こんにちは!
武田塾阪神甲子園校です!
今回のテーマは「2024年武田塾参考書ルート 英語編」です。
この記事では武田塾2024年参考書ルートを紹介します!
この英語ルートを極めて志望校合格をつかみ取りましょう!
ルートの構成
武田塾の参考書ルートにはいくつかの段階があります。
中学レベルから始める人向けの基礎徹底レベル。
そして大まかな大学受験の流れを学ぶ日大レベル。
そしてここからは国公立志望か私立志望かで分岐していきます。
私立の場合はMARCHレベル、そして早慶レベルと進んでいきます。
国公立の場合は地方国公立レベル、旧帝レベルへと進んでいきます。
基礎徹底レベル
まずは基礎徹底レベル。
イメージとしては、高校の偏差値が50台の人や中学時代から英語を苦手としている人などに使ってほしい参考書ルートです。
使う参考書は以下の通り。
・『中学版システム英単語』
・『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
・『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』
・『高校基礎英文法パターンドリル』
・『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。』
・『システム英単語Basic』
・『英熟語ターゲット1000』
・『こわくない英語出題パターン別長文問題』
・『英語長文レベル別問題集3 標準編』
最後に紹介した『システム英単語Basic』、『英熟語ターゲット1000』、『こわくない英語出題パターン別長文問題』、『英語長文レベル別問題集3 標準編』は日大レベル未満の大学を受ける人向けの参考書です。
大東亜帝国(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)や、地方の私立大学を受験する場合は使ってください。
基本的には『高校英語をひとつひとつわかりやすく。』から日大レベルの『関正生の英文法ポラリス1』に接続する形になります。
では基礎徹底ルートを順番に説明していきます。
中学英語が弱い人は意外と多くいます。
浪人生でもやり直したほうがいい人はいる印象です。
いま英語に苦手意識がある人や、いままで英語がなかなか伸びなかったという人は、基礎の基礎から抜けている人が多いです。
このような人は基礎徹底レベルで中学英語からやり直して実力をつけましょう。
まず『中学版システム英単語』で中学単語を復習していきましょう。
中学校3年間の英語はかなりボリュームがあります。
それを1冊に凝縮したのが『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』です。
この参考書で3年間の勉強を約2週間で学び終える設計になっているので、ぜひしっかり取り組んでください。
そのあとから高校の内容に入っていきます。
そこで使うのが『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』。
これは、高校1年で習う英文法の内容を授業形式で説明してくれていて、読めばわかる講義系参考書。
英文法の範囲全体を網羅しているのではなく、重要なポイントを効率的に学ぶことができる、とてもわかりやすい参考書です。
高校の英文法が苦手な人はぜひ使ってください。
ただ、読んでみるとすごくわかりやすいので、そこで終わってしまいがちです。
そうではなく、「仮定法とは~」「関係代名詞とは~」といったことを自分で説明できるまで理解するようにしましょう。
続いて取り組むのが、『高校基礎英文法パターンドリル』、その後に『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。』。
勉強が得意な人は『大岩』のあと直接『ポラリス1』に接続するのですが、先ほど述べたような「自分で説明する」ことが苦手な人は『パターンドリル』、『ひとつひとつわかりやすく』に進んでください。
2冊ともドリル形式の問題になっているので、問題を解きながら英文法への理解を深めて、初級レベルの長文は攻略できるようにしましょう。
日大レベル
続いて日大レベル。
使う参考書は以下の通りです。
単語・熟語
・『システム英単語』/『英単語ターゲット1900』/『必携英単語LEAP』
・『速読英熟語』/『英熟語ターゲット1000』
英文法
・『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』
・『関正生の英文法ポラリス1』
