こんにちは!武田塾五位堂校です!
学校や塾でやった今年度最初の模試の結果が、そろそろ返ってくる頃だと思います。
また、夏に次の模試を控えている人も多いでしょう。
そこで今回は、模試や入試本番で点を取るための戦略「捨て問・捨て科目」を紹介しようと思います!
捨て問・捨て科目の基本的な考え方
時間を掛ければできるかもしれないが、その問題・科目に時間を費やすのは勿体ない場合というものは、受験ではあります。
時間を空費し、解ける問題を落としてしまうのが一番のミスと言えるでしょう。
それを避け、自分の実力で取れる点数の最大化を図るのが、捨て問・捨て科目と言えます。
満点を狙わない場合、捨て問や捨て科目は誰でも多かれ少なかれお世話になることではあります。
特に難関大学を狙うなら満点はほぼ不可能なので、捨てるものを考えていかなければなりません。
ここで注意してほしいのは、捨て問・捨て科目は結果ではなく戦略だということです。
時間が足りなかった等で結果的に落としたものではなく、積極的に切り捨てることで他の点数をより多く取るためにあえて解かなかった問題や科目が捨て問・捨て科目となります。
解けないものを捨てるという訳では決してありません。
この戦略を取るためには、取れる問題をきちんととる能力と見切りを早めにつける能力がポイントとなります。
取らなければならないものを取り切ったうえで、最悪解けなくても他も合わせてトータルで合格点を取れるようにする。
そのために時間を掛けたくないものを切る……という考え方の下、この戦略を取りましょう。
また、未練を残さない考え方も大事です。
例えば共通テストで8割取りたい人の場合、逆に言えば2割は落としても構わないという心構えで挑んで、変にくよくよしたりしないようにしましょう。
捨て問の基準
・参考書に載ってない知識を要求される問題
・同レベルの受験生が解けないであろう問題
・費用対効果が悪い問題
その問題を解くために使っていいであろう時間を超えないと解けない問題は、基本的に捨てていきます。
捨て問は後回しにして取れる問題を先に解き、時間が余った場合そこで解くといった具合でやっていきます。
時間が掛かりそうな問題は、いったん捨てる覚悟をすぐにするようにしましょう。
「捨て問」練習法
入試本番で自分が取れるいちばん高い点数を取る事が、全ての受験生の最終目標かと思います。
満点狙い以外であれば、落としていいものはあります。
ですが、落としてもよい箇所についてはその場で考えるのではなく、予め自分なりに考えておく必要があります。
捨てるものを早く正確に見極めるために、今の時期から訓練を始めましょう!
そのための具体的な方法は、過去問をやる時に解かなきゃいけない問題と解けそうな問題を見極めながら取り組むことです。
やってきたことで解けるか、どれぐらい時間が掛かるかをその場で判断するトレーニングは、本番での時間のロスを減らすことに繋がるので是非やって欲しいと思います。
また、解き終わった後の、本当に捨て問にすべき問題だったかの検証も重要です。
一見して捨て問だと思っていた問題でも、復習して見方を変えれば実は取れる問題だった……ということもあります。
判断が正しかったかどうかはきちんと確認してみて下さい。
また、自分の中でルールを決めるのも効果的です。
「この問題で何分かかったら打ち切って別の問題を解く」といったような基準を作りルールにすると、時間を費やし過ぎることが無くなります。
捨て科目はどのぐらい取る?
ここまでが捨て問についてのお話しでしたので、次は捨て科目について書いていきます。
捨て科目とはいっても、0点を取るわけにはいきません。
ここで「どのぐらい何を捨てるか?」という問題が発生してきます。
このうち「何を」に関しては、志望校の配点にもよりますが文系なら理科、理系なら社会、古文、漢文が候補に挙がるかと思います。
問題は、「どのくらい」捨てるかという点です。
仮に全体8割を目指すと仮定すると、捨てるにしても65%は最低でも得点したいところです。
心持ちとしては、7割をめざして65%を達成するイメージです。
最初から6割狙いで勉強していると大抵の場合そこまで届かず、ひどい場合5割ぐらいになってしまうこともあります。
気持ちは高いところを目指していきましょう。
また捨て科目でも、勝負が決まってしまうような点数を取ってはいけません。
2~3割を取ってしまったというケースだと、本当に致命的になってしまいます。
「捨て科目」は慣れで点を取るべし
6~7割目標の場合、科目そのものではなく分野を捨てる発想になります。
共通テストの場合、直前期の問題演習で+10点は狙えるので、55~65点程度であれば問題形式に慣れるだけで取れる点数です。
その科目が凄く苦手という人も、武田塾のやり方で参考書1冊をしっかり仕上げれば55点は取れます。
1冊仕上げる+解き方を覚えて55+10=65点を狙って行きましょう。
理科基礎や公民などの場合、基礎的な講義系参考書と問題集を1冊ずつ、1~2カ月程度で集中してまず仕上げます。
その後に共通テスト対策を1カ月ぐらいでやり、2~3カ月で7割を目標とするイメージで勉強を進めて下さい。
「捨て科目」の共通テスト対策にオススメの参考書
「集中講義」シリーズ
1番纏まっていて使いやすい
「ハイスコア」シリーズ
科目によってある科目と無い科目があるので、他と組み合わせて使いましょう。
「過去問」で捨てる科目を見極めよう
捨て科目は、志望校の傾向に合わせて考える必要があります。
例えば一橋大学の場合、文系の人が捨て科目にするであろう理科の配点が何故か高いので、社会の2科目目を捨て科目にするという選択や、
古文・漢文の配点が低いことから勉強時間を大きくは割かずにテクニックで得点を狙うといった選択がありえます。
どこを捨てるかを見極めるために、一度共通テスト型の模試や過去問に取り組んでほしいです。
捨て科目は「覚悟」がいる
「完全には捨てないけど時間をあまり割かない」など、ある程度リスクを背負ってやる科目は覚悟を決めてやる必要があることは頭に入れておいてください。
一応の対策はするが、読みが外れたら諦めるぐらいの思い切りが必要になります。
取りたい点数や残り時間との兼ね合いで、「取りたいけど最悪取れなくても仕方ない」程度に捨てるか、完全に取れる所までやるかを決めていきましょう。
「捨て問・捨て科目」まとめ!
捨て問・捨て科目は点数を最大限取るための戦略!
「捨て問」は、過去問や模試を解く中で練習していこう!
「捨て科目」は、志望校の傾向に合わせて決めて基礎知識と慣れで最低ラインを越えよう!
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