東京にある、共通試験のいらない国立大をご存じですか?
こんにちは、武田塾岐阜校です。
この記事は、学力に自信がないけど東京の国公立大に進学したいあなたにおすすめな記事です。
どのような国公立大かというと
● 共通試験不要
● 受験科目3科目 英語・数学(IAⅡBⅢ)・理科(物理か化学から選択)
● 偏差値が低い
● 東京都内にキャンパス
● 学費が安い
● 学生寮も食費込みで激安
● 就職にも強い
● 入学しない場合、入学金が返還される(国公立志願者の併願にもオススメ)
といったところです。
それがどこかというと、職業能力開発総合大学校。
なぜか世の中に、職業能力開発総合大学校の入試情報が出回っていないんですよね。
今回あらためて調べてみると、さらに受験先としての魅力が増えました。
ここまで詳しく説明しているサイトは他にありません
特に都内に進学したいあなたに、ぜひこの記事を読んでもらいたい!
職業能力開発大学校って?
東京都小平市にある国立大で
新宿駅から電車で約40分の場所にキャンパスがあります
①機械専攻
②電気専攻
③電子情報専攻
④建築専攻
の工学系4学科から成り立っており、卒業すれば学士(大卒の証)がもらえます。
※大学校は、文部省以外が運営している教育機関につけられることが多く、大学と同等のものを特に準大学と呼びます。
(準って書いてあるけど、劣るって意味じゃありません。防衛大学校はみんな知ってますよね。)
職業能力開発総合大学校は厚生労働省が運営している準大学になります。
学費の安さの理由
職業能力開発総合大学校は国の期間が運営しているため、学費は国立大学と同等に設定されており、入学金282,000円と年間授業料535,800円です。
私立大学に入学すると、理系なら年間授業料等で約120万円がかかり、4年間で考えると約300万円安くなります。
入学金 | 年間授業料(運営費込み) | |
職業能力開発総合大学校 | 282,000円 | 535,800円 |
私立(理系) | 約250,000円 | 約1,400,000円 |
また、個人部屋の学生寮が用意されており、月約39,000円(食費・光熱費込み)という破格の費用で東京都に住むことが可能です!
コレ東京に住んだことある人ならどれだけすごいことか分かるはず。
就職に強い
厚生労働省の就業支援事業との結びつきが強いため、製造業者からの職業能力開発総合大学校の知名度は高いです。
就職先は、多岐にわたりますが、特に製造業へ就職する者が多い
また、職業訓練指導員として公務員に就職する者が多いのも特徴の一つです。
建築専攻では、建築業者への進学者が多くなります
近年は他大学の大学院へ進学する学生も多くなっています。
なんで偏差値が低いの?
ズバリ知名度がないから!
学校自体の歴史は長いのですが、いまだに受験生から知られていません。
また、受験情報誌などでも、防衛大などと一緒に準大学として、通常とは異なるページに紹介されるのも、知名度の低い要員の一つです。
参考URL:職業能力大学校 大学校案内
いきなりですが東京都内にある国公立大学いくつ言えますか?
東京大学
東京工業大学
東京外国語大学
東京学芸大学
東京医科歯科大学
東京農工大学
東京芸術大学
東京海洋大学
東京都立大学
お茶の水女子大学
一橋大学
そして電気通信大学
さて、全部言えましたか?電気通信大学も知ってましたか?
どの大学も東大を筆頭に各専門分野の最難関大学となっています。
東京は国公立大学の数が一番多いですが、それ以上に人の数が多いです。
さらに進学で上京する人も多くいるので、東京の国公立と言うだけで人気が出るはずなんだけど・・・
同じ学力ならキャンパスが都内からさらに遠く、学費も高い私立大学へ進学してしまいます。
しかし、この学校の情報もどんどん知れ渡り始めています。今後は人気が上がっていくと予測しています!
今がチャンスかもしれません
受験先としての職業能力開発総合大学校のメリット
東京にある偏差値の低い国立大ということに加え、受験のメリットがいっぱい、国立の併願としてもオススメです!
私立型受験で倍率が低い
受験科目は3科目で
① 英語(リスニングなし)
② 数学(1A・2B・Ⅲ)
③ 理科(物理・化学から選択)
また、入試問題は共通試験より簡単
参考:実際の入試問題
偏差値は40~45程度とされている場合が多いです。
科目が3教科のことを考えれば、日本で一番入りやすい国公立になります!☆☆
【参考2021年一般入試志願者数】
学科名 | 志願者数(2021) | 合格者(2021) | 志願者数(2022) | 合格者(2022) |
機械専攻 | 49人 | 27人 | 57人 | 37人 |
電気専攻 | 40人 | 31人 | 54人 | 41人 |
電子情報専攻 | 101人 | 42人 | 113人 | 50人 |
建築専攻 | 80人 | 31人 | 68人 | 36人 |
※志願者数は第1希望になります。
第2希望まで記入できるため、合格者には他の学科が第1希望の者も含まれます。
共通試験が不要で、国公立大学と併願が可能
独自日程(R5年は2月14日)で実施するため、国公立大学と併願が可能です。
前期後期で難関大学を受けたい方の滑り止めに。また、共通試験後に出願が可能であるため、共通試験に失敗してしまった人で、どうしても国立大学に進学したい方はには、まだ職業能力開発総合大学校が残っています。
共通試験から期間が短いので、出願資料を事前に取り寄せておきましょう。
試験会場が全国にある
職業能力開発総合大学校は東京都にありますが、国公立では珍しく、試験会場が札幌・仙台・東京・大宮・名古屋・大阪・岡山・福岡にも設置されます。
大学受験期は忙しいことに加え、受験のために知らない地域に行くことが多くあります。
長距離移動がなく、地元でも受験できるのは大きなメリットです。
入学金返還制度あり
「入学しない場合、入学金が返還される」というのも職業能力開発総合大学校をおすすめする理由です。
これは特に国立大学の併願先としてオススメする理由です!ほとんどの国立大学志願者は滑り止めとして私立も併願しています、そして私立大学の入学手続き締め切りは国立大学前期受験日の前になります。
つまり、多くの受験生が行くかどうかも分からない第一志望ではない私立大学に入学金を納めているのです。
新生活は何かとお金が必要です。
入学金がセーブできるのは大きなメリットです。
職業能力開発総合大学校のメリット・デメリット
メリット
●東京都内(新宿駅から電車で40分)
●偏差値が低く・3教科で入学しやすい
●実践的な技術が学べる
●職業訓練士の資格が取れる数少ない学校
●入学しなければ、入学金が返還される。
●食事つきの寮に激安で住める
●独自の奨学金制度あり
デメリット
●知名度が低いことが最大のデメリットです
4大と思われない
職業訓練学校思われる(間違ってはいない)
専門学校と思われる
通称「職大」は構内でしか通じない、学校名を言うには長すぎる
●学術的教育は少なめ
●学生が少なく、サークルなどが活発でない
●卒業に必要な単位数が多い
●女子生徒の割合が少ない(男女比 85:15)
職業能力開発総合大学校のまとめ
職業能力開発総合大学校の入試情報はいかがでしたか?
ほとんどの人が、初めて知ったことばかりじゃなかったかな?
武田塾岐阜校にも、工学部に進学を希望する生徒はたくさんいるけど、職業能力開発総合大学校のことはみんな知りません。
大学受験は大きな選択です。
せっかくなので多くの選択肢から選べた方が良いですよね。
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