・『英文法・語法Vintage』
英文解釈
・『動画でわかる英文法 読解入門編』
・『入門英文問題精講』
長文
・『関正生のThe Rules英語長文問題集1・2』
・『関正生の英語長文ポラリス1』
それぞれの参考書に役割がありますので、しっかり順番にやっていきましょう。
大学受験でもっとも出題されるのは英語長文です。
したがって、長文を読めるようになれば基本的には合格できます。
しかし、いきなり志望校の長文をたくさん解いたからといって長文ができるようにはなりません。
長文ができるようになるためには、逆算して長文を分解して考えていかなければなりません。
長文は一文の集合体なので、まずは一文を読めるようになること。
そして一文が読めるようになるためには、文法の理解が必要です。
そしてさらに分解すると、単語や熟語の塊を理解することが必要になってきます。
したがって、単語・熟語・文法という基礎をまずしっかり固め、次に一文をしっかり読めるようにするために解釈をする。
そして一文をしっかり読めるようになったら、長文の勉強に入るというのが武田塾の英語の勉強法の基本方針です。
では、まずは英単語の勉強法。
使うのは『システム英単語』、または『英単語ターゲット1900』、または『必携英単語LEAP』です。
これらの特徴は、頻出度順になっていること。
『シス単』と『ターゲット』は大学入試を分析して出題傾向が高い単語をまとめてあり、使いやすくなっています。
優先してやってほしいのは、『シス単』では1~1200番、『ターゲット』なら1~800番。
日大レベルの段階では特に基礎固めをしてほしいと思います。
このあたりの単語が固まってきたら、熟語の勉強をスタートしても大丈夫です。
『速読英熟語』や『英熟語ターゲット1000』を使って熟語を覚えていってください。
『速読英熟語』は文章中で熟語を覚えるというコンセプトになっていますが、初学時は文章をスルーして、まずは熟語を覚えることを優先しても大丈夫です。
武田塾では1日に100個の英単語を覚えてもらいます。
そんなことできない!とお思いになるかもしれませんが、武田塾では1日100単語を可能にする勉強法を教えています。
以下の動画で説明していますので、ぜひ参考にしてください。
「1日で英単語を100個」覚える超効率的な暗記法を詳しく解説
続いて文法ですが、これは単語と同時にやってください。
基礎徹底レベルでも紹介しましたが、まずは『大岩』に取り組みます。
そして進める人は、『英文法ポラリス1』に進みましょう。
これは4択の文法の問題集です。
そのため偶然に正解することもありますが、全ての問題を理由付きで説明できるまで学びましょう。
そして高1・2生で時間のある方は、追加で『関正生の英文法ファイナル演習ポラリス1』にも取り組みましょう。
問題のテーマは隠してあり、ランダムで出題されるので、文法の理解度のアウトプットとして活用できます。
英文法が身についたら次は英文解釈の勉強に入ります。
一文一文を正確に読むための勉強です。
使う参考書は、『動画でわかる英文法 読解入門編』と『入門英文問題精講』。
『動画でわかる英文法』は、各項目の見出しが「〇〇を見抜く」という形になっています。
つまり解釈というのは、長文の形で出てきたときに、それぞれ一文一文を見て「この単語は○○の役割をしている」というのを見抜いていく作業であるということ。
例えばthatでいえば、それが名詞節を作る接続詞のthatなのか、関係代名詞のthatなのか、あるいは指示語なのか、強調構文なのか、形式主語構文なのか、so that構文なのか……
解釈が得意な人はこれをきちんと見抜くことができますが、苦手な人は役割を理解しないまま読み飛ばしてしまいます。
これではいつまで経っても正確な訳にはなりません。
この見抜き方を教えてくれるのが、『動画でわかる英文法』です。
各テーマごとに動画形式で学べるため、長文を読む前のポイントを事前に習得しましょう。
例文にSVCOを振って、正確に解釈することを目標に取り組んでください。
きちんと役割を理解したら、『入門問題精講』に進みましょう。
3~5行ほどの中文が72題収録されているため、長文への前段階として、全てを完璧に訳せるようになるまで取り組みましょう。
これをしっかりやっておくと、雑な読み方にならず、丁寧に読む癖がついて、長文に入ったときとてもスムーズです。
また、この参考書の解説は、みなさんが抱くであろう疑問に対しての解答というQ&A形式になっているので、しっかりこの解答部分を自分で説明できるようにしましょう。
また、単語リストもあるので純粋に解釈の勉強ができます。
