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【参考書の選び方】世にあふれる参考書/勉強法【自分向けの勉強?】

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みなさんこんにちは!

武田塾 五井校です。

 

みなさんの中には、

「大学受験の勉強を始めたいんだけど、何をすればいいの?」

「どこの予備校がいいのかな?」

「とりあえずSNSでオススメされているこのテキストを買えばいいのかな?」

「参考書が多すぎて、どれがいいのか分からない、、、」

 

といった悩みを抱えている生徒さんも多くいらっしゃるのではないかと思います。

 

そこで今回は、タイトルの通り、

本屋さんの棚を埋め尽くす勢いの大量の参考書や

巷にあふれる、星の数ほどある塾や勉強法

との付き合い方に関してご紹介していきます!

 

先に断っておきますが、今回はめちゃ長いです(笑)

しかし、読んでくれた皆さんの時間は無駄にしないとお約束します!

 

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○まず考えること

~考えるな、調べるな、やれ!~

まずみなさんに訴えたい暴言から行きます(笑)

それは

「ぶっちゃけどれでもいい!!!」

ということです。

 

この言葉は、「私にとって一番いい参考書or勉強法はどれかな?」という考えで本屋さんやインターネットへの旅に出る人たち向けです。

 

そもそも“自分にとって一番の勉強“とは、

例えば大学受験であれば高校3年生の冬に迎える入学試験のように、あるゴールを設定し、

そのゴールに向けて、その時その時の選択を経て全力で積み重ね、

ゴールまで走り切った後、その後ろにできている、自分だけの唯一の道のことです。

 

「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。」From『道程』、By高村幸太郎

参考書1 (2)

これです。

 

また参考書に関しても、全ての受験生にベストな参考書など存在しません。

そんなものがあれば、そもそも本屋さんにはそれ1冊だけがあり、他の参考書などは淘汰されて無くなっています。

例えば10冊の参考書があれば、それはそれぞれ10通りの、合格までの地図です。すべてちゃんと、目的地までの道のりは示しています。

スタート地点と、途中通る道のりが違うのです。※ここが重要。あとの項目で書きます。

 

だから、まず手に取った参考書をやってみるんです。

巡り合った勉強法を試してみるんです。

それをやり切ってみて初めて、自分に合っているかそうではないかが、本当の意味で分かるんです。

軽くやってみて、かじってみただけでは、本当の意味で「この道で合っているのか?」という判断はできません。

 

1冊の参考書を手に取って、あるいは、1つの勉強法を読んで、あなたと全く同じ考えや感想を持つ人間などこの世にはいません。

あなたと全く同じタイミングで勉強を思い立ち、本屋に行き、全く同じ参考書を手に取る受験生はいません。

 

あなたの行動は全て、あなただけが手にしている“縁”なんです。

やりきるという行動によって、それを大切にできた人が、例えば受験における合格という結果を勝ち取れるのだと思います。

 

○本当に何でもいいの?

さて、前の項目では暴論に基づいた持論を展開しましたが、

やる前からわかる自分にとってベストのものは無くても、やってはいけないことはあります。

 

例えば中学レベルの内容が分かっていないのに、難関大対策のテキストをやろうとしても、

1ページ目の1文目から挫折するでしょう。

 ★参考書を既に持っている人向けに、やってはいけない勉強法に関してまとめた記事も

あります!

ぜひ自分に当てはまっていないか、セルフチェックしてみてください!

 ↓気になる方はこちらもクリック!
―こんな参考書の使い方はダメな例5選【永久保存版】―

 

それを踏まえて、自分で勉強する参考書をどう選ぶか、をお伝えします!

 

ずばり

①本屋さんで

②自分ができると思う単元のページを開き

③半分は分かる!と思えるレベルの

④コレ!と思ったもの

を選ぶ、です。

 

中身を全く見ずにネットなどで購入するのは少々リスキーです。

ちゃんと大きめの本屋さんで、実際に手に取って目を通せると良いでしょう。

 

まずレベルとして、特に1冊目としては、着実に自分だけで進められるものでなくてはいけません

全く知らない単元の解説などでは、分からない情報が多すぎるため、比較的得意な単元を選びます。

 

そして、「半分は分かりそう。もう少し勉強して付け足したい。」

と思えるレベルのものを選びます。

そのレベルが一番実力に繋がりやすく、また途中で挫折しにくいです。

 

そして一番大事なのが、参考書を開いた時の第一印象です。

人間は、物事の情報を受け取るときに優位な感覚が、人それぞれ異なると言われています。つまり五感の中で、情報処理がしやすく、記憶として残しやすいものがあるということです。

 

参考書などの本を読む際に、味覚や嗅覚を全力で発揮する人はいないと思うので、

(記憶する際には有効ですよ!「共感覚 勉強」で検索!)

