今回は直前期の勉強の基本方針を紹介します。
直前期は自分の実力が足りているか不安になり、何をしたらいいのか分からなくなってしまいがちです。
これは自分の将来を考えているようで、ただ悩んでいるだけで生産性がないです。
とはいえ、じゃあ何を考えたらいいか分からないという人もいるでしょう。
やるべきことは、過去問を解く→自分の課題を発見する→計画を立てる→対策する
これでだけです。
とりあえず手を動かして過去問を解いてみて、それから「自分に足りないものや、それを埋め合わせる計画」を考えて下さい。
「そりゃそうだ」、と思われる方はブラウザバックを。悩まずに勉強してください。
「そうなんだ!」というあなたは続きを読みましょう。
とりあえず、過去問を解け!!!
何をするよりも、まずは過去問です!
入試は本番からの逆算です。
それなのに、11月や12月になってまだ過去問を一度も解いたことがないみたいな人はいないことを祈ります。
(もし、見ている人が解いていないなら、このブログを閉じて真っ先に解いてください。最低2年分。)
既に解いたことがある人は、過去問の成績をまとめてあるなら、手元に用意してください。
昔解いた問題の成績なんて覚えていない、みたいな人は同じく2年分解きましょう。
計画を立てる
何よりも大切なのは計画を立てる事です。
計画とは、「自身の入試日から逆算したうえで勉強計画を立てること」です。
これをしないことは、闇雲に目印がないまま進んでいることと同じです。
この目印は当然、本番の入試問題で合格点を取ることです。
その手掛かりは、過去問です。過去問を分析し、過去問で合格点を取れる実力を付けることが絶対に必要です。
受験において計画を立てることは必須であり、直前期の少ない時間では過去問を中心に予定を立てることが欠かせません。
入試の点数を上げるための対策
受験勉強のゴールは、勉強して入試の点数を上げ、志望校に合格することです。
ということで、直前期の勉強も入試の点数を上げることが第一目標になります。
そして、入試の点数を上げる方法は簡単です。
いま、自分が入試問題で解けない問題の対策をすればいいのです。
ここで注意したいことは、対策には長期的なものと短期的なものがあることです。
あらゆる勉強には長期的なものと短期的なものがあります。
長期的な勉強と短期的な勉強
長期的な勉強は、例えば英作文や数学、各教科の記述問題など成果が出るのに時間が掛かる勉強を指します。
これらの問題は、入試で使えるレベルになるのに3カ月くらいはかかると見積もっておくとよいでしょう。
それに対して短期的な勉強は、英単語の暗記や歴史の特定のテーマの暗記など、勉強したらすぐ結果になる勉強を指します。
また、既に学習した内容の復習も、再度定着させるのにそこまで時間は掛からないので良いでしょう。
直前期に長期的な勉強をするのは賢明ではありません。
短期的な勉強の方が結果を出しやすいのは考えてみると一目瞭然だと思います。
(長期的な勉強は、本番の3カ月以上前には始めたほうが良いです)
優先順位を付ける
時間が掛かる勉強よりも短期的な勉強をした方がいいという話でした。
これを判断するにあたって、必要な対策を整理する必要があります。
2年分ほど過去問を解いたら、この手順で優先順位を付けてみて下さい。
1. 対策を仕分けする
問題ごとの対策に以下の情報を書き出します。
・必要時間
・点数比率
2. 優先度を調べる
全部の対策をしても終わらないので、優先順位を決めます。
・優先度高=必要時間が少ない、かつ、点数比率が高い ・優先度中=必要時間が多い、かつ、点数比率が高い ・優先度中=必要時間が少ない、かつ、点数比率が低い ・優先度低=必要時間が多い、かつ、点数比率が低い |
この優先度が高い対策から順番に終わらせましょう。
3. 計画を立てる
本番までにどの対策をやるか、優先度を見ながら週単位で対策を書き込みましょう。
このとき、1日に行う勉強量・勉強時間も決めます。
勉強時間の上限を越えなければ、対策は一度に並行して複数行っても大丈夫です。
4. 対策が1つ終わるごとに過去問を解く
対策が1つ終わるごとに過去問を解いて、対策した結果、課題が克服されたのか確かめましょう。
効果が薄いのであれば、計画を立て直して再度対策する必要があります。
また、課題が克服された場合でも、他の課題が同時に解決されて必要な対策が減るということもあります。
なので、必ず計画は見直しましょう。
長期的な勉強をしてしまうと少ない日数を削られてしまい、悪循環に陥ってしまいます。
私も直前期は歴史の王朝の抜けているところなど比較的早く点数につながりそうな箇所を暗記していました。
対策は何をするのがよいのか
直前期に効果的な、短期的な対策にはどんなものがあるのか解説します。
復習で点数を上げる
この直前期は新しく知識を入れるというよりも今までの学習内容の復習をすることが大切です。
一度学習したことがある内容の方が、再学習に掛かる時間は短くて済みます。
新しく学んだところを今勉強して、点数につながったとしても今までやったところを落としているようでは話になりません。
ですから、いかに取りこぼしをなくし、やったところを点数にするかがカギです。
形式に合わせた勉強をする
何度も書いていますが、大学の過去問から逆算して対策をすることが大事です。
どのような問題が出るのかを研究し、形式に合わせた勉強で点数を上げていくことが必要です
実はこれには注意点もあります。
この方法を行う上で大前提となるのが最低限の基礎が出来上がっているということです。
ただし、いくら形式対策をして万全の状態で挑んだとしても形式自体が変わっている場合対応できません。
そのような場合でも最低減の点数が取れるくらいの基礎力はつけておきましょう。
(まあ、基礎力がないと、そもそも過去問の研究や分析なんてできないんですけどね。)
得意分野と苦手科目の時間配分
得意科目が9割取れ、苦手科目が5割取れ、合格最低点6.5割の場合は勉強する必要はありません。
ですが、得意科目が9割取れて、苦手科目が3割しか取れない場合は苦手科目を勉強する必要性が生まれてきます。
このように、合格最低点と照らし合わせながら勉強時間の配分を決めましょう。
上記の場合、得意科目は暗記と問題演習を1時間くらいルーティーンでやっておいて、あとは苦手科目の勉強に殆どを割いていいでしょう。
最後に
直前期は受験生みんな死に物狂いで勉強してくるので勉強時間で差をつけることはほぼ不可能です。
どこで差をつけるのかというと、やはり先ほども述べた通り、過去問から逆算して一番自分が点を取れる方法を模索し、残り期間全力で実行することです。
悔いのないように、知性・実行力・忍耐力の全てを発揮してください。
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