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センター試験とは全然違う!?共通テスト対策入門編!

こんにちは!武田塾五位堂校です!

今年度初めての模試を経験し、共通テストを意識する人も増えたと思います。

そこで今回は、「共通テスト対策・入門編」をお送りいたします。

 

何時から勉強を始めるべき?

これに対する答えは、2次でも使う科目と共通でしか使わない科目で話が変わってきます。

どちらの場合でも、マーク模試を目安として考えます。

春の時点の点数は、まだアウトプットのための学習が進んでいない人も多いと思いますので、あまり気にしないで大丈夫です。

夏の時点で、2次試験がある科目はある程度点を取りたいです。

目標点は、本番での目標点のマイナス1割が目安です。

そして秋の模試では、全科目できちんと点を取ることを目標にしましょう。

模試に関しては上記の通り点数を取れるのが理想的ではありますが、取れなかったことを悔やむ必要はありません。

対策して取れないというケースも経験しておくべきことです。

(ただし、全く対策をしないために点が取れていない状態は作ってはいけません)

 

何時から共通テストに特化した対策をするべき?

夏の模試2週間~1カ月前から、共通テスト対策を何年分かやることが理想的です。

共通テストは、これまでのセンター試験と比べて少し変わっています。

取れる人と取れない人がセンター以上に極端に差が出るような試験になっています。

試験形式に合わせた点数の稼ぎ方を把握しているかどうかで、たとえ同じルートの同じところまで進み同じ実力であっても点数に差が出てくるので、早めに一度は触れてみて欲しいです。

対策する際の注意点として「対策前に最低限日大レベルを突破していて欲しい」ことが挙げられます。

共通テスト対策を失敗する典型例として、日大レベルが曖昧で実力不足なのに共通テスト対策ばかり取り組む、といったパターンがあります。

センターの場合はこういう勉強も有効でしたが、共通テストでは失敗する可能性が高い方法です。

長文を読む力が従来より試されている試験なので、日大レベルで文法・単語・熟語・解釈を固めて長文がある程度読めるようになってから対策に移るようにしましょう。

それが間に合わないなら夏の模試は最悪仕方がありません。

割り切って基礎固めに集中した方が最終的にいい結果に繋がりやすいので、そちらに集中しましょう。

 

共通テストのみの科目は、9月あたりから着手し始めましょう。

但し、この際に2次試験でも使うメイン科目が進んでいない状況で始めることだけは避けてください。

本番直前のプレ模試の時点で目標点を取るつもりで動き、9-10月あたりで基礎を終わらせられれば理想的です。

但し、国公立志望の場合下手に手を出さない方がいいケースもあります。

共通テストのみの科目(社会の二科目目、理系なら国語の各分野、文系なら理科基礎)はルートがかなり短く、特別に対策せずとも何とかなる場合も少なくありません。

少なくとも、夏いっぱいは2次科目を優先した方がいいです。

教科ごとの仕上げに必要な時間や稼がなくても大丈夫な科目を把握し、勉強時間の配分を見極めましょう。

 

まずは実力を付けましょう

身もふたもない話にはなりますが、共通テスト対策は実力がある人がやるから意味があるものです。

無い人がやっても,基礎が出来上がってないのに過去問をやるようなもので答えの丸暗記にしかならない場合が殆どです。

その方法はセンターの時よりも通用しにくくなっていることを認識してほしいです。

 

日大レベルまで仕上がっていれば点数は取れる?