わからない単語があればリストを見てもOK。
長文に挑む前の事前練習ができる参考書だと思って取り組みましょう。
解釈を身につけたら、次は長文に入っていきます。
長文で使うのは、『関正生のThe Rules英語長文問題集1』、『関正生のThe Rules英語長文問題集2』、『関正生の英語長文ポラリス1』。
順番に難易度が上がっていくイメージです。
これらの参考書のよいところは、解説の充実度。
全部にSVCOを振って訳されており、設問ごとの解き方や長文のポイントも解説されています。
疑問点がなくなるような参考書と言えるでしょう。
ここで少し注意しておきたいことがあります。
ここからは勉強の仕方を変えるようにしましょう。
単語・文法・解釈はインプット中心の勉強でした。
そのインプットが完璧であれば、『The Rules』などでつまずくことはないはずです。
しかし実際の受験生は完璧ではないので、ところどころで読めない単語や訳せない文章が出てきます。
ここを振り返る力がいちばん重要になるのです。
なので、長文を読んだら必ず振り返りをしてください。
武田塾で実際に指導している手順は、長文の答え合わせをしたら、長文をコピーして全文へSVCOを振る、苦手な人は全訳を書き出してみる、というものです。
そして、わからない単語が出てきたら単語リストを作りましょう。
長文では前の参考書に戻るサインが出てきます。
「前の参考書に戻って復習しないとまずい……」と思ったら長文をストップして、自分が弱い範囲を必ず復習してください。
もうひとつ大事なことが音読。
『Rules』や『ポラリス』には音声がついています。
それをダウンロードして何回も読みましょう。
最低で1日に10回は音読をしてください。
音読は速読力とリスニング力の向上につながります。
音読をしていると返り読みができないので、自然と左から右に読みながら訳をする習慣がつきます。
これによって速読力の向上が見込めるというわけです。
音声を聞きながら音読を何度も繰り返して、速読力とリスニング力を高めましょう。
そして、長文を読み始めるタイミングで初めてほしい文法の参考書があります。
『英文法・語法Vintage』です。
日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)レベルでも「英文法ポラリス1」だけでは対応できない文法があります。
とくに暗記事項などが不足してしまうので、『Rules1』に入る前に『Vintage』に取り組むことで、文法の不足した知識を効率的に補うことができます。
『Rules2』を始めるタイミングで初めていただいてもかまいません。
いずれにせよ、日大レベルが終わるまでに『Vintage』を1周はやっておいてほしいと思います。
やってほしいのは文法・語法の範囲。
他はやらなくても大丈夫です。
『Vintage』は暗記がすごく大事な参考書です。
右側の解説ページには覚えるべき表現がまとまっている欄があるので、ルーズリーフなどにまとめて都度覚えるようにしましょう。
『Vintage』を1冊完璧にできれば、どの大学でも文法で困ることはなくなるでしょう。
以上が日大レベルでした。
この段階で、武田塾では段階突破テストを行います。
日大レベルの場合、日東駒専の入試レベルの問題を集めて実際に解いてもらうのです。
1回目で8割、もしくは2回7割を取れれば合格という基準で、合格の場合は先のルートに進んでもらい、不合格の場合は勉強をやり直していただきます。
ここまで来れば、日東駒専レベルや共通テストレベルの問題なら、ゆっくりであれば読めるだけの実力がついています。
日大レベルは基礎を固めるためのものなので軽く見られがちですが、実は英語の土台を作る日大レベルがいちばん大変なのです。
逆に言えば、みなさんがここを突破できたのなら、英語の峠は越えているといってもよいでしょう。
MARCH・地方国公立レベル
続いてはMARCH・地方国公立レベル。
MARCHと地方国公立では微妙に参考書が違いますが、共通する部分は多いのでいっしょに解説していきます。
ここまでの単語帳や熟語帳、文法の参考書は継続して使ってください。
『シス単』であれば1700番まで、『ターゲット』であれば1500番までがMARCH・地方国公立レベルに必要な単語になっています。
では、ここから新しく入る参考書を紹介していきます。
MARCHレベル・地方国公立レベル共通
・『関正生の英語解釈ポラリス1』
・『関正生のThe Rules英語長文問題集3』
・『関正生の英語長文ポラリス2』
MARCHレベル
