでしょうか？
文章を読みながら、脳内で「つまりこういうことだな。」とか「ふむふむ、こういうことを言ってるな。」と、「言い換え」ながら読める人が現代文が「できる」人なのです！
逆に、現代文が苦手な人は「読む」のに精一杯で、その内容を頭で「咀嚼する」、「嚙み砕いて考える」ことができていないのではないでしょうか。
そんな人はぜひこの『脳内活動』を見て、「現代文ができる人は、この文章を読んでるときに、こういうふうに言い換えてあげるのか～！」というのを解説から学んでください！
現代文が得意な人の「頭の動かし方」、つまり「文章を読んでいるときに、どんなことを考えているか」を、解説の『全文解釈』を通して理解していってください。
最終的には、白文を読んだときに『脳内活動』のような読み方が何も見ずにできるようになれれば、現代文の「文章読解力」「文章理解力」「文章把握力」が身についていると言えます！
まとめ
今回は、『新・現代文レベル別問題集』の使い方を紹介しました！
最後にポイントをまとめます！
①現代文ができる人の脳内での読み方を理解しよう！
②言い換えを駆使して読解力を高めていこう！
③時間内で正確に読み解く理解力を身につけよう！
参考書を使いこなして、現代文の苦手を克服しましょう！
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