実力の話をしましたが、どの程度まで身に着いていれば行けるかということが気になると思います。

結論から言えば、特に英数国について、地方国公立・MARCHまで進めることができている人が圧倒的に有利な試験と言えます。

昨年度の秋口ぐらいの模試でも、武田塾生の中でMARCH/地方国公立レベルまで勉強を進め、共通テスト対策もきちんとできていた人が高得点の傾向にありました。

センター時代は、最悪2次試験対策をせずにセンター特化した勉強を行うことで8~9割を狙えました。

しかし共通テストの場合、日大レベルまでしか仕上がっていないと8割は狙えますが9割は難しいです。

その要因は時間のシビアさにあり、余裕がないと高得点を取るのが辛い試験になっています。

対策としては、演習経験を積んだり、英語ならシャドーイングのやり込み等で1問を解くのにかかる時間の短縮を図ることが挙げられます。

共通テストレベルがギリギリの人は問題を読むことや情報収集、解くことに時間が掛かってしまい余裕がなくなり難しくなってしまうことが多いです。

地方国公立・MARCHレベルを仕上げていれば、共通テストより難しい問題や文章に取り組んだ経験があるため

「この問題は共通テストの割に難しいな?」という判断ができるようになり、結果として点数を稼ぎやすくなります。

2次試験がある人は共通テストと2次試験のどちらを優先する?

中森先生の考えは「模試2週間前ぐらいは共通テストの過去問に触れた方がいいが、基本的に二次優先」です。

まずMARCH・地方国公立レベルまで進め、合間に少しずつ共通テスト(過去問)を解くといった感じです。

共通テストはもとから出来る人は点を取りやすく、反対に共通テスト対策に特化した人には難しい試験です。

解く・解かないの取捨選択により時間に余裕が作りやすくなるため、共通テスト対策ができるならやった方がいいというのは間違いありません。

但し、より上位の演習や二次試験対策を優先してやった方が、全体に掛かる時間の面でお得です。

 

センターとの違い

先程も書きましたが、共通テストは共通テスト対策だけでは8割しか取れないような試験になっています。

そもそも、センター対策と共通テスト対策は結構違う部分があります。

センターの場合パターン暗記の部分があり、大問を解く順番や時間が重要な要素になっていました。

しかし、このタイプの対策は共通テストではあまり通用しません。

大問に何分使うかが年度により変わるため、傾向が変わると事前の戦略が崩れてしまいます。

大問を解く順番を決めていても、どこで何点取れるかの期待値は変動します。

さらに、センターは長年やっていて実績があるが、共通テストは去年が初めてなので傾向がまだありません。

解く順番を決めていても、本番では柔軟に対応する前提で練習をすることをおすすめします。

 

共通テストとセンターを比較すると、簡単になった面難しくなった面があります。

例えば、知識量で言えばセンターの方が難しいといえます。

一方共通テストの問題は、回り道で時間を浪費させてくる面倒な面があります。

また文章を読み解く力がセンターより要求されているため、共通テスト対策に目が向きすぎて暗記になると点が取りにくいです。

そのため特に国公立志望の人の場合、本質的な力を付けられる二次試験対策をやる事を優先し、共通テスト対策は最後の仕上げにやるといった風に取り組みましょう。

 

レベルの面ではそこまで変わりませんが、対策の考え方や本番の挑み方は大きく異なります。

特に英数はセンターとは大きく異なり、取るべき対策も変わってきます。

2021年の国語はセンターとそこまで変わりませんでしたが、国語も傾向変化が考えられます。

 

演習段階での心構え

どれだけ備えたつもりでも、本番になると「うわ、模試や過去問ではこれだけ取れてたのに……」と思ってしまう程下がる人は多いです。

それを防ぐためには、できる限り実践的な練習を積みましょう。

過去問や模試と本番の落差が大きい人は、目標点以上を取りに行こうとして演習の成果が出ずに失敗するパターンがありがちです。

本番で無理をしてはいけません。

8割を取ろうと目標を立てたなら、逆に言えば2割は捨てていいということになります。

捨てる時は捨てるという考え方が、本番では大事になります。

練習とは比べられないほどの緊張もある本番で、ベストスコアが出せる人はあまりいません。

大失敗する人は10割を狙ってしまい、難しい問題で足止めを食らい総崩れ……ということになりがちです。

実践経験を積み、予想点数と本番で取れる点数を一致させられるようになると点数が安定してきます。

各模試の段階や直前期に解き込みをするときに、稼ぎ方や本番でのブレをなくすよう意識した対策ができるようになると、本番と予想の点数差が乱高下しなくなり、戦略が立てやすくなります。

 

いかがでしたでしょうか?

共通テストに向けた最初の一歩に、少しでも役立てば幸いです。

もし勉強法で悩むことがあれば、受験相談へぜひお越しください。

 

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