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【受験校選定】技術科学大学の特徴と入試情報について

逆転合格!武田塾八戸校です!

 

気付けばもうすぐ10月です🍂

月日が経つのってなんでこんなに早いんでしょうね、、、刻々と受験シーズンが近づいてきています。

 

今回は「将来、工学系の仕事に就きたい!」とか「理系に進学したい!」という方に特に紹介したいとある学校2校について書いていきます!

 

 

 

 

技術科学大学の存在を知っているか!?

 

「技術科学大学」

 

なかなか聞くことのない学校名だと思います。

通称「技科大」と呼ばれる学校で、新潟県の長岡技術科学大学愛知県の豊橋技術科学大学の2校あります。

 

技科大は工学に特化した学校で、それぞれの専攻する分野に関する専門知識や技術を身に付けることができます。

 

実は技科大は”高専生のための国立大学です!”と謳っている通り、圧倒的に高専からの編入学者が多い学校です。

実際にHPを見てみると豊橋技術科学大学の機械工学課程の場合、第1年次の入学定員が20人なのに対して3年次の入学定員は95人かなり編入する人が多いことが分かります。

 

 

他にどんな特徴があるのか、学校ごとに見ていきましょう!

 

長岡技術科学大学について

長岡技術科学大学ってどこにある?

 

正式名称:国立大学法人長岡技術科学大学

所在地:〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1

 

 

長岡市は新潟県の市町村で2番目に人口が多い都市です。

工業・商業共に栄えているため生活の利便性が高いエリアでありながら、歴史ある街並みや市の中心部を流れる信濃川、日本海に面した立地、点在する山々など豊かな自然を身近に感じることもできる街になっています。

毎年8月に開催される長岡まつりは日本三大花火大会の一つに数えられ、多くの見物客が訪れることでも有名です。

 

課程、分野と募集定員

工学課程

・一般選抜(前期日程) 50人

・学校推薦型選抜(普通科・理数科等) 若干人

 

○機械工学分野

・学校推薦型選抜(※1 工業等に関する学科・総合学科) 6人

○電気電子情報工学分野

・学校推薦型選抜(※1) 6人

○情報・経営システム工学分野

・学校推薦型選抜(※1) 4人

○物質生物工学分野

・学校推薦型選抜(※1) 7人

○環境社会基礎工学分野

・学校推薦型選抜(※1) 4人

 

※1 工業等に関する学科…工業・商業・情報・農業・水産に関する各学科を示す。

学校推薦型選抜における分野別の募集人員は目安

 

入試日程と実施教科について

○大学入学共通テスト

 国語 100点

 地理歴史公民 100点

 数学 200点

 理科 200点

 外国語 200点

 

○個別学力検査 令和5年2月25日

 数学 150点

 理科 150点

 書類審査(志望動機・調査書等) 50点

 

就職率 驚異の98.6%!

長岡技科大はキャリア支援プログラムが充実していることが魅力の1つです。

 

学士過程3年または修士課程1年から就活スタートアップ講座自己分析講座などを受けることができ、進路や就職についての相談をすることができます。

 

また、大学院へ進学する学部4年生は10月から約5か月間(海外は9月から約6か月間)、企業等に派遣され、現場で実務を経験をすることができます。

在学中に社会で経験を積むことで将来設計を組み立てるうえでとても有意義なだけでなく、実際の仕事の現場の厳しさを知ることで大きく成長できます。

 

このような就職支援体系により、常に就職率は高い水準を保っています。

 

 

 

豊橋技術科学大学について

豊橋技術科学大学ってどこにあるの?

 

正式名称:国立大学法人豊橋技術科学大学

所在地:〒441-8122 愛知県豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1-1

 

 

愛知県にある豊橋市は温暖な気候と豊かな水に恵まれているため日本有数の農業地帯として有名です。また三河湾や太平洋に面しているため豊橋ちくわや三河佃煮などの水産加工食品でも知られています。さらに、日本一の飼養数を誇る鶉(うずら)をはじめ養鶏、酪農なども盛んです。