大きく3つに分類されます。

それが、視覚派、聴覚派、体感覚派です。

sense_gokan_mark1_shikakusense_gokan_mark2_choukakusense_gokan_mark5_syokkaku

 

特に参考書選びの際は、あなたが視覚派なのか聴覚派なのかが大きくかかわってきます。
※教科や好き嫌いにも左右されることがあるので、参考書を一目見た印象です。

視覚派の人は
比較的カラフルだったり、配置が工夫されていたりと見た目が鮮やかで一覧性の高い、“見やすい”参考書が向いています
記憶する際に「あ、この解説はテキストの左真ん中くらいに書いてあったな」と画像で記憶しているあなたは、もしかしたら視覚派なのかもしれません。
またこの人は、自分がノートを書く際などにも複数の色を使用したりと工夫している人が多いイメージです。

聴覚派の人は
比較的見た目を気にしません。文字を黙読した音声情報(頭の中で響いている自分の声)を介して、情報を受け取っていることが多いからです。
見た目ではなく、その文章の文体や、詳しく書いてあるかどうかなどが気になる傾向があります。
記憶する際に、キーワード同士を繋げることで覚えていたり、ノートが黒(と赤)でびっしり書いてあるあなたは聴覚派の可能性ありです。

(ちなみに体感覚派の人は学習の際に、テキストをもって歩き回ったり、体を動かしながら情報を頭に入れると非常にスムーズに入っていくことが多いようです。)

特に高校生用の参考書はレベルが高くなるにつれて、聴覚派の人が好むデザインになっていく傾向がありますが、序盤の参考書選びには指針として有効です!

※また少し話はそれますが、「自分は視覚派or体感覚派だな」と感じる方は、聴覚も意識して一定まで鍛える必要があります。小学校→大学へ上がっていくにつれて、先生が板書してくれる量はどんどん減っていきます。特に大学ではテキストを読みながらお話しで講義を進め、板書を全くしない教授も多いです。レベルが上がるのに比例して、大事な情報は口頭でしか伝えられなくなっていきます。みなさんも思い返せば心当たりがあると思います。

さて話を戻しましょう!
このように自分が出会った参考書、勉強法を全力で自分のものにしてみてください。

①本屋さんで
②自分ができると思う単元のページを開き
③半分は分かる!と思えるレベルの
④コレ!と思ったもの
を選ぶんですよ!

また購入の際に、他の人のオススメを気にしすぎる人がいます。
これも、そのアドバイスに囚われすぎるのはリスキーです。
オススメしてくれた人も決して悪意があったりするわけではありませんが、その参考書は、“その人に合うものである”からです。
確かに、勉強法や感じ方に共通する部分や、参考になる部分はたくさんあります。
しかし、それを踏まえて“自分で決める”ことが一番大事です。

○じゃあ塾、予備校はどうなの?

「じゃあ、通っているみんなが同じテキストを使用して、先生から言われた同じ勉強法を実践することを勧められる、塾という場所はどうなんだ?」
と思う人もいることでしょう。

塾や予備校という場所は、
講師の先生の経験や、今までの生徒さんの勉強の仕上がり方のデータ、伸びた人と伸びない人の違いなどのデータに基づき、より多くの人に適切な“道のり”を示し、導く場所なのです。
みなさんも塾や予備校選びの際に、「あ、こういうことをしてくれるんだ。」とか、「この方法ならできる!」など、それぞれが示す“道”を見て、あるいは体験して、通うところを選ぶでしょう。

「こんな風に勉強した人が受かりやすい。」「受かる人はこういう勉強をしている、あるいはこんな知識を必ず身に着けている。」「単元の中で特にこの範囲は全員が抑えなくてはならない」
などの経験データの積み重ねがあり、これから受験に臨む生徒さんのより多くに適応するように考えられた内容が、塾や予備校の指導・カリキュラムに反映されています。

しかしここでも、“自分の唯一の道”は見つけていく必要があります。
なぜなら、生徒の皆さんの勉強時間の大部分を占めるのは、占めなくてはいけないのは、「教えてもらう時間以外で、内容を自分で理解し、記憶し、答案に表現できるようにするための、“自習時間“」だからです。
教えてもらった、データに基づく勉強法を試し、受け入れ、そして自分なりにアレンジできた人が、成績を圧倒的に上げることができます!

○武田塾では?

このブログを読んでいただいている方は既にご存知のように、武田塾は「授業をしない塾」です
みなさんの勉強のスタート地点から、目標というゴールまでのギャップを把握し、それを最短ルートで埋めるために、最速の逆算型計画を作成し、それに基づいて、角段階に応じて適切な参考書での学習に、抑えるべきポイントをしっかりと抑える方法で取り組んでいただきます。

この武田塾のカリキュラムや指導方針が、経験データの積み重ねです。
また各教科の「教わる」内容を全て参考書から仕入れることで、多くの生徒さんが、自分が望む最速ペースで学習を進めています。
もちろん計画に組み込む参考書も、より多くの受験生から支持される、より多くの生徒さんに適するものを厳選しています。

何より、自学自習時間の学習に焦点を当て、習熟度をチェックし、より多くの合格者たちの“道”に共通するポイントを、より多く満たせるように指導しています!

○最後に

最後に、物事を習得する際に必ず必要となる段階を表す言葉を紹介します。
「守・破・離」
です。

参考書3

もとは千利休の著書の中で、修行に関して書かれた言葉だそうです。
辞書には、それに則した以下のような解釈で掲載されています。

守:師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
破:他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
離:一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

この言葉は、技能に関して当てはまりが強いですが、勉強にも当てはめて解釈できます。
まず示された勉強方法を試して忠実にこなす。【守】
次に自分の性格や特徴、目標などに合わせて、異なる要素を入れ込んでいく。【破】
最後に、自分なりの唯一の“道”となる方法を見つけ出す。【離】

勘違いしてはいけないのは、自分なりの方法の根底には必ず、先生を含む先輩たちが積み重ねた方法があり、それを確実に身に着けたうえで発展したものが「自分の“道”」であるということです。

参考書や勉強法を、本屋さんで選んでもいいです。塾や予備校で選んでもいいです。
しかし選んだからには、まずしっかりと【守】りましょう。
そして、みなさんが【破】り、【離】れ、自分の道でゴールにたどり着けるように祈っています!

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