【非受験学年】世界史を本格的に勉強する前に意識して欲しいこと
こんにちは。武田塾半田校です。
世界史・・・
テストで赤点をとるほどではなくても、ずっと居座り続けて心の負担になる世界史。
覚えることが多くてテスト直前にたくさんの人を苛立たせる世界史。
高校で世界史を選択してしまった以上、入試での使用を逃れることがほぼ不可能な世界史。
今日はそんな世界史の勉強法についてお話させていただこうと思います。世界史の勉強はただ暗記だとつまらないので、そうではない面もあることを少しでも多くの人に知っていただけたら嬉しいです。
あんまり急がない人、いきなり勉強っぽいことをしたくない人向け
今一年生や二年生など切羽詰まっていない人は伝記や歴史系の漫画を読んでみましょう。いきなり教科書や講義系の参考書から入ろうとするとあんまり面白くないと思います。(世界史への興味があふれている人は別ですが)学習漫画みたいなもの以外にも歴史上の人物を扱ったものは案外たくさんありますので探してみてください。そこで一つでも興味のある分野や人物ができると世界史の勉強が少し楽しくなります。
ただし、漫画や小説の場合は話を面白くするために脚色や創作が入っているものも多いです!あくまでとっかかり、勉強の入り口ぐらいの認識で全部を鵜呑みにしないように気を付けてください。
個人的なお勧め
篠原千絵先生 「夢の雫、黄金の鳥籠」
スレイマン一世時代のオスマン帝国が舞台です。主人公は彼の妃ですが、対外戦争の話なども結構しっかり載っていますので、このころのヨーロッパを教科書とはちょっと違う視点から見ることができます。同じ先生の作品で「天は赤い河のほとり」という作品もお勧めです。
日丸屋秀和先生 「ヘタリア」
国の擬人化漫画です。歴史漫画ではないので、一話ごとに時代が変わることがありますがそれぞれの国の特徴や過去から現在までの関係性を覚えるのにはもってこいの漫画です。掲載、更新がそこそこ不定期ですがハンターハンターよりは連載してます。どの巻のどの話から読んでも特に問題はない構成になっていますので見つけたらぜひ読んでみてください。私はこれでヨーロッパの国と地図を覚えました。
漫画とかじゃなくて勉強として勉強したい人向け
① 暗記をしようとせずに講義系の参考書などを読む
まずは世界史の概観をつかみましょう。世界中の歴史を一つの教科としてすべて勉強するなんてことは不可能ですし、そもそも教える方法や教科書がありません。世界史といってもやることは今日までの世界に何かしら影響を与えている出来事が多いです。あんまりマイナーな地域だと研究も進んでいなかったりします。なので国によってはずっと登場する国もあれば一部でしか出てこない国もあります。世界史の勉強はいろいろやっているように見えてじつはそうでもないのです。全体像を把握することでこれからの勉強が気持ち的にも楽になります。
② 用語を覚える
全体の流れが頭にはいったら次は用語を覚えましょう。この時にそれぞれの関係を覚えるために地図を使うとよいです。例えば帝国主義時代のヨーロッパはいろんな国同士が同盟を組んだり解消したりを繰り返します。ここを覚えるときにどの国とどの国が仲良くなってこことここは仲がわるくて、、、と字面だけで覚えてもなかなか頭には入りません。地図を見てそれぞれの位置関係がわかるとその地理的な理由がわかりやすくなります。
また、絶対に忘れてはいけないことは歴史はつながっているということです。このことは授業やテストだと章ごとに分けられてしまって意識が薄れがちです。ですが、国の歴史とは結局過去の行動が繋がってできているものなので、過去をたどれば理由などがはっきりわかるようになります。この二点に気をつけて暗記を進めましょう。
③ 復習する
暗記できた!と思ったら必ず復習をしましょう。口頭で友達とやるのもいいですが、実際のテストのように一人で書いてやってみるのも大切です。無意識かもしれませんが、誰かとやると結局ヒントをもらって回答できて、覚えられたつもりになることがあるので注意が必要です。
世界史の勉強でよくある疑問
年号
「年号を覚える意味って何があるの?」高校時代に私の友達がよくそういって怒っていましたし、私も年号暗記は大嫌いです。それでもテストや入試にはよく出てきますよね。
年号をつまらないと思う一番の原因はおそらく一つの出来事に対応した一つの年を覚える、という単語のような意識があるからだと思われます。このままでは世界史の勉強にあまり役に立ちそうに思えません。
では年号は何の役に立つのかといえば、時代背景の把握並びに横のつながりの理解です。この出来事とこの出来事は近い年代で起こっている、つまりこの時代はこういった傾向が強いんだな、こっちの国の革命がこの年にあったからあっちの国でもその数年後に似たようなことがあったんだな、という感じで自分の持つ知識の整理につながります。
文化史
「歴史的な内容は覚えられるけど文化史は難しい」という声もよく聞かれます。文化史は二の次になりやすいのでそこも仕上がっていると他の受験生と差がつけやすい部分ですので、入試の時に合否の一点を分けることもあります。
歴史の方はもう完璧!という人にはぜひ取り組んでほしい部分ではあります。入試でも文化史は暇な時間に資料集などを眺めるだけでもかなり違います。資料集は写真が多く、視覚からの情報を取り入れやすいです。
余談ですが私は文化史というカテゴリーが存在することを高校卒業間近に知りました。高校3年間世界史の先生がずっと同じだったうえに、その先生が資料集とプリントだけで授業をする先生だったので、そのおかげ(?)で文化史を意識せずに来られたので普段の授業の時から資料集は開いておくと良いと思います。
おわりに
いかがでしたでしょか?
世界史を受験学年、または直前期に詰め込もうとするのはかなり至難の業です。
上記のようなポイントが非受験学年(特に高校2年生)から世界史を勉強する一助になってくれると幸いです!
武田塾半田校では、
- 時間が足りない😰
- 復習ってどうやるの🤔
- 各教科のバランスが分からない😅
- 志望校で迷っている😣
という方の相談に無料でのっています。
受験勉強だけでなく、日々の勉強の仕方、定期テスト対策などどんな勉強の悩みをご相談ください。
受験相談は下記のボタンをクリックしてお申込みいただけます。どうぞお気軽にお申し込みください!
無料でおこなえる無料で行える受験相談はこちら↓
また、お電話でも受験相談をお申込み頂けます。056926-2006(15:00~21:30日曜を除く)までどうぞ!