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入試制度が変わる!入試で利用できる英語の資格を解説!

みなさんこんにちは!

橋本駅より徒歩3分、オンラインなら自宅から0分の大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾橋本校」です!

 

みなさんは英検などの英語の検定や資格を受験したことがありますか?

 

もし、資格をもっているなら、それを利用して有利に受験ができるかもしれません!

受けたことがないという人も、案外手軽に試験を受けることができると思います。

 

今回は、大学入試で利用できる英語の資格について解説していきます!

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「英語外部検定利用入試(=外検入試)」を知っていますか?

「英語外部検定利用入試」とは、英検®、TEAP、TOEIC、TOEFL、GTECなどの英語資格を利用できる入試方法です。

文部科学省の大学入試英語ポータルサイトでは、

大学入試における外部英語資格・検定試験活用のための「大学入試英語成績提供システム」については令和2年度からの導入を見送ったが、来年(令和3年)大学入学者選抜では、各大学が独自に活用することは可能

としています。

 

「英語外部検定利用入試」は受験生のメリットが大きく、導入する大学は近年増え続けています。

文部科学省の集計によると、一般入試で2016年に50大学だった外部検定利用校が、2020年入試では199大学と約4倍に増加しました!
2021年一般選抜における利用大学は250大学(専門職大学等を除く)に増える予定です!

これは、利用した方がオトクかも!?

すぐに志望校のHPや要項で確認してみましょう!

 

英語資格を取得すべきメリットとは!

1.大学の受験条件をクリアできる

外部検定の試験結果がないと出願できないことがあります。一例として、『英検®準2級以上』『GTEC 690以上』といった、一定水準の資格を保有していることを出願の条件とする大学があります。主に推薦入試などの出願条件として記載されていますが、一般入試でも条件に入っている場合があります。つまり、資格があれば受けたい大学の試験を受けさせてもらえる条件をクリアできるということです。

2.得点換算になる

大学受験で有利という理由の1つがこの得点換算制度!
一例として、英検®2級を持っていたら80点。準1級を持っていたら100点など英語試験の点数として扱ってくれるという場合があります。私大の一般入試では、大学独自の英語の試験が行われ、一発勝負で点数が決まります。しかし、得点換算制度を利用すれば英語の試験を受ける必要がなくなり、英語の受験勉強をしなくてよくなる=ほかの教科の対策に時間を使うことができる!というわけです。

3.入試の加点になる

外部検定の資格によって、あなたが受けた入試の総合点にその資格の分、10点・20点など加点してもらうことができます。1問の差が合否を分ける受験においては大きなメリットです。合格ラインぎりぎりの場合に強い味方になることは間違いありません!

 

入試で使える外部検定の種類とは?

英語検定試験といっても、種類は様々です。外検入試でどの外部検定を採用するかは大学によって違います。

英語の聞く・話す・読む・書くの4技能を適切に評価するために文部科学省から、英語の資格・検定試験とCEFRの対照表が発表されました。参照表に記載があるものは、以下の通りです。

―ケンブリッジ 英語検定

―実用英語技能検定 1級-3級

―GTEC Advanced/Basic/Core/CBT

―IELTS

―TEAP

―TEAP CBT

―TOEFL iBT

―TOEIC L&R/ TOEIC S&W

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出典:「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(文部科学省)

志望校が決まっている場合は、その大学・学部が採用している外部検定を受けましょう!
もし、まだ志望校が決まっていない場合でも、多くの大学で採用されている外部検定を受けておくといいですね!

 

一般入試の外検入試における外部検定採用率は?

すべての外部検定の中で最も採用率が高かったのが英検で、全大学の95%を占めています!
日本英語検定協会よると英語外部検定入試を採用する大学のうち、複合型選抜、学校推薦型選抜で98.6%、一般入試で92.3%の大学が『英検®』を採用しているといいます。

次いで、大学入試のために作られたTEAP82%と採用率が高まっています。
TOEFL IBT、IELTS、TOEICは全体の78%ほどでした。

 

大学での英語検定試験の活用事例

日本大学

☆経済学部 A方式第1期・第2期

英検スコアを提出すると、英語の試験を免除できる!
または、入試問題の英語の得点より換算得点の方が高い場合、換算得点を採用できる!

・英検スコアが2,304以上の場合:英語の得点を100点に換算
・英検スコアが2,150以上の場合:英語の得点を90点に換算
・英検スコアが1,980以上の場合:英語の得点を80点に換算

東洋大学

☆国際学部国際地域学科国際地域専攻 共通テスト利用入試前期(2教科) 外部試験利用入試
出願資格として必要
・英検を2019年4月以降に受験(1級・準1級・2級のいずれか)
・1,980点以上のスコアを取得

☆国際学部グローバル・イノベーション学科 共通テスト利用入試前期(4教科・3教科) 外部試験利用可能入試
共通テストの英語または英検のどちらかを選択できる
・英検スコアが2,304以上の場合:英語の得点を200点に換算

☆一般入試(英語外部試験利用入試) 全学部 前期日程
入試問題の英語の得点より換算得点の方が高い場合、換算得点を採用できる!
・英検スコアが2,304以上の場合:英語の得点を100点に換算
・英検スコアが2,150以上の場合:英語の得点を90点に換算
・英検スコアが1,980以上の場合:英語の得点を80点に換算

