皆さんこんにちは、半田校の講師のタカです。
今回のブログは高校生のお悩み相談室です。
「半田高校に通っている私立文系志望です!地歴ではなく、数学を受験科目にしようか迷っています!どちらのほうがオススメですか?」
私文だと大抵の受験生は、英語と国語+数学or社会で受験に挑みますよね。
一部例外もありますので、そのあたりも踏まえてお悩みに答えていきましょう~!
①志望する大学・学部が数学受験が可能かどうかを確認しよう!
文系といえど、学部は多種多様です。
文学部、外国語学部、法学部、経済学部、教育学部、商学部…などなど。
まずこれらの学部は「人文科学系」と「社会科学系」に分類されます。
人文科学系は人間や人間の行動・それに伴って生まれたモノ(言語や歴史)を研究する対象とする学問です。
社会科学系は人間の社会が主な研究対象で、それらを科学的な観点から探求する学問です。
堅苦しくてよくわからん!って人は下の分類イメージをご覧ください。(頑張って描きました笑)
語学や文学、心理学系の学部は人文科学、法学や経済、経営系の学部は社会科学ですね。
大抵の大学の傾向として、社会科学系の学部であれば数学で受験することが可能な場合がほとんどです。
例えば早稲田大学の文学部を受験しようとすると英国社でしか受験できません。
しかし法学部であれば数学か社会かを選択することができます。
※例外として慶応大学は国語ではなく、小論文や論述的思考を問われる試験ですので、気をつけてください!
愛知県の私立大学、南山大学では文系の学部では、人文学部の人類文化・キリスト教学科以外であれば数学を試験科目として選ぶことができます。
各大学によって異なるので自分の志望大について調べてみてくださいね。
②数学受験はハイリスク!?数学受験のメリット・デメリットを知ろう!
武田塾チャンネルにて似た話題を取り上げていましたので、
一度こちらをご覧になってからだとわかりやすいかと思われます!
次に受験科目として数学を選ぶメリット・デメリットです。
地歴と比較しながら説明していきたいと思います。
・学習時間と勉強について
数学ではまず公式と定理を覚えますね。この後、どんな時にどの公式を使うのか覚えれば、問題を解くことができます。
どうしてこの問題にこの公式を使うのか、を説明できるようになったら、最初の段階はほぼほぼ完成です。
次に、解法のパターンを暗記します。演習段階に入ると良くわかるのですが
どの問題集解いていても「ああ、このパターンね。」となります。
(解法を暗記!?数学で暗記?!ってなった人もいると思われますがそれはまたの機会に…)
初見の問題でも解けるような力がついたら完璧です。
反対に地歴は最初は語句を入れるところから始まります。
地歴は人名・地名・文化・事件(勿論その背景も!)・その他諸々を年代と併せて覚えなければなりません。
日本史であれば、年号・事件・重要人物・背景は説明できるというのは当たり前に。
世界史であれば、この国が○○であったときに、その国は××で…と、同時進行で何が起きたか説明できるのを、当たり前にしなければなりません。
数学に比べると圧倒的に覚える量が多いのが分かると思います。
つまり記述問題のような演習に入るまでに時間がかかります。
学習時間で見れば、数学です。演習に到達するまでの時間が社会に比べて圧倒的に早いです。
③通っている高校によってもお勧め科目は変わる!?
通っている高校によって、オススメ度が変わるという話をします。
大抵の高校は、定期テストでの数学については、手を抜いて赤点ぎりぎりを狙うことができます。
高校によっては私文コースが設けられていて、途中で数学の学習が無くなるところもあります。受験科目にかける時間が増えるのでメリットがあります。
数学嫌いな子には、天国かもしれませんね(笑)
以上のことが数学で受験するよりも、地歴で受験することをオススメである理由の一つです。
しかし近隣の高校、半田高校には私文コースもない上に、数学の定期テストがとても難しいです。
しかも学年によっては数学科の先生が強くて、数学が鬼のような年も…。
(あまり具体的には言えませんが、その学年の先生が作ったオリジナル(?)問題集があります。)
④最後の決め手は、「自分が数学好きかどうか」!
タイトル通りです。つまるところ数学が好きかです。
嫌いな教科だと、どうしても勉強するのは苦痛です。
点数がとりやすいって聞いたから、と安易な理由で選ぶと後悔します…
好きな教科だったら、勉強していて楽しいし捗りますよね!
この記事が、世の中の悩める私文組の参考になればとてもうれしいです!
とはいえ、1人で悩むよりも、まずは誰かに相談してみるのが一番です!
武田塾半田校へ一度受験相談にいらっしゃるのもお勧めですよ!!