↑大阪公立大学から送られてきたポスター。ちゃんと貼っています!
こんにちは!
武田塾五位堂校で講師をしている阿片です。
今回は私が所属している大阪公立大学のSSSRCという団体について紹介したいと思います!
SSSRCってどんな団体?
SSSRCという名前なんて、余程のことが無い限り聞いたことが無いと思います。どんな団体なのか簡単に説明すると...
「大阪公立大学の学生・院生が中心となり、人工衛星やロケットを開発している団体」
です!
SSSRCとはSmall Spacecraft System Research Center(小型宇宙機システム研究センター)の頭文字を取ってつけられた名称で、関西初の「まいど1号」という人工衛星の開発に大阪府立大学の学生・院生が協力したことをきっかけに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の支援の下、2005年に設置されました。
現在は学部生・学院生約60名で活動しています。
プロジェクト紹介
現在SSSRCで進行しているプロジェクトは、衛星プロジェクトとロケットプロジェクトの2つになりますが、今回は衛星プロジェクトに絞って紹介します!
SSSRCはこれまで2機の人工衛星を開発しており、現在は3機目の人工衛星の開発のために活動中です。
ここでは、つい先日まで宇宙にてミッションを行っていた人工衛星「ひろがり」について紹介したいと思います。
OPSATⅡ(通称「ひろがり」)は2016年に始動したプロジェクトで、大きさが10㎝×10㎝×20㎝サイズの超小型人工衛星を、大阪府立大学と室蘭工業大学の学生が開発・運営を行いました。「ひろがり」の開発の目的は大きく分けて、
- 高速通信システムの実証
- ミウラ折り構造物展開システムの展開
- アマチュア無線を通して交流を広げる
の3つです。
1つ目の高速通信システムの実証というのは、1秒あたりに送受信できるデータ量を従来より増大させることで衛星ミッションの幅を広げよう!というものです。
2つ目の「ミウラ折り」というのは、ある程度厚みのあるものでも折るたためる折り方で、これを用いることで、狭いスペースしかなくてもソーラーパネルなどの構造物を宇宙へ運ぶことが出来ます。
「ひろがり」では、実用化に向けて宇宙空間でミウラ折りの試験を行いました。
3つ目の「アマチュア無線を通して交流を広げる」というのは人工衛星「ひろがり」を介してメッセージを送受信することで世界中のアマチュア無線家さんたちの交流の輪を広げよう!というものです。
これは「ひろがり」という名前の由来にもなっています。
プロジェクトの結果としては、これらの目的を元に設定されたミッションを全て達成することが出来たので、おかげさまで「ひろがり」は大きな成功をおさめることが出来ました。
ちなみに私は昨年入所したばかりなのでこのプロジェクトには参加できてないです...。
メディアに取り上げられた際の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=W5sRlbh_7WM
現在は3機目の人工衛星となる、OPSAT-Ⅲ(仮称)の開発に向けてミッション検討が行われています。
ここまでSSSRCがどんな団体で、どんな活動をしているのか軽く紹介しましたが、いかがでしたでしたでしょか?少しでも興味を持ってくださったなら幸いです。
ただ中には「興味はあるけど知識がないから自分には無理そう...」と感じた方がいらっしゃると思います。
続いては、入所するためには専門的な知識を持っていないといけないのかについてお話していきたいと思います。
SSSRCに入所するためには専門知識が必要?
「人工衛星とかロケットを開発してるってことはSSSRCに入所してくる人って情報系や機械系に強い人ばかりなのでは??」と思われるかもしれませんが、実際どうなのでしょうか?
単刀直入に言いますと、
そんなことは一切ありません!!!!
むしろ知識がほとんどない状態で入所する人の方が多いように感じます。
私もそのうちの一人です。
ではなぜそんな人たちが人工衛星やロケットの開発を出来るようになるのでしょうか?
それは、新入生教育という、開発に必要な基礎知識を身に付けてもらう場が整っているからなんです!
SSSRCでは入所してから約1年の間、新入生教育を通して、プログラミング、回路、システムエンジニアリングといった基礎的な知識から、それを応用した実践的な知識まで身に付けてもらいます。
このため、専門的な知識を持っていない!という方でも積極的に学ぼうという意欲さえあれば全く問題がないです。
余談ですが、新入生教育では後半の約半年間かけて、CanSatという模擬人工衛星を制作します。
宇宙兄弟を読んだことがある方はCanSatという単語を聞くとピンとくると思います。
記憶が曖昧なので調べてみると、11巻から12巻で登場していました!
アニメの方でも登場していましたよね。
このCanSat実習では自分たちの班でミッションを決め、そのミッションが達成できるように一から開発していくので、一難去ってまた一難という感じで次々と問題が発生し大変であると同時に、一つ一つの問題を自分たちの力でなんとか解決できている!という実感がわいてすごく楽しかったです。
中にはCanSat目的で入所したという人もいました(笑)
こんな感じで、能動的に学ぼうという姿勢さえあれば誰でも入所できるので、興味がある方はぜひホームページやSNSをチェックしてみて下さい!
https://www.omu.ac.jp/eng/sssrc/
最後に
今回は私が大学にて所属しているSSSRCについて紹介しました。SSSRCのような学生主体の団体で活動することで、専門的な知識はもちろんのこと、組織を運営する中で様々な経験を積めるところも魅力かなと感じます。
その大学にどんな団体があって、どんな活動をしているのかを調べるのも大学選びの判断材料になると思うので、大学選びに迷った際にはぜひ試してみて下さい!
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