みなさんこんにちは!
武田塾 五井校です。
今回は、皆さんお待ちかねの小論文に関するお話です。
毎年、個別指導で小論文を指導し、毎年非常に高い合格率を出してきた経験から、そもそも小論文とはなんなのか、といった話から、どのように勉強していけばいいのか、までお話していきます。
(何よりは生徒のみんなが頑張ってくれたからです。この場を借りて感謝、、、!)
それではさっそく行ってみましょう!
~~~~
~~~~
〇小論文って何?
さてまずここからですね。
小論文。
怪しい響きですね。
高校でも、うっすいテキストを1冊、思い出したかのように渡され、何でもいいから書いてみろと言われ、なんとなく添削されて、その後何もなく流されるアレです。
果たしてこれは何なのか。
記述式の問題や作文、あるいは最近出題の増えてきた総合問題と何が違うのか。
著者なりの区別をしていきますね。
※ちなみに、当ブログはこの区別で対策まで終始しますが、他サイトでは表記が混同している場合もあります。(受験情報サイトなど)
もし抵抗がなければ、この区別で考えてもらえれば、対策も取りやすいと思います。
まず、似たような形式を並べてみます。
・作文 (読書感想文とかを想像してもらっていいです)
・小論文
・総合問題
・国語などの記述式問題
突然ですがクイズです。
これは何の順に並んでいるでしょうか?
・
・
・
ズバリ、好き勝手書いていい順です(笑)
作文は、優秀賞とかはあっても、「ダメな作文」などと貶されることはめったにないですよね。
自分の感じたこと、思ったことを好きに書くものです。
原稿用紙の形式などの細かいルール以外は、なんでもいいよーって言われた記憶もあるかと思います。
(それが一番名に書けばいいか分からんくて、一番書きずらいんじゃーーーと嘆いていた著者の少年時代が懐かしいです(笑))
逆に記述式の問題は、主観を入れてはいけないと教わります。
例えば現代文では、本文中の言葉を入れ替えたり語尾を変えたりして解答欄に当てはめる問題も多いです。
自由記述などの指定が特にない場合は、自分の考えを書いている時点で×を食らいます。
だって、解答(例)と採点基準があるものですから。
出来上がっている模範解答に近しいかどうかが、採点されるのです。
そこに、受験者の個人的な考えが介在することなどできません。
これらに対して小論文は、“自分の考え”を“相手を納得させるように”表すものです。
要は、相手に自分の考えを伝えて、説得させるために書く、固めの手紙です。
独りよがりになっては、読んでいる相手は納得しないので、
相手が読みやすい文章で
自分の考えや主張が伝わりやすいように
書く必要があります。
現実的かつ具体的で、読んだ人に伝わりやすく、読んだ誰もが納得できる文章が、優れた小論文と言えます。
ディベートを文章化するようなものと思えばイメージしやすいでしょうか?
ちなみに総合問題に関しても触れますね。
もともと出題していた大学もありますが、
特にセンター試験から共通テストへの変更を皮切りに、各大学がしきりに取り入れるようになってきた形式です。
これは小論文と記述式問題の中間です。いいとこ取りと言ってもいいでしょう。
しかも出題方法によってどちらに寄せることもできるので、先述の区別で言うと中には
若干深い学問知識やテーマへの理解などを要求する、小論文もどきや
少しだけ意見を書ける、記述式問題もどき
といった問題もあります。
傾向によって様々で、それぞれに適した勉強方法が異なるので、しっかり研究する必要があります。中には、難易度の高い記述式問題と同じようなものもあるので、やみくもに「小論文の勉強をしなきゃ!」と焦るのは適さないこともありますよ。
記述式に近いなら、主観を書いてしまうと減点される可能性もありますからね。
〇どこで使うの?
小論文の力が問われるのは、「あなたはこの大学で学ぶにふさわしい考えを持っていますか?」と問いかける入試形式です。
そのため場面としては、「教科学習などの知識ではなく、あるいはそれらに加えて、特に受験生の考え方を知りたい」と教授が感じる学問分野や、入試形式に多くなります。
例えば分野で言えば、芸術系、医療系が多いですね。
特に医療系は、小論文でなくても面接があったりするくらいです。
考えてみれば、命の最前線に行こうという人の動機などは確認したいですよね。サイコパスがいたら怖いわけですし。
形式で言えば、推薦入試で問われることが多いです。また国公立大学の後期入試に使用されたりもしています。
高校までの実績と、志望動機や、大学で何を学びたいか、といった受験生の将来性を評価する推薦入試で使用されるのは、当然とも言えますね。
〇どんな力が必要?