・『英語長文plus 速読トレーニング問題集』
地方国公立レベル
・『国公立標準問題集CanPass 英語』
・『英語長文plus 記述式トレーニング問題集』
これらの長文の参考書をやっていきます。
MARCHと地方国公立の違いは記述があるかないかです。
MARCHは速読力も鍛える必要があるので、『速読トレーニング問題集』が入っています。
では、共通する部分から解説していきます。
まずは『英文解釈ポラリス1』で、MARCH・地方国公立レベル用の解釈を勉強していきます。
この参考書は解釈の参考書の中でもかなり解説がわかりやすくなっています。
解釈のレベルを基礎からMARCHレベルに引き上げてくれる参考書と言えるでしょう。
そして次の『Rules3』、『長文ポラリス2』はおなじみの参考書ですね。
日大レベルで紹介した参考書の難しいバージョンです。
日大レベルと同様に、しっかりSVCOを振って復習しましょう。
そしてMARCHレベルのほうでは、『英語長文plus 速読トレーニング問題集』に取り組んでいただきます。
MARCH以上の私大になってくると、長文の分量がかなり多くなってきます。
いままではSVCOを振ろう、全文を訳そうという話をしてきましたが、ここからはある程度の強弱をつけて大事な部分を読むという、テクニカルな読解力が求められます。
しっかりSVCOを振って精読するという、ある種の力業でMARCHレベルの長文に挑むと、時間が足りなくなってしまうと思います。
その前にこの『速読トレーニング問題集』をやってほしいと思います。
この参考書では、速読で活用できる22個のルールが紹介されています。
長文読解時に活用できるようにしましょう。
続いては地方国公立レベル。
MARCHレベルとの違いは『CanPass』と『記述式トレーニング問題集』という記述の参考書が入っている点。
両方とも採点基準が詳しい参考書になっています。
完璧な記述ができるようになるまで解いていき、実際の採点基準を押さえた回答を身につけましょう。
早慶レベル
続いては早慶レベルに入っていきます。
まず早慶を目指す方に伝えたいことは、日大レベルやMARCHレベルの参考書をここまで述べてきたとおりに全部やっていくと、かなり時間がかかるということ。
すると1年では間に合わなくなるので、何冊か優先順位の低い参考書は省いてもいいようにしています。
早慶レベルの人であれば、日大レベルの『入門英文問題精講』や『関正生の英語長文ポラリス1』はやらなくてもかまいません。
もちろん、省略が可能なのは実力が伴っている場合で、できれば3冊とも取り組めるのが理想です。
では、早慶レベルで使う参考書を紹介していきます。
・『速読英単語 上級編』/『出る順で最短合格!英検準1級英熟語EX』/『大学入試英単語 SPARTA3』
・『関正生の英語解釈ポラリス2』
・『関正生のThe Rules英語長文問題集4』
・『関正生の英語長文ポラリス3』
・『世界一わかりやすい早稲田の英語合格講座』/『世界一わかりやすい慶応の英語合格講座』
ではまず単語から。
『シス単』と『ターゲット』だけで早慶に受かる人もいるのですが、早慶の受験生なら基本的には2冊目の単語帳をやっています。
単語量で負けたくなければ、『速単上級編』か『EX』か『SPARTA3』のうちどれかをやってください。
単語量でいえば、『EX』>『速単上級編』>『SPARTA3』の順になっています。
残り時間がどれだけあるかに応じて選びましょう。
『速単上級編』は中くらいの分量ですが、知らない単語の意味を推測する「推測法」も載っているのが特徴です。
難単語を覚えると同時に推測法を身につけることができるので、一石二鳥と言えるでしょう。
続いては解釈。
『英文解釈ポラリス2』が入っています。
『英文解釈ポラリス1』からの続きとしてやってもらえたらと思います。
『ポレポレ英文読解プロセス50』など、他にも難しい解釈の参考書はありますが、どれもかなり古くなってしまっています。
『英文解釈ポラリス2』は近年の早慶受験の対策を的確に押さえているため、解釈を極めるための1冊としては最適と言えるでしょう。
ただ好みもあると思うので、どうしても『ポレポレ』がいいという方はそちらを使ってもかまいません。
続いては長文。
『Rules4』、『英語長文ポラリス3』という風に、難易度の高い長文を扱っていきます。
そしてそのあとは、『世界一わかりやすい早稲田の英語合格講座』か『世界一わかりやすい慶応の英語合格講座』のどちらか。
早稲田と慶応、それぞれの学部ごとに要注意の大問と設問の詳細がまとめられており、それぞれの問題に対する実践的なアプローチの方法が記載されています。