実は愛知県は3大都市からアクセスがとてもいい場所に位置しており、新幹線「ひかり」に乗車すると東京からも新大阪からも80分、名古屋から20分ほどで着きます。

好立地、第一次産業が盛んな豊橋市は生活満足度 全国1位/主な83市(市版SDGs調査2020/ブランド総合研究所)でとても住みやすいまちだということが分かります。

 

課程、分野と募集定員

工学部

・一般選抜(前期日程) 45名

・学校推薦型選抜(普通科・理数に関する学科等) 5名

・総合選抜(※1 グローバル技術科学アーキテクト養成コース) 5名

・私費外国人留学生選抜(※1) 10名

 

機械工学課程

・学校推薦型選抜(工業に関する学科等) 3名

電気・電子情報工学課程

・学校推薦型選抜(工業に関する学科等) 3名

情報・知能工学課程

・学校推薦型選抜(工業に関する学科等) 3名

応用化学・生命工学課程

・学校推薦型選抜(工業に関する学科等) 3名

建築・都市システム工学課程

・学校推薦型選抜(工業に関する学科等) 3名

 

※1 グローバル技術科学アーキテクト養成コースは令和5年度入学者選抜(令和4年度実施)を最後に、入学生募集を廃止します。

 

入試日程と実施教科について

〇大学入学共通テスト

 国語 200点

 地理歴史公民 100点

 数学 200点

 理科 300点

 外国語 300点

 

〇個別学力検査 令和5年2月25日(土)

 数学 300点

 

得点率について

豊橋技術科学大学のHPを見ると平成30年度から令和4年度までの一般選抜の合格者の平均得点を確認することが出来ます。

令和4年度を見ると大学入学共通テストは680/1,100(61.8%)、個別学力検査は193/300(64.3%)となっています。

 

 

海外留学が身近な存在に!

豊橋技術科学大学の強みの一つとして、海外留学の制度が整っているということがあげられます。

 

交流協定校はアメリカ、韓国、タイ、イタリアなど計75校あり、留学の目的に合った留学先を決めることができます。

留学の目的は様々で、農業について学びに行ったり、バイオマス利用の現状について学びに行ったりなど自分が専攻している分野の研究をしたり授業を受講したりできます。

また、留学先の学校で取得した単位を技科大の単位として申請できる場合もあります。

 

海外留学となると金銭面はどうしても気になる部分になると思いますが、豊橋技術科学大学には様々な奨学金支援金のプログラムがあり、負担を減らすことができます。

 

専攻している分野興味のある分野より発展している国で学びたいという人は海外留学を視野に入れてみるといいかもしれません!

 

他にもメリットが!

専攻している分野の授業ついていける…?

高校では扱うことのなかった専門分野の授業を受けることが増えます。当然テストもあるわけですが、ついていけるかな、?きちんと点数がとれるかな、?と不安になる人もいるかもしれません。そんな時に頼れるのが3年次編入してきた元高専生です。

 

最初に紹介した通り技科大にはたくさんの高専生が3年次編入してきます。高専生は専門の授業は少し受けているため専門の授業の最初の方は既に履修済みなことも多いです。

その中でも推薦で編入してきた人はもともと高専で優秀な成績を取っていた人が多いため、専門分野で分からない所は元高専生に頼れるというメリットがあります。

 

高進学率!!高就職率!!

HPに載っている学部卒業生の進路を見てみると進学率の高さが一目瞭然です。

例として令和2年度を見てみると、卒業生が440人なのに対して進学者が344人と、全体の約78%を占めていることが分かります。

 

大学院に行く主な理由としては専門知識を更に深めるため研究をするためというのが多いです。

 

 

そしてその進学率故の高い就職率となっています。

理系は知識や技術が身に付いている分就職に有利です。そのため大学院に行った方が就職しやすいと言われています。

 

上に書いた通り一般選抜で技科大に合格した人の平均得点率は約60~65%ほどです。

有名国立大学でA判定をとるとなるとさらに点数が必要になります。

ですが、技科大はおおよそ60%ほどの得点率で合格圏に入り、なおかつ専門分野の知識、技術を身に付けて就職に強くなることができます。

 

まとめ

 

以上が技科大についての紹介でした。

紹介しきれていない部分もたくさんあるので、理系進学に興味のある方は是非1度HPをのぞいてみて自分が興味のある分野について学べるかなどを調べてみて下さい!!

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