ずばり、“相手を納得させる文章を書く力”です。
共感や理解ではなく、納得をさせればいいのです。
相手に「なるほど、この人はこう考えるんだ」と思わせればよい、ということであり、それ以外はなんでもいいことが多いです。
例えば極論ですが、「人間は滅亡した方がいい」という主張でも、相手が納得すればいいのです。(サイコパスだなとは思われるので、入試の合否に責任は持てませんが笑)
そのような文章を書くために、文章構成力が必要になります。
また、自分の考えは自分にしかわからないものです。それを相手に伝えるためには、「相手はどう考えるのかな?」と相手を思いやる想像力や、経験談や具体例などを適切に示す能力が高いと、伝わりやすい文章になりやすくなります。
ちなみにここで注意してほしいのは、深い知識や文章表現力は、トッピングにしかならないという点です。
知識は、ひけらかしてもいいことはありません(笑)
ひとつの話題を論じる以上、相手と同様のボキャブラリーを持つという意味での基礎知識は必要ですが、「これもしってるよ!」という小学生みたいな知識自慢じみた文章は嫌われます。何せ読むのは教授ですからね。知識量はあちらが上で当然です。
小説家のような上手い文章を書こうとしても、きざったらしい文章になってしまうことの方が多いです(笑)
例えばショートケーキに、「これはやりすぎだろ」ってくらいのトッピングがかかってたら引くでしょ?イチゴがちゃんと乗っていて、生クリームでちょんちょんと飾られていればそれが至上です(笑)それ以上は蛇足です。
〇どうやって、いつから、勉強すればいいの?
さて。
必要な力は、文章を作る際に助けになる能力も含めた、文章構成力だと前述しました。
これらを身に付けるには、「とにかく書く」しかありません(笑)
確かに、伝わりやすい文章構成のテンプレートや、こうした方がいいよ、といった少し抽象的な方法論は確立しているので、それを知ることは必要です。しかし、知っているだけでは実際に書けはしません。
そして、相手に伝わるかどうか、を練習するためには、誰かに見てもらう必要があります。正解がないものなので、丸つけのような自己評価が難しいのです。
小論文と、作文や記述式の問題との違いを分かっている人に、添削をしてもらう必要があります。
そしてそれを何度も繰り返し、“完璧な文章”をいくつも作り上げていく。
この積み重ねと経験が、『小論文を書けるようになる』ことにつながっていきます
だからこそ、時間がかかります。
読んでもらう相手との予定の兼ね合いなどもありますが、例えば塾のような週1回の指導であれば、自力で文章が書けるまでに、最低でも2~3か月は必要だと思います。
特に個人差の多い学習内容なので、もっとかかる人もいます。コツコツ文章を書いていくのであれば、半年くらい期間をとりたいところですね。
〇まとめ
皆さんも、大学受験に向け、様々な情報収集をすると思います。
志望大学が決定し、一般試験や推薦試験の受験科目に「小論文」の言葉を見つけた瞬間が、準備を始めるべきタイミングです。
まずは、それが小論文なのか、総合問題なのか、はたまた記述式問題に近いものなのかをしっかり区別する必要がありますね。
そして小論文の能力が必要であれば、すぐに対策を始めた方がいいです!
知識などの積み重ねの必要がなく、やっただけ経験が積み重なり、それが力につながる学習ですから。
「小論文」という言葉で敬遠するのではなく、受験のバリエーションとして捉えてもらえれば、そしてそれによって未来が拓かれてくれれば何よりです!!
========================
武田塾五井校では無料受験相談を行っています。
五井校は講師の質と教室の明るい雰囲気が売りです!
「勉強のやり方がわからない、、」
「授業を受けても意味ない気がする、、」
「集中できる環境で勉強がしたい」
受験・勉強に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます。
*好評により、現在枠に制限を設けております。
応募後は校舎より日程調整のお電話をさせていただきます。
受験相談では、
・1週間で英単語を1,000個覚える方法
・志望校合格のために何をどれだけ勉強すればよいのか
・参考書を高速で完璧にする方法
等々、受験に役立つ事間違いなしの情報も教えます!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日本初!授業をしない武田塾 五井校【2021年1月新規開校!】
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-14-23
高石プラザビル 2F 五井駅西口より徒歩3分
TEL:0436-98-5110 (下記の時間受付しております)
月、火、木、金、土:13:00~22:00
水:13:30~22:00
日:13:00~20:00
月、火、木、金、土:13:00~22:00
水:13:30~22:00
日:13:00~20:00
●受入学生
高校1年生~既卒生
感染対策バッチリ!ピカピカの校舎でお待ちしております!