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【共通テスト英語】60%確保「リーディング編」苦手な科目の共通テスト対策

こんにちは武田塾岐阜校です。

地方国公立志望の方が、共通テストの対策を本格的に始める時期になりました。
苦手で大きく足を引っ張っている共通テストでしか使わない科目を、
どうしたらいいのかと悩んでいる受験生も多くいます。

そこで、今回は特に苦手な人の多い
英語(リーディング)を何とかして短時間で50~60%得点する
ための秘策を伝授します。
※注:本当に勉強をしてこなかった受験生が12月頭の土壇場から何ができるかを想定しました。本来はもっと時間をかけて対策してください。ただし内容は、共通試験の受験生全員に役立つものになっています。

共通試験60%とは

50~60%というと低く感じますが、
地方国公立大学ではボーダーが60%付近の学部も多く存在します。
ボーダーが75%程度の大学でも、
2次試験で英語が必要ないのであれば、全体として十分に合格圏を狙えます。
また、今回の苦手科目の勉強法は、得意な科目の得点を安定させるためにも役立つはずです。

ポイントは過去問を中心に学習

どの科目でも、共通していることは
最低限必要な参考書で基礎を学んだら、すぐに過去問や実践問題に取り掛かる
ことです。
過去問や実践問題をほとんどやらずに、もしくは年明けの直前にしか実施せず本番を迎える受験生が多くいます。
共通テスト(センター試験)は同じ考え方の問題が繰り返し出題されています。過去問から勉強するのが最も効率的な勉強法です。

ただし、基礎が全くできていないのに過去問や実践問題をたくさんこなしても、効果的な勉強はできません。英語リーディングにおける、60%を目指すための最低限の基礎はどこなのかも、詳しく説明します。

 

共通試験英語の緊急対策法

それでは、共通テスト対策の具体的な手順を示します。

STEP1 昨年度共通試験の本試を実施

まずは、最新の過去問を解き、傾向や今後身につけなければならない能力を把握します。
全ての科目で、受験勉強の開始時に最新の過去問を分析することは大切です。

過去問実施の手順は

1.規定時間内で解く。
2.時間オーバーで解けなかった問題が、時間があれば解けたかどうかを確認する。
3.規定時間内での得点と、時間があれば解けた問題なのかを確認する。
4.解説をみて、解説が理解できるか確認する。
※昨年度はコロナの影響で、2日程分ありますので、2回とも行います

過去問を実施することで

●問題の把握
・どのような問題が出るか
・どのぐらいのスピードで解けばよいか
●自分の学力の把握(なぜ得点が取れないのか)
・語彙力がどれぐらい足りていないか
・解説を見ても理解できない未修に近い状態か
・特定の苦手な分野があるのか
・時間配分やスピード不足等、問題形式に慣れていないためか
分析をすることで、何を勉強すればより効率的に得点できるかがわかります。
ここまでは得意な科目でもぜひ実施しましょう。やみくもに勉強している人を多く見かけますが、問題傾向と自分に足りない部分を把握することで、短時間の対策で、より安定して得点が取れるようになります。下記の動画は、特に新しくなった共通テスト対策の重要な部分を説明しています。絶対に視聴しましょう

※YouTubeの武田塾チャンネルでは共通テストをはじめ、様々な受験対策を発信しています、ぜひ参考にしてください。

STEP2 単語の暗記

過去問を実施して、ほとんどの人が語彙不足を痛感したでしょう。
基礎的な単語の意味が理解できずに、問題を解くことはできません。
また、文法や実践演習を効率的に実施するためにも、最初に単語を一気に暗記しましょう。

ポイントは、必要な英単語を一気に覚えることです。
一日に100単語をノルマに、復習日も含めて、3週間で必要な語数を暗記しましょう。
また、一日のノルマ分は曖昧にせず、1語ずつチェックし、その日のうちに、全単語完璧にすることが大切です。

