【克服】文化史に如何にして立ち向かうべきか・・・!
こんにちは、武田塾半田校です!
皆さん、日本史やっていますか!!
突然ですが、「文化史」好きですか?
旅行と言ったら、寺社仏閣巡りでしょう!と思っている筆者としては「好き!」と答えてくれる方が多いと嬉しい限りですが(楽しいお話ができそうです。笑)、なかなかそういうわけにもいかず、「(大)嫌い」或いは「苦手…」という方が多いような気がします。
そこで今回はこの文化史を如何にして乗り越えていくかという事について、筆者なりの見解を提示していきたいと思います!
では、行きましょう!
①現地に訪れ、現物に触れる
文化史が苦手になりうる要因の大半を占めているのが、イメージが掴みづらいというものではないかと思います。
建造物、仏像関係でいうと、そもそも名前が似たようなものばかりで区別がつかないばかりか、時代によって名称が変わる寺院まで出てくるわけですから、教科書の文字だけでは到底覚えることはできないといっても過言ではありません。
また、書物関係については、教科書のどの年代の文化においても毎回大量に現れるにもかかわらず、載っているのはほとんど題名だけ。
上記すべてについて、
「文字だけじゃ想像がつかん」
となってしまい、結果やる気がなくなってしまうというのが定石ではないでしょうか。
そこで効果的なのは、寺社などであれば実際に訪れ、書物であれば現物を読んだり、かかわりが深い場所に行って触れてみる、というものです。自分が実際に見たり、聞いたりしたものというのはかなり記憶に定着するので、おススメです。
寺社に行けば、そこにかかわる人物にまつわる話は受験にはオーバースペックなほど知ることができますし、書籍であれば文庫本などは図書館で借りたり、購入したりして、内容を知ることは容易にできます。
しかし、これをやるにはなにせ時間がかかり、受験期でただでさえ時間がないため、「旅行・読書になんか時間を割いてられない」と思われる方が大半なうえ、たとえ時間を作れたとしてもそもそも文化史が嫌いであった場合、「そんなものにわざわざ旅費等を使いたくない」という発想に至るのは至極当然でしょう。
このように考えると、このやり方は日本史が好きで、時間がある人限定という点で、多くの人にとっては日本史対策的として実効性を欠くものと言わざるを得ません(個人的には非常におススメなのですが・・・)。
②図説を使う
そこで、上記の要請(主に建造物を見るという点において)を満たしつつ、旅行等に行かずとも、文化史の効率的な勉強をさせてくれる代物が「図説」ですね!
日本史が苦手な人にもおススメできるのが、この図説を見て勉強或いは復習するという方法です。
図説という書物は仏像から寺社まで文化史において重要なものについては写真とともに入試でも十分問われうる知識がそこに付されている点で、かなり使いやすく、優れものです。
これを使うことによって、教科書だけではまかないきれないものを視覚情報として得ることができ、文化史の勉強としてかなりはかどると思います。
ただ、図説も優れものですが、すべてをまかないきれるものではありません。具体的にはどのような背景事情をもって、どの建造物が建てられたのかということやどのような人物がどのように関与したのかということは、図説では記述部分の限界もあって、満遍なく知識として取り入れることは困難です。
そこでもうひと工夫する必要があります。
③独立したものとして扱わず、通史の一部として位置付ける
ここで、筆者がおススメしたいのは、文化史を通史の一部分として捉え、通史に関連付けて覚えるというやり方です。
以下に詳述していきたいと思います。
ⅰ.文化史は独立したものではない
上代から現代まで受験勉強として日本史を学んでいくわけですが、その中で自分の好きな(そこまで行かずとも、しっかりやったため得意な)時代や範囲が誰しもあると思います。
いろいろな分野等がある中で「文化史」と聞くと途端に拒絶反応を示す人がいますが、それは果たして文化史に限った話であるのでしょうか。文化史というようなものはいわゆるテーマ史であって、これ自体苦手とする人が多くいます。
そうです。文化史だけが特別ではないんです。
「でも、冒頭にもあるように文化史はイメージしづらいのは事実では・・・」という声が聞こえてきそうですが、たしかにそうです。上述の通り、文化史はその特性上、一筋縄ではいきません。しかし、経済史や産業史などはどうでしょう。これらもテーマ史として分類したものですが、イメージしにくいのは文化史と同じだと思いませんか?
テーマ史として分類したものは、通史の中で特定の分野を切り取ってそれらをまとめたもの過ぎません。
したがって、まずは認識上文化史を特別扱いしないことがメンタル的に非常に重要です。そのうえで、どのように対策していくべきかを紹介していきます。
ⅱ.極力、通史にひっつけて考える
文化史の中で、例えば建造物一つとっても、急に出現したわけではありません。歴史上の人物がその建築に携わっています。
ここで、覚え方として、「~~という建造物は、・・・が建築した」とするよりも「政治では・・・が活躍した。そして、この人物は~~を建築した」というように、あくまで通史の人物が携わったという認識をもつだけで、どの時代に何が作られたというような「~~文化」という部分は通史の方をマスターすれば、文化史の部分は必然的についてくることになります。
時代ごとの有名人が書物を残していることは往々にしてあります(鎌倉3代将軍源実朝であれば『金槐和歌集』、九条兼実であれば『玉葉』など)。
このように文化史を独立したものと見るのではなく、あくまで通史のうちの文化に着目したものと捉えることによって、少なからず文化史に対するイメージは変わってくるのでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
苦手意識を持つとどうしてもそれに取り組もうとする気が起きなくなります。苦手なものを好きになれ、とは言いませんが、得点できる科目にすることは可能なので、ぜひ普段の勉強にひとくふう加えてみましょう。
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