直前期に参考書を追加してはいけない理由
直前期に新しい参考書を始めてはいけない、という噂がありますが、どういうことなのか説明します。
この時期、新しい参考書を始めちゃう人がいると思いますので、そういう人達に知ってもらいたい内容です。
以前に「直前期に増やしてもいい参考書5選」というのをやっていましたが、きちんと終わる参考書を増やして点になるならいいとは思うのですが、ただ不安だからという理由で増やす人が多いんです。
英語の長文を読むと、分からない単語が多く、特に単語帳を増やしたくなるんです。
あと、「○○の過去問が解けなかったから、○○に特化した参考書ってないですか?」みたいな質問をしてくる人も結構多い。
単語帳を増やすべきかどうかの見分け方
分からない単語が多い場合、持っている単語帳の100語をランダムにテストして95%取れているかどうかを確認してください。
95%以下の正答率なら今持っている単語帳を完璧にするべきです。
更に細かく言うと、1200番までのテストもしてください。
1200番までのテストをして95%以下の正答率であれば、まずは1200番までの単語を1日100語、4日進んで2日復習ペースでもう一度単語を固め直してください。
1200番までが95%以上正答してもまだ語彙力が足りないために長文が読めないということであれば、1201番以降を一日100語ペースで、4日進んで2日復習ペースで勉強してください。
MARCHレベル、旧帝レベルまではシステム英単語1冊で間に合います。
過去問をやって知らない単語がでてきたらノートに書き溜めて覚えれば十分です。
中途半端に単語帳を増やすより効率的です。
武田塾で昨年北海道大学(旧帝)に合格した生徒もシステム英単語1冊と過去問にでてきた単語をノートにまとめたものだけで現役合格しています。
今ある参考書をまずは完璧にしましょう!
どうしたら良い!?
そこは、新しい参考書を追加するのではなく、過去問で演習しましょう!
できないことに目が向きすぎて、分からない単語があったら「単語帳を増やした方がいいのかな」、解けない問題があったら「専門の参考書を増やした方がいいのかな」とか思いがちですが、
- その問題ができなくても、合格点が取れないレベル
- 増やす目的が根本的にヤバイ
かもしれないので、もし参考書を増やすか悩んだら、コメント欄で相談するか、近くの武田塾の無料相談を利用して欲しいですね。
直前期は恐怖心から、本当にやらなきゃいけないことを後回しにしがちなので、「ドクターSTOP」ならぬ「中森STOP」を意識して、参考書を増やし過ぎないように乗りきってほしいと思います。
山火先生も、増やしたくなりましたが、武田塾の先生に相談し、やらないでおくことに決めました。
中森先生からの「中森STOP」で、早稲田に受かったんです。
直前期に一番大事なこと
- 赤本のやりこみ
- 今までやった参考書をもう一回復習しなおす。
極力これで乗り切るべきです。
過去問や今までの参考書をやった上で、それでも足りずに対策が必要な場合、間に合う自信があるなら追加してもいいと思います。
例えば、大学によって、分野別で英作文、英文の並び替えが出るなど、1か月くらいで終わるならいいですが…。
直前期はすがってしまいがちですが、「本当にそれ必要なの?」と優先順位を冷静に考えましょう。
今回のまとめ
直前期に、新しい参考書を増やす前に、「中森STOP!!」
基本は過去問と、今までにやった参考書で対策!優先順位を間違えずに意識して、直前期を過ごそう!