なお、単語の暗記の詳しい暗記法は英単語の効率的学習法をに詳しく書きましたので参考にしてください

オススメ英単語帳

・システム英単語Basic
 高校受験レベルの英単語から掲載されているので、中学から英語が苦手だった人でも利用可能
 見出し語+多義語で約1650単語、英単語を見て、日本語の意味が言えるようにします。ひとつの英単語ごとに、一つの意味でOKです。

 英単語は他の単語帳でもOKです。中学英単語+1400語が目安です(例ターゲット1900であれば1500単語まで)。キリのいいところまで、すべて覚えましょう。

 ※クリア基準
 英単語正答率95%以上、妥協せずに覚えてください。

STEP3 文法の理解

今の共通テストでは、文法の細かい知識は必要ありませんが、最低限の文法知識は必要です。単語と並行して2週間で終わらせてください。

オススメ文法書

英語のレベルに合わせて2パターン(どちらかでOK)

パターン1:文法が全くわからない ★目安:仮定法の基本形が分からない、関係代名詞と関係副詞の使い分けが分からないレベル
肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本
 ※クリア基準
 例文を訳せる
 講義部分の説明ができる
 正解の根拠が答えられる

パターン2:一通り文法をやった
・全レベル問題集英文法 レベル2 旺文社
 または
・英文法レベル別問題集 レベル3 東進ブックス
問題を解きながら、解答を見ても理解できない部分は、フォレストやエバーグリーンなどの総合文法解説書の該当部分を読む。
 ※クリア基準
 SVOCMを振って問題を訳すことができる
 正解の根拠が答えられる

STEP4 実践問題演習

英単語と文法をやったら、早速過去問や実践問題に取り組みます。

まずは、再度昨年度の過去問

「また過去問やるの?」と思うかもしれませんが、過去問は何回やってもOKです。特に共通試験の英語は、まだ一度しか実施されていません。わからない部分がなくなるまでやりましょう。ただし、初回とはやり方を変えて、大問ごとに解いて、解説を読んで理解します。

 1、大問を解く※知らない単語には〇をしながら読む
 2、解答を見て答え合わせ
 3、どうやったら正解できるのか、解説を読んで理解する
 4、精読※可能な限りSVOCを振りながら
 5、知らなかった単語を覚える

の順番で、全ての大問を実施してます。
センター試験でもそうでしたが、同じ方法で解ける問題が繰り返し出題されます、また同じ単語が何度も出題されます。

実践問題や今年受けた共通テスト模試

過去問2回分では少なすぎるので、実践問題も実施します。

オススメ参考書
・今年受けた共通テスト模試(大体3回ぐらい受けたかと思います)
・2022年用の共通テスト予想問題パック(河合塾 駿台 Z会)
  昨年度の本試験を踏まえて作成された問題を利用すること
合計で、すでに受けた模試3回分に、直前予想パック3社分の合計6回分

やり方は過去問と同じで
 1、大問を解く※知らない単語には〇をしながら読む
 2、解答を見て答え合わせ
 3、どうやったら正解できるのか、解説を読んで理解する
 4、精読※可能な限りSVOCを振りながら
 5、知らなかった単語を覚える※〇をつけた単語を覚える
 6、次の大問を同様にやっていく。
ただし、時間配分などを身につけるために、予想問題パックは本番を意識して、時間を80分計って全問解きましょう。

STEP5 年明けから本番までは単語の暗記と過去問の見直し

英語は直前で新しいことをやっても点数は上がりません。年明けから本番までは、単語のブラッシュアップ過去問と実践問題の復習を続けましょう。

直前では、「社会・理科・漢文など直前でも点数が上がる暗記科目」や、「二次対策しかしていない科目(数学、国語)で過去問・実践問題演習を徹底的に行い、安定して高得点を取る」の方が点数が上がる可能性は高くなります。

 

直前対策まとめ

特に大切なことは、単語を妥協なく覚えて、過去問をやり尽くすことです。これは、共通テスト英語で高得点を目指している人も行って欲しいことになります。

 

どうでしたでしょうか?これをやればいいとわかれば、勉強も進むと思いませんか?

武田塾岐阜校の無料受験相談では共通テスト本番までに何をやればいいか、一番効率的に得点を取る方法をご説明させて頂きます。

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