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超高学歴!東京工業大学の特徴や入試についての紹介!

皆さんこんにちは!武田塾五井校です!

燃えるような暑さから、季節は一気に移り変わって、少し肌寒くなってきましたね。

夏を超えて、いざ冬を感じてくると受験が迫ってくるんだということをひしひしと感じます。

受験生は過去問などに手を付ける人も出てきているのではないでしょうか。

一気に気温が変わりますから、体調にはくれぐれも気を付けてください。

 

今回は、自分が通っている東京工業大学の紹介をしたいと思います。

 

ここだけの話、受験の制度が変わっていたりして、実はねらい目かもしれない国立大学です。

これを機にぜひ東工大生になることを考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

東京工業大学について

東京工業大学って?

東京工業大学は理系学部に特化した国公立大学です!

ごく一部を除き文系学部といえるものはなく入試科目も数学、英語、物理、化学のみとなっています。

数年前にノーベル賞を受賞した大隈良典榮譽教授を筆頭とした教授陣とその高い研究成果や、入試の受験科目の難易度がどれも非常に高いことなどから、「理系の最高峰」と呼ばれることも少なくありません。

東京工業大学の学部は?

東京工業大学の学部は

理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境社会・理工学院

の六つがあります。

「え、院ってなんやねん」って感じだと思いますが、東工大は学部の代わりに学院という呼び方をしています。これは、学部の卒業生の9割近くが大学院に進学するため、「もう最初から大学院前提で教えよう」ということで、こういったふうに変更されました。

学科に関しても呼び方が普通とは変わっていて、化学科ではなく化学系システム制御学科ではなくシステム制御系などと「~系」と呼びます。

系は入学時ではなく、入学後1年経過してから、自分が興味のある希望の系を選択することで決定するため、1年間じっくり考えることができます

ですが定員以上の希望が集まった系の場合は1年次の成績順に決まっていくため、中には受験と同じくらい勉強が必要な系もあったりします。

東京工業大学の場所は?

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東京工業大学は、生命理工学院以外の学院のキャンパスは東京都目黒区大岡山と、東京なのか岡山なのかわからない

「大岡山キャンパス」にあります。

最寄りは「大岡山駅」で駅の真正面に大学があるのが大きな特徴です。

生命理工学院は神奈川県横浜市にある

「すずかけ台キャンパス」に存在します。

生命理工学院はほかの院と比較して合格最低点が低いためか、滑って生命理工学院に合格し、神奈川へ通学することになった学生も一定数います。

東京科学大学って?

この記事では今まで東京工業大学と呼んできました。

ですが近々、東京工業大学は、東京工業大学ではなくなる予定になっています。

というのも、2024年に東京工業大学東京医科歯科大学が統合して、東京科学大学となるからです。

こと入試制度に関しては統合されるとの発表はないので、入試制度に大学統合の影響は少なくとも来年はない見込みですが、両大学の提携など今後の方針には注目が必要です。

東京工業大学の入試

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東京工業大学の入試は数学英語物理化学の4科目で特徴あふれたものとなっています。

配点、試験時間は以下の通りです。

配点:数学 300点 英語150点 物理150点 化学150点

試験時間:数学 180分 英語90分 物理120分 化学120分

以下それぞれの詳しい特徴を述べています。

数学

数学の配点は300点となっていて、後述する他3科目の2倍となっています。また、300点の内訳も5問×60点一問の割合が非常に重たいのも特徴的です。数学が得意であることは大前提、数学の中に苦手な分野があっても許されないといえるほど数学重視の入試形態をとっているので、東工大を目指す方は数学を極めるつもりで勉強しましょう

試験時間が非常に長いのも特徴的で、なんと試験時間は180分となっています。これはとなりのトトロ2本分を超える長さで、その長時間ひたすら数学のことを考え続けなければなりません。正直想像もしたくないですね。全国津々浦々から集まった数学の猛者たちが、180分間すべてを使って与えられた5問と向き合い時間が足りないというのだから驚きです。

英語

英語の配点は150点試験時間は90分とどちらも数学の半分となっています。近年の入試は、どこも英語を重視する形態をとっているので、受験する学部に関係なく英語の配点が物理や化学と一緒で数学の半分しかないというのは割と珍しいです。

(参考として、東京大学の理系は国語80点 数学120点 英語120点 理科 120点)

また、東工大の英語は文法問題などが無く長文読解が2題出題されるだけなのですが、それがどちらも非常に長いということも大きな特徴です。具体的に2023年度は2題合計で約3500単語となっていました。

問題数は少ないもののどちらも超長文なので、長文読解が苦手な人は見るだけでもきついと思います。中には英語は捨てて、他三科目で勝負する人もいました。実際、配点が低いことから、他大学受験ではありえない英語を捨てるという選択肢が許されているのも事実です。

物理・化学

物理と化学の配点、試験時間は一緒で150点120分となっています。

物理、化学どちらかの選択式であったり、物理と化学まとめてひと科目扱いといった形式ではないため、必ずどちらも独立した科目として受けなければならず物理と化学合計で300点であることに注意です。

難易度はどちらも非常に高く、差が付きやすいところなので、ここが苦手だと合格は遠のいてしまいます。

片方を捨てたりはせず、どちらも高いレベルで対策しなければなりません。

なぜ差が付きやすいというかというと、それはこの二科目では英語と違って正確な知識が求められるからです。英語の試験は超長文ですが、和訳や選択問題など、正確に訳さなくてもいくらか点数がもらえたり、消去法や運で正解できる要素が少なからず存在していました。しかし、物理と化学では通用しません。それは物理と化学、それぞれの内容の特徴に起因します。