早慶志望者には必須の参考書と言えるでしょう。
早慶に関しては、英語力そのものを高い水準に持っていくことも必要ですが、それぞれの大学と学部に合わせた対策が不可欠です。
これが最後の合否を分けるので、解き方まで意識して対策を進めてほしいと思います。
それと同時に過去問演習もスタートして、自分が受けるところの問題をしっかり解いてもらえれば、じゅうぶん合格点が狙える実力がついてくると思います。
以上が早慶ルートです。
一年くらい基礎からしっかりと、武田塾のルートをやっていただければ、どんな状況からでも合格する力をつけることができます。
あとはこれを高い水準でしっかりとやり遂げられるかどうか。
このルートに従って、しっかりとやり切れれば、合格をつかみとることができるでしょう。
旧帝レベル
続いては旧帝レベル。
ここまでのレベルになると、英語はかなり大学によって違います。
難しい和訳が出る大学や英作文が難しい大学、リスニングが出題される大学などかなり様々なので、武田塾では大学ごとに対策を分けることにしました。
今回は、東大レベルと京大レベルについて詳しめに解説していこうと思います。
それ以外の旧帝ルートについては、武田塾での無料受験相談時にお渡しします。
『最難関大への英作文ハイパートレーニング』で対策していきます。
東大の英作文には、抽象度が高い和文を訳す和文英訳問題と、いろいろなテーマが出題される自由英作文の2パターンが出題されます。
したがって、両方の対策が必須になります。
『最難関大への英作文ハイパートレーニング』では、東大志望者はイラスト問題などを中心に対策するようにしましょう。
志望大学に合わせて必要な部分を勉強する必要があります。
大問3はリスニングです。
東大の英語の試験は120分あり、開始して45分ぐらいからリスニングが始まるのですが、リスニング30点分がかなり合否を分けることになります。
英語で点数を取っている東大合格者はリスニングでかなり点数を稼いでいるので、東大対策の際には入念にリスニングをしましょう。
リスニング対策は、まず『新キムタツの東大英語リスニングBasic』、その後『鉄緑会 東大英語リスニング』の2冊に取り組んでほしいと思います。
共通テストのリスニングはできている前提です。
『Basic』は実際の東大の問題よりは易しめに構成されています。
解いた後にスクリプトを確認して音読し、音声を聞きながら自分が読めなかった部分をつぶしていくようにしましょう。
『鉄緑会 東大英語リスニング』は実際の東大の問題と近い構成になっているため、試験本番を意識したトレーニングを行っていきましょう。
問題を解く際に選択肢の先読みなどを行うことで、本番を意識したトレーニングにつながるでしょう。
続いては大問4。
4Aが文法問題となっています。
多くの東大受験者はここをスルーしています。
時間がなかったり対策が難しかったりするので、少し捨てるようなイメージです。
武田塾としても、特に対策はしなくてもよいと思います。
大問4Bは和訳問題となっています。
長文の中に下線部があり、そこを訳しましょうという構成になっているので、『英文解釈ポラリス2』など、難しめの和訳の参考書をやっていきましょう。
そのあとは『東大の英語25ヵ年』で、過去問中心に訳す練習をしてください。
そして次は大問5の小説と長文パートになります。
大問5の長文は、場面転換のわかりづらい小説や、比喩のところに下線部が引っ張ってあるなどかなり内容が複雑で、対策がややこしくなっています。
なので『関正生の英語長文The Rules4』や『英語長文ポラリス3』などの難しめの長文には取り組んでおきましょう。
そのあとは『東大の英語25ヵ年』に取り組んでいただければと思います。
このように、東大は大問ごとに出題形式が大きく異なるため、幅広く対策を行い、大問ごとに攻略することが必須になります。
全ての対策をやっていると間に合わないという場合は、優先的にとる大問を決めましょう。
オススメの対策順は以下の通りです。
①大問3 リスニング
②大問2A・B 英作文
③大問1A要約
④大問4B和訳
このあたりは得点源になりやすいので、この順番で対策を進めましょう。
京大レベル
続いては旧帝レベル・京大編について解説していきます。
京大の大問は全部で4つあり、大問1・2が長文読解・英文和訳、大問3が表現・和文英訳、大問4は自由英作文・条件英作文となっています。
まずは大問1・2の対策から。
京大はとにかく訳しまくる形式になっているので、英文解釈力を身につけることが大事。
