日本史の勉強着手時期は遅くても問題ない?早い方がいい?
こんにちは、武田塾半田校です!
皆さん!日本史やっていますか!
理系の人の中には、日本史が好きで自分で調べたり、或いは寺院などに観光に行ったりしている人が一方で、「日本史なんて中学生以来だ」なんて人もいることはもちろんのこと、日本史を趣味として位置付けている人は一定数いると思います。
ですが、受験科目として日本史を選択している人(主に文系)はそうもいきません。この科目の点数で合否が決まってくる場合もあるので、日本史に関して頭を抱えることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、日本史の勉強の着手時期について、一提案を提示していきたいと思います。
日本史の本格的な勉強着手時期は遅くても大丈夫か?
よく日本史について、「日本史は直前期(具体的には11月ごろ)にやっても間に合う」ということが言われたりします。
単刀直入に言うと、これについて間違っていると断定することはできません。なぜなら、日本史は結局のところ、特定の単語等を覚えられるか、すなわち暗記できるかという科目になってくるので、短期間で必要なことを覚えてさえしまえば、得点することは可能です。
これは英語、数学、国語といった主要三科目とは異なり、本格的に日本史の勉強をし始めたら模試ですぐに点数が伸びたといった事例などからも明白です。確かに勉強全般について覚えることは必要不可欠ですが、それによってすぐに得点に直結するのが日本史という科目である、といった方が正確でしょう。
だとしたら、日本史はやはり遅く始めてもデメリットがない以上、問題ないのかと思われそうですが、筆者自身はおススメしません。
以下、その理由をひとつひとつ見ていきましょう。
メリット①中途半端な結果になることを防ぐことができる
日本史の本格的な勉強を早く(具体的には3年に入る前くらい)始めることで、受験期の11月ごろに始めるよりも物理的に時間が多く生じるわけですから、その分理解しながらじっくりと日本史を勉強していくことができます。
日本史が嫌いな人の日本史を嫌う最たる理由が、「覚えないといけない」といった暗記科目がゆえ、やる気が起きないといったことであることを考慮すると、そもそも嫌いなものを短期間に覚えるなどということは、受験で使わないといけないことに鑑みても苦痛でしかないです。
計画性をもって切り替えがしっかりでき、短期間でブーストをかけていくというのであれば別論、日本史を受験科目として使うのに気づけばもう11月といった状況でやみくもに取り組んでも結局間に合わず中途半端な結果に終わってしまいがちです。
また、日本史の本格的な勉強を早めに始めることで、定期試験を受験勉強に活用できるといった効率の良いことができます。定期試験と受験勉強の両立という悩ましい問題を日本史に関しては解消できるため、かなりのメリットであるといえるのではないしょうか!
メリット②直前期に他科目に時間を割くことができる
やはり、本格的な日本史の勉強を早期に始める最たるメリットはこれではないでしょうか。
さきほどメリット①内で書いたような短期間でブーストをかけるといった方法について、「日本史ならいけそうでは?」と思うかもしれません。確かに実際日本史であればいけます。しかし、これに加えて他の科目も並行してやっていかないといけないことを忘れてはいけません。
点数の比重や出題範囲等を考えると、直前期に時間を割きたいのはやはり国語、数学、英語の主要三科目でしょう。これらの過去問等を解いていよいよ最終調整に、という段階で日本史に時間を割かれては思うように過去問等に取り組めないとあらば、すべての受験科目が中途半端に終わるという最悪の結果にもなりかねません。
それを避けるためにも、日本史に関しては早めに取り組んでおくということが志望校合格のためのひとつのカギともいえるかもしれません。
メリット③日本史を体系的に理解することができる
日本史の勉強を始めるのが遅くても、とりあえず大丈夫であるといったことは冒頭でいった通りです。
しかし、皆さんの頭の中にあるイメージが定期試験を乗り越えるために単語を詰め込むといったものであれば、上述したような中途半端な結果になってしまいかもしれません。
なぜかというと、たしかに短期間で日本史の単語などの大半を「覚えること」はできます。しかし、合格するためには「得点する」必要があるからです。これはかなり大事な差であって重要なことです。いくらたくさんの単語を覚えたとしても、それらを駆使して解答を導くことができなければ、日本史で得点することはできません。
そして、得点しやすくするためには体系的な理解が手っ取り早いです。体系的な理解をもって解きやすくなるというのは、何も日本史に限った話ではなく、全科目に共通することですが、ここで言いたいのは、①体系的な理解というものが日本史では意識しやすいということと②その体系的な理解が得点に直結しやすい、という事です。
メリット③における具体例
②について具体例を挙げましょう。日本史における出題カテゴリーを大別すると、通史とテーマ史というものになります。前者については、例えば平安時代が出題範囲であれば、平安時代の重要なものを「時代に沿って」最初から最後まで覚えていれば、一通り問題は解けるでしょう。しかし、後者の場合、例えば産業史などといったテーマで出題された場合、それだけでは足りません。たしか時代をまたぐ煩わしさはありますが、どの時代にどういうものがあったか個々には覚えていても、その整理ができていなければ、得点できる可能性は低くなってしまいます。
上記に関して、まさしく、それができないから苦しんでいるから日本史で得点できないと思われるかもしれませんが、裏を返せばこの部分こそが日本史の要ともいえます。そして、このような問題に対して体系的な理解をもって挑むには、どうしても物理的に時間が必要であるのではないか、というのが筆者の思うところなのです。
終わりに
如何でしたでしょうか!結論的には、遅かれ早かれ最低ラインには達するといったところですが、日本史の勉強の着手時期に関しては各々がが日本史で「どれくらい点数を取りたいか」という部分にかかってくると思います。
自分の受験戦略と相談して、「日本史が足手まといに…」なんてことにならないよう、むしろ日本史を主戦力に!という科目にしてみてはいかかでしょうか!!
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