注:英検を2019年4月以降に受験(1級・準1級・2級のいずれか)していることが条件

駒澤大学

☆全学部(医療健康科学部除く) 一般選抜 全学部統一日程選抜

入試問題の英語の得点より換算得点の方が高い場合、換算得点を採用できる!
・英検スコアが1,950以上の場合:英語の得点を75点に換算

注:英検を2019年1月以降に受験(1級・準1級・2級のいずれか)していることが条件

専修大学

☆一般選抜前期方式(得意科目重視(B方式)・英語重視(C方式)除く) 全学部・全学科
入試問題の英語の得点より換算得点の方が高い場合、換算得点を採用できる!
・英検1級取得または英検スコアが2,340以上の場合:英語の得点を100点に換算
・英検2級取得または英検スコアが1,980以上の場合:英語の得点を80点に換算

注:英検の受験時期を問わない

上智大学

☆一般選抜のTEAPスコア利用型方式
大学独自の英語試験は行わず、TEAPまたはTEAP CBTのスコアを英語の得点として利用

☆共通テスト利用型
共通テスト利用型は、CEFRレベルB2以上で大学入学共通テストの外国語の得点に換算(180点または200点)し、高得点のほうを利用する。
※国際教養学部を除く ※学科により英語以外の外検も可

☆学部学科試験・共通テスト併用型
CEFRレベルA2以上で大学入学共通テストの外国語について、満点を上限に加点(5~30点)

☆一般選抜
学部学科試験・共通テスト併用型と共通テスト利用型において、英語資格・検定試験の結果を任意提出とし、合否判定で点数化して利用する。

筑波大学 GTEC CBT、TOEFL IBT、IELTS、TOEIC R /TOEIC SW R、ケンブリッジ英検、英検®、TEAPを導入
中央大学

☆経済学部・文学部・国際情報学部は、「英語」の入学試験の受験が免除。

☆総合政策学部・国際経営学部は各スコアを得点として利用

早稲田大学

☆商学部
◆出願資格◆
(スコアにより加点)

【英検】準一級
【TOEFL iBT】72

☆文化構想学部・文学部
◆出願資格◆

【英検】2200※各技能500以上
【ケンブリッジ】160※各技能150以上
【GTEC】1100※CBTタイプに限る。各技能250以上
【IELTS】5.5※各技能5以上
【TEAP】280※各技能65以上
【TEAP CBT】470※各技能110以上
【TOEFL iBT】60※各技能14以上

☆国際教養学部
◆加点◆

【英検】2級
【IELTS】4
【TOEFL iBT】42

明治大学

☆経営学部【一般(英語4技能試験活用方式)】
・出願資格:英検CSE=2200(各技能=530)、TEAP=290(各技能=70)、IELTS=5.5(各技能= 4.5)、TOEFL iBT=64(各技能=13)等
英語の試験を免除。

・加点⓵:英検CSE=2467(各技能=570)、TEAP=340(各技能=80)、IELTS=6.0(各技能=5.0)、TOEFL iBT=71(各技能=14)等
独自入試の合計得点に20点加点。

・加点②:英検CSE=2630(各技能=610)、TEAP=390(各技能=90)、IELTS=6.5(各技能=5.5)、TOEFL iBT=78(各技能=15)等
独自入試の合計得点に30点加点。

※大学ごと、内容は更新される可能性があります。公式HPや要項で確認してください!

あなたはどの資格取得を目指すべき?

資格名 特徴 開催回数 受験料 、おすすめのレベル
英検

〇過去問が多く、対策しやすい。
〇試験会場が多い。
▲共通テストの問題と形式はあまり似ていない。

年3回
(6月、10月、1月)
2級以上のレベルがふさわしい。
準1級:7,600円
2級:6,500円
TEAP 〇上智大学と英検協会で作った大学入試のために使われることを目的とした試験。
〇大学入試共通テストとも似たような問題が多い。
〇上智大学をはじめとした、有名私大に強い。
▲受験可能地は26都道府県のみ。
年3回
(7月、9月、11月)
2技能:6000円
4技能:15000円
英検の準2~準1級程度。高校3年間の学習内容に加え、もう少し上のレベルまでが出題範囲となっている。
TOEFL IBT ▲試験問題の難易度としては英検準1級に合格した後に取り組むもの。 月3-6回
年間45回以上実施
テスト日・会場は、通常テスト日の約6か月前よりHPで公表 235ドル(アメリカに送金)
IELTS 〇英語圏への留学・移住を志す人の英語能力を評価するために作られたテスト。
〇4技能をバランスよく測定。
▲試験当日にパスポート持参する必要あり。
全国16都市で、ほぼ毎週実施(ただし、実施会場は試験日により異なる) 25380円
TOEIC 〇過去問が多く、対策がしやすい。
▲ビジネス英語を対象とした試験であるため、表現や語彙を別途学ぶ必要がある。
ほぼ毎月
(受験地によって異なる)

RL:6490円

RLSW:16940円

※試験ごと、日程や料金は更新される可能性があります。公式HPで確認してください!

<注意点>

英検などの資格自体に有効期限がない場合も、大学の方で独自に「合格から2年以内のものを有効とみなす」など有効期限を定めている場合があります!
注意してください!!

 

まとめ

多くの大学で英語の資格を利用した入試をおこなっていることがわかりました。

受験生になってから慌てて英語の資格のための勉強を始める、、、必要はありませんが、有効期限を逆算して早めにとっておくことをオススメします!!!

 

上手に活用すればライバルより有利になることは確実です!!

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