具体的に、物理はほぼすべての問題に導出課程が必要になります公式の名前やなぜそれで導出することができるのかの説明がしっかりしていないと容赦なく減点されてしまいます。化学に関して記述は求められませんが、選択式の問題が非常に特徴的です。「以下の選択肢から適切なものを選べ」という選択式の問題は非常に一般的だと思いますが、東工大入試ではその問題に「適切なものが1つか、2つ存在する」という前置きがされます。つまり、答えが一つかもしれないし、二つかもしれない。それは自分で判断しなければなりません。消去法で一番正しそうなものを選ぶといった曖昧な解き方では通用しないのが大きな特徴です。

共通テストがいらない

ここまで、東工大入試の難しさや理系科目の重たさなどを説明してきました。ですが、その反面東工大入試には受験生にとって、特に国立大学を目指す受験生にとって非常にうれしいことがあります。

それは、共通テストがいらないことです。

正確には受験自体は必要ですが、その結果は1次から2次への足切りにしか使わず、合否の判定は二次試験の結果のみで決めるのです。トップクラスの理系国公立大学で共通テスト対策をしなくていいというのは、少なくとも自分にとってはかなり魅力でした。共通テスト対策がつらくて、私立志望にしている方は多いと思いますが、この機会に東工大をおすすめします。

女子枠

共通テストがいらないという話をしましたが、それに加えて、東工大は2024年度の入試から「女子枠」というものを設置しました。

これは名前の通り女性限定の枠ということで、全国でも類を見ない制度となります。「女子枠」を利用する場合の入試は前述の一般入試と違う点が多少存在しますが、女性にとって有利な制度であることは間違いありません。これを機に東京工業大学、改め東京科学大学を目指すのはいかがでしょうか。

 

東京工業大学のここがすごい!

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最後に東京工業大学の魅力について紹介します。

全国トップの就職率

東京工業大学の最大の魅力。それは、全国でトップの就職率です。

各媒体が発行している有名企業就職率ランキング等で、毎年トップ3には必ず入っています。

その就職先が多岐にわたっているのも魅力です。有名企業就職率といっても、工学系の有名企業に進むのがほとんど、という大学も存在しますが、東工大出身の卒業生は外資銀行、コンサルティングファームなど、一般的には文系が多いとされる就職先にも多く就職しています文系の学部で理系の就職先に進むのは難しいと考えられるので、もっとも就職先の選択肢が多い大学といえるのではないでしょうか。

 

ここからは、東工大生になってわかった、学生目線での魅力を紹介していきます。

コスパがいい

コスパがいいです。

理系大学は往々にして学費が高くなりがちですが、国立大学なのでその心配もないです。

国立大学は往々にして共通テスト対策で負担が大きいですが、共通テストは足切りにしか使わないのでその心配もないです。

また、他の国立大学の数学科等の理学部系の学科では、二次試験は数学だけで良いというケースも見受けられますが、理学部系の学科の就職率はわりと低かったりします。(高いのは工学部等)

テストが難解なのは唯一ネックですが、それを鑑みても余りあるパフォーマンスを期待できます。

面白い人が多い

学生、教授含め面白い人が多いです。

この面白いは、funny、interesting、creativeなどすべてを含みます。

例えば、昨年ネットで話題となったyoutuberひろゆきの声でなんでも喋らせることができる「ひろゆきメーカー」を作成した株式会社 Coe Font の代表取締役 早川尚吾さんは東工大生であり、今現在在学中です。

各分野で活躍されている教授のお話はもちろん面白いですし、あの池上彰先生ハーバード大学卒業のパックン・マックンのパックン先生などの有名な方もいらっしゃいます。

個性豊かな学生や教授陣とのキャンパスライフは刺激を与えてくれてとても楽しいです。

ちなみに、自分の東工大生活で最も驚いたことは、入学して初めての受けた講義が数学だったのですが、その教授が女装していたことです。(化粧はしてないがメイド服)

文系の授業が面白い

東工大は理系の大学ですが、近年文系科目に非常に力を入れていて、多くの文系科目が開講されています。心理学や文学はもちろん、歴史学、哲学、意思決定論、法学、スポーツ科学、ジェンダー論etc…

ありとあらゆる分野について学ぶことができ、もし興味をもったならその教授の研究室に所属することもできます。

この講義がめちゃくちゃ面白かったです。どれもその分野で有名な方が担当していますが、東工大生は自分含めて理系しかできないという生徒も多いこともあって、この講義で自らの世界の狭さを痛感できます。

自分が一番面白かったのは宗教学です。講義のスタイルが変わっていて、映画を実際にフルで見て、その中のある登場人物の特定の発言の意図などをレポートにまとめるといったものでした。要は、現代文の試験の延長線といえますが、一本の映画をフルで見て、非常に自由度が高い回答を作り、それを先述した通り面白い学生たちと見せ合い意見を交わしあうことは非常に有意義でした。

自分は東工大の講義で一番面白かった講義は?と聞かれたら、迷わず宗教学等の文系の講義と答えます。(理系の講義ももちろん面白いです)

まとめ

いかがでしたでしょうか。東工大に関して印象が変わったという人も少なくないと思います。

これを機に、東工大を視野に入れるのはいかがでしょうか。

体調には気を付けて勉強頑張ってください。

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