こんにちは!逆転合格専門武田塾八戸校です!!
今回は「大学入学共通テスト」について触れていきます!
「大学入試センター試験」と一体何が変わったの?そもそもこの試験は何のためにあるの?
そういった疑問への回答もしつつ、“大学入試改革”を見ていきましょう。
大学入学共通テストまでの歴史
「大学共通第1次学力試験」が始まり
1977年に国立学校設置法の改正に伴い、大学入試センターが設立され、「大学共通第1次学力試験」は開始しました。
いわゆる“共通1次”の俗称を知っている保護者の方が多いと思われます。
国公立大学と産業医科大学の入学志願者を対象として、1979年~1989年まで全国一斉の基礎学力試験として実施されました。
共通1次が導入された経緯は、それまでの大学入試は各大学の作成した試験のみで、非常に奇問・難問が多く出題されていたからとのこと。。
しかし、共通1次には有名私立大学が参入できなかった上、奇問・難問を完全に排除するには至らず、各方面から様々な批判を受けて10年で終わりを迎えます。
「大学入試センター試験」の登場
そして、共通1次は、1990年から「大学入試センター試験」に名称を変更します。
高校の学習指導要領の範囲から、全教科・全科目マークシートでの解答方式を採用。
2006年にはリスニング(英語)で世界初のICプレイヤーが導入。
1月の風物詩として毎年話題に事欠くことなく実施されました。
もちろん、校舎長もセンター試験を受験し、様々な思い出が脳裏に焼き付いています…笑
しかしながら、センター試験になってからも、トラブルや批判は絶え間なく続きました。
そして、文部科学省の打ち出した『大学入学者選抜改革』の一環として、1990年~2020年と30年間続いたセンター試験は幕を下ろします。
遂に、2021年から現在の「大学入学共通テスト」が開始されたという流れです。
大学入学共通テストで何が変わったのか?
「配点」と「試験解答時間」で変更点がありました。
大学入学共通テストの教科・科目・配点・解答時間をまとめた表が以下のとおりです↓↓↓(赤字が変更点)
教科 |
科目 | 配点 | 試験解答時間 | 備考 |
国語 |
国語 | 200点 | 80分 | 現代文(近代以降の文章)100点/古文50点/漢文50点 |
地理歴史 |
世界史A・B/日本史A・B/地理A・B | 各100点 | 60分 | 同一名称を含む科目の複数受験は不可(例:地理A、地理Bの同時受験) |
公民 |
現代社会/倫理/政治・経済/倫理、政治・経済 | 各100点 | 60分 | 上に同じ |
数学① |
数学Ⅰ/数学Ⅰ・A | 100点 | 70分(旧:60分) | 数学Aは以下3分野から2分野を選択:「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」 |
数学② |
数学Ⅱ/数学Ⅱ・B/簿記・会計/情報関係基 礎 |
100点 | 60分 | ●数学Bは以下の3分野から2分野を選択:「数列」「ベクトル」「確率分布と統計的な推測」 ●簿記・会計の出題範囲は、「簿記」および「財務会計Ⅰ」。「財務会計Ⅰ」の出題範囲は、株式会社の会計の基礎的事項を含めた、財務会計の基礎。 ●情報関係基礎の出題範囲は、専門教育を主とする農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報、福祉の8教科に設定されている情報に関する基礎的科目。 |
理科① |
物理基礎/化学基礎/生 物基礎/地学基礎 |
各50点 (2科目計100点) |
60分 | ●以下のいずれかの方法で科目を選択。 【A】 基礎2科目 【B】 発展1科目 【C】 基礎2科目+発展1科目 【D】 発展2科目 |
理科② |
物理/化学/生物/地学 | 各100点 | 各60分 | 上記参考 |
外国語 |
英語/ドイツ語/フランス 語/中国語/韓国語 |
●英語 ・リーディング=100点 ・リスニング=100点 (旧:筆記200点、リスニング50点) ●英語以外 ・各200点 |
●英語 ・リーディング=80分 ・リスニング=60分 (解答時間は30分) ●英語以外 ・筆記=80分 |
●英語は原則、リーディングとリスニングの双方を解答。 ●英語リスニングの問題音声は「1回読み」と「2回読み」で構成。 |
特に変化が顕著な科目は「英語」です!
出題傾向が大きく変わりましたので、解説していきます。
大学入学共通テストの「英語」
リーディング
まず大きな変更点としては、文法、発音・アクセントの単独出題がなくなりました。
つまり、今までのセンター試験の大問1・2にあたる問題がなくなりました。
では、大問1,2が減って大問数そのものが変わるのでしょうか?実はそうではないんです…
例年どおり大問は6まで出ており、文法、発音・アクセントの単独出題がなくなる分、長文が増えました!
ただし、長文の難易度はやや下がっています。
今までは英検2級レベルの文章ばかりでしたが、今後は2~3級レベルの文章が中心になってきます。
今までは出なかった3級、準2級レベルの文章が出てくるので、比較的読みやすくなったと感じる人が多いかもしれません。
では、文章が読みやすくなった分点数が上がりやすいのかというと、そういうわけではありません…
大学入学共通テストでは、与えられた文章に対して考える力が重要となる問題が多くなります。
ただ文章を読んで重要箇所を探すだけでなく、「これは何について書いている話なのか?」「どういう情報が重要になってくるのか?」
ということを推察しながら解く必要があるので、問題文をしっかり読んで考える練習が必要となってきます。
そのため、対策をする際はアウトプットの教材に関しては、共通テストに対応した問題集が必要になるでしょう。
今までのセンター試験とは変更点も大きくありますが、インプットに関しては今までと変わらないやり方でOKです。
蓄えるべき必要な知識は変わりませんので、今から受験勉強を始めるという人は、まずは単語と文法からスタートしましょう!
共通テスト英語のリーディング分析に関する動画はこちら↓↓↓
リスニング
センター試験では25問で各2点の計50点でしたが、大学入学共通テストでは問題数及び配点が増え、2021年では37問出題で計100点でした。
試験時間は変わりませんが、第1~2問は2回読み上げるのに対し、第3~6問は1回しか読み上げまぜん。
第3問以降は、1問分からなくても気持ちを切り替えていかないとドツボにはまる危険性がありますので要注意です。
しかしながら、英語の内容レベルが上がったわけではないので、リーディングと同様に勉強の方針は変わりません。
単語・熟語 → 文法 → 構文・解釈 → 長文と勉強し、長文を始める段階でのシャドーイングが有効です。
シャドーイングは目で読むだけでなく、声に出して読み上げたり、音源を流して聞きながら発音を真似したりすることで、
「発音」「英語のリズム」「音の強弱」「イントネーション」の感覚をつかむことができ、リスニング力の向上に繋がります。
共通テスト英語のリスニング分析に関する動画はこちら↓↓↓
【最後に】変更点はあっても勉強法は変わらない
大学入学共通テストで出題傾向が顕著に変化した英語のリーディング・リスニングについて解説しました。
英語以外の科目についても出題傾向がやや変化した部分があるのも確かです。
しかしながら、受験生が採る勉強方法に変わりはありません。
英語であれば、単語と文法、数学であればⅠ・Aの基礎問といったように、教科書レベルの基礎固めを仕上げ、共通テスト・二次試験で点数を取れるように演習を積んでいきましょう。
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