『英文解釈ポラリス2』でも構いませんが、抽象度が高い問題が多いため、京大にはどちらかというと『ポレポレ』のほうが合っているかもしれません。
『ポレポレ』で京大レベルの解釈を身につけたら、過去問でアウトプットを行って実力をつけましょう。
大阪大学の大問1も似たような形式になっているので、京大の問題が難しすぎる場合は阪大の大問1で演習をしてもらえたらと思います。
また、単語力も必要なので、早慶レベルで紹介した『速単上級編』、『EX』、『SPARTA3』にも取り組みましょう。
そして大問3の英作文に関しては『ハイパートレーニング 和文英訳編』、『最難関大への英作文ハイパートレーニング』の和文英訳の範囲、この辺りは必須でしょう。
英作文の難易度は東大と比べてかなり難しくなっています。
知識を駆使して抽象度が高い日本語を英文に書き換える力を養っていきましょう。
時間に余裕がある人は『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』でもかまいませんが、最初は英作文が苦手な人が多いと思うので、『英作文ハイパートレーニング』シリーズで統一しています。
大問4は指定された語数で会話中の空欄を埋めていくという、特殊な形になっています。
似たような形式が『関正生の英作文ポラリス2 自由英作文編』に収録されているので、そこを部分的に対策してもらえるとよいかと思います。
基本的には過去問を中心に対策しましょう。
他にも、旧帝レベルの参考書ルートは以下の大学のものがあります。
・北海道大学
・東北大学
・東京工業大学
・一橋大学
・名古屋大学
・大阪大学
・九州大学
これらについても大問ごとに参考書ルートを設定しています。
ぜひ近くの武田塾で手に入れてください。
まとめ
いかがでしょうか。
この参考書ルートを見ていただければ、自分がどのような勉強をすればいいのかがわかったかと思います。
武田塾は研究に研究を重ねて、受験生のみなさんが効率的に勉強できる参考書ルートを作ったので、ぜひそれを信じて勉強を続けてください。
そのうえで、勉強法やいまの成績についての悩みがある方は、お近くの武田塾で無料受験相談をしてみてください。
それでは今回のまとめです。
①英語参考書ルート2024で実力をつけよう!
②武田塾を信じて参考書ルートを完璧にしよう!
③一歩ずつ丁寧に進めることで志望校に合格しよう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【2024年版】これで英語の全てがわかる!武田塾参考書ルート!
高校1・2年生の多くの自由選択科目の中から科目選択をしていきますが、きめ細やかに塾に相談に乗ってもらいつつ、また担任の先生とも十分に相談しながら大学受験合格までを見通した科目選択を考えていくことが必要になります。
この選択科目をどう選ぶかによって、今後の大学受験・定期テストに同じ勉強時間をかけても結果が変わってくることがございます。
定期テスト・英検対策などとの両立も大事になってきますので、武田塾阪神甲子園校では高1・2年生には特に定期テストも両立して大学受験勉強を進める必要があることを認識してもらい、サポート・スケジュール管理指導を行っております。
(一部入試では高校の定期テストなどの成績が高いと有利になることなどもありますし、英検対策もどこまで行えて、高3のいつからは両立が厳しいのか、など2年間以上のスケジュールを立ててもらうことがより合格に近づくことに繋がります。)
高校3年生は
①推薦入試、公募推薦、共通テスト利用や共通テスト併用入試や一般入試など様々な入試方式があり、
②それぞれの入試でも、スタンダード方式、高得点科目重視、学部を複数1度の入試で合否を出せる大学など更に多くの入試方式があり、悩む時期です。
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入塾の相談というよりは、受験者様がどうしたいのか、保護者様の希望は?
このあたりを我々が入って3者面談をすることで方向性が見えてきます。方向性が見えてきてからどういう勉強をしていくかを決めていきましょう。まずは、ご家庭で話せない分、阪神甲子園校の相談室を使って頂き、我々の過去の数千人の経験値を惜しみなく出しますので、人生の軸を決めていきましょう。
今ならお友達と一緒に入塾すると、
入塾者に図書カード5,000円分をプレゼント!!
※スタジオコース・期間講習(冬だけタケダ・かけこみタケダ等)・対策講座は対象外です。
※双方が入塾した場合に限ります。受験相談時に記入をお願いします。