こんにちは。
武田塾五位堂校で講師をしている同志社大学生の平井です。
突然ですがみなさんは、英語の勉強をするときに「音読」を活用してますか?
奈良高校では授業などでよく先生が音声を使って英文のシャドーイングを取り入れていました。
正直にいうと、当時の自分は “こんなことするんだったらさっさと次の範囲に進んだらいいのに・・・” と思っていました。
もしかすると現在進行形で皆さんもそう思っているかもしれません。
しかし、受験を終えて、あらためて振り返ってみるとシャドーイング、ひいては音読を活用することは英語学習においてとても重要なものだったなあと強く感じています。
このため、今回は僕の経験をもとに、英語を「音読」を用いて学習することによるメリットを紹介していきたいと思います。
音読によるメリットその1 長文を読むスピードが上がる
これはほぼすべての受験生が望んでいることだと思います。
では、音読が長文を読むスピードを上げることが出来る理由というか仕組みについて説明していきます!
皆さんが英文を読むとき、頭の中はどうなっているでしょう??
おそらくですが、多くの人がただ英文を目で追っているのではなく黙読・暗唱していませんか?
これは実際に声を出しているかどうかの違いでやっていることは音読と全く同じです。
つまり、普段から音読をすることによって、英文をそれと同じスピードで読む練習となるのです。
早く読む練習をしている人としていない人では初見の英文を読むスピードが全然違います!!
音読によるメリットその2 リスニングが聞こえるようになる
これも本当なのかと思うかもしれません。
しかし、一言一句逃さずに聞けるようになるとは言いませんが、音読をする前とした後を比べるとかなりヒアリング能力が上がったと実感できると思います。
なぜヒアリング能力が上がるのか
英語のリズムに慣れるから
実は英語はひとつの文の中でも読み方が違うということを知っていますか?
例えば、”It’s so beautiful!”という一文の中でも、 so beatiful!の部分がかなり強調して発音されます。
なぜだと思いますか?
その理由は、その部分が一番表現したい、相手に伝えたい部分であるからです!
みなさんが昨日すばらしい映画を見て、友達にその話をするとします。
「あの映画はめちゃくちゃよかった!」と友達に話すときに、淡々と同じ調子で話しますか?おそらく「めちゃくちゃよかった」の部分を少し強調して話すと思います。
つまり何が言いたいかというと、英語は単なる受験科目ではなく言語だということです。
話し言葉なのでもちろんリズムや話の口調など多くの特徴があり、それに慣れておかないと、そもそも単語が聞こえなかったり、話の要点がつかめなくなったりしてしまいます。
そこで普段から英文を音読(CDなどの音声のシャドーイングが望ましい)することはリスニング力を上げるのに非常に役立ちます。
正確な発音で学ぶことが出来るから
みなさんは普段の単語帳の勉強で覚えた単語を正しい発音で言えますか?
例えばrelativeという単語、意味は親族や、相対的なという意味ですがちゃんと発音できますか?たまに りれいてぃぶ と発音する人がいますが正しくは れらてぃぶ です!
今のはほんの一例にすぎませんが、自分が思っている発音と違うものが聞こえただけで頭の中は混乱してしまい、それがリスニングで聞き取れない、点数が伸び悩む原因の一つとなっているのです。
スペルで見たらわかるのにというのはリスニングという科目では通用しません!
音読(シャドーイング)をする上での注意点
今まで音読をするメリットについて話していきましたが、ここで一つ気を付けて欲しいことがあります。
それは音読をできるだけ早く、出来れば参考書についている音声くらいまで早く読めるようにしてください。
なぜなら、ゆっくり音読してもゆっくり読む能力が身に付くだけで試験には全く活かせないからです。
またリスニングにおいても本番よりもゆっくりな音声が聞き取れたとしても、それよりも早いスピードの音声は当然聞こえるようにはなりません。
リスニング対策としてはむしろ音声を1,5倍速くらいまでついていけるようにしたほうが練習になります!
この音読の速さにだけ注意していただければ、あとは皆さんの自由にやってもらって構いません。
英語は受験勉強としてだけではなくグローバル化が進む現代社会にも欠かせないものとなっています。最近はやりのプログラミングでも英語の力がないとなかなか難しいものです。
文系理系問わずほとんどの受験生が英語を勉強していると思います。
特に英語に関しては、大学受験で学んだものが大学の授業であれ、資格取得であれ、必ず何かしらの役には立ちます。
ですから、たくさん勉強できるうちに、今回紹介した音読を使って英語力を身に付けてくれると嬉しいです。7
CDの音源を携帯電話で聞く方法
SpeateLiteというアプリを携帯電話に入れるとCDを携帯電話で聞くことができます。
これなら歩きながらでもシャドーイングが出来るようになります。
シャドーイングの3ステップ
1周目.ひたすら音を追いかける
最初は1文ずつ音源を止めながらでも良いです。
意味が分からなくても良いので、兎に角少し音源より遅れて発音を真似してぶつぶつと発音します。
2周目.英語の意味が分かるまで追いかけを行う
CDの音源を追いかけるのは手順1と一緒です。
2周目に入ったら、追いかけながら英文の意味が分かるまで聞いてください。
3周目.音源とテキストを別々に使う
音源だけでテキストを見ずにシャドーイングを行います。
テキストなしでも意味がわかるまでぶつぶつ言いながらCDの音源を追いかけます。
また、CDなしでテキストだけを見て、CDと同じ速さで音読します。
音読はいつ始める
英語の勉強は単語、文法、構文解釈、長文とも全て音読しながら勉強します。
ということは、英語を習い始めたらすぐ音読をするということです。
私の知り合いの京大生に何が勉強のコツか聞いたところ、全て音読だと言っていました。
その人は全ての教科を声に出しながら勉強していたそうです。
耳からも脳に信号を送っていたのが良かったそうです。
確かに、目だけから信号を送るのではなく、耳からも同時に二重で信号を脳に送ると、同じ時間で2倍の信号を送ることになります。
これは効率が良いですね!
シャドーイングに最適な教材
武田塾では速読英熟語の長文CDをシャドーイングに使います。
60章ありますので、沢山の種類の英語に触れることが出来ます。
3周すると180回シャドーイングを行うことになります。
Solution,ポラリスなど長文テキストの付属CDでもおなじことはできますが、最低でも60課×3周は取り組むようにしましょう。
シャドーイングはいつ始める?
構文解釈の勉強が終わったところでシャドーイングを始めます。
構文が分からない状態でCDを聞いてシャドーイングをしてもなかなか意味を理解するのが難しいです。
構文が分かるようになって(構文の参考書で八割取れるようになって)からシャドーイングを始めるのが最適です。
リスニングが受験科目にない人も、長文読解の速度に難がある場合は長文読解の速度を上げるためにシャドーイングを行いましょう。
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