【国公立志望必見】英検2級が利用できる国公立大学の学部教えます！

学校で大学受験のために英検2級を取得しなさい！と言われて取得したのはいいものの

何に使えるのかわからないという受験生の皆さん、

何のために受験させられるのかわからない高校1・2年生の皆さんに朗報です！

英検2級が使えるのは私立だけじゃなくて

国公立大学でも使えちゃうんです！！

そこで英検2級が一般入試で使用できる国公立大学をご紹介したいと思います！

CSEスコアについて

まずはじめに、英検利用をする際に、大学側が提示している条件には2種類あります。

1つ目は、○級以上

2つ目は、CSE○点以上

です。

このCSEという言葉あまり聞きなれませんよね？

大学紹介をする前に、このCSEについて簡単に説明したいと思います。

CSEスコアって何？

英検では、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能の試験が行われ、

それぞれのレベルをスコア化したものがCSEスコアとなっています。

英検ではそれぞれのスコアとトータルのスコアが表示されるため、

現段階で4技能のうちどの部分が強みでどの部分が弱いのかを知ることができ、

今後の勉強に生かすことができます。

英検2級のCSEスコアについて、

4技能のトータルスコアは2600点満点で、1980点以上が合格となります。

大学受験で使用されるCSEスコアはこの4技能のトータルスコアとなります。

英検のホームページにCSEスコアについて詳しく書かれているので、

ぜひこちらもチェックしてみてください！

https://www.eiken.or.jp/cse/

英検2級が使える国公立大学

英検利用を一般入試で使用できる国公立大学は20大学ありますが、

その中で英検2級が使える国公立大学は全部で13あります！

１. 茨城大学

２. 千葉大学

３. 東京海洋大学

４. 金沢大学

５. 大阪教育大学

６. 山口大学

７. 九州大学

８. 九州工業大学

９. 佐賀大学

１０. 宮崎大学

１１. 兵庫県立大学

１２. 尾道市立大学

１３. 叡啓大学

それでは、各大学ごとに解説していきたいと思います。

1. 茨城大学

茨城大学では工学部で英検2級の利用が可能です。

個別学力検査で使用でき、CSEスコア別に得点換算が行われます。

合否判定に使われる点数は個別学力検査の英語の結果と、

外部英語試験のみなし得点を比較し高得点の方を採用してもらえます。

個別学力考査の英語受験は必須で、もし英語の試験に欠席してしまうと

いくらCSEスコアが良くても英語の点数は0点になるので注意です。

茨城大学の英検利用の利点は

英検2級に合格していなくてもいいことです！

先ほども書きましたが、CSEスコア換算となるため、英検2級に合格している必要はありません。

点数換算についてですが、

みなし得点	CSEスコア
100点	2300以上
90点	1950以上
70点	1825以上
60点	1763以上
50点	1700以上
30点	1550以上
10点	1400以上

と、なります。

つまり、英検を受験しCSEスコア1400以上なら、英検を利用することができます！

ちなみに、英検2級を取得していると90点は確実にもらえます！

なので、英語は苦手だけど、英検2級は取得している方はぜひチェックしてみてください！

２. 千葉大学

千葉大学では、複数の学部で英検2級の利用が可能です。

千葉大学でもCSEスコアでの換算となるのですが、

英検2級に合格していても、英検を利用できる人とできない人がいるので、

手元の英検の受験結果と照らし合わせながら見てみてください。

千葉大学では個別学力検査の英語の試験への加点方式となります。

また、学部によって加点される点数も変わってきます。

国際教養学部，教育学部（学校教員養成課程英語教育コース）では

CSEスコアが1950以上で10点加点、2180以上で20点加点となります。

園芸学部，看護学部では、

CSEスコアが2180以上で20点加点となります。

文学部（人文学科日本・ユーラシア文化コース），法政経学部，
教育学部（英語教育コース除く），理学部，工学部，薬学部では、

CSEスコアが2180以上で5点加点となります。

３. 東京海洋大学

東京海洋大学への出願において、英検などの英語資格を持っていることが必須となっています。

学部によって基準が異なり、

海洋生命学部・海洋資源環境学部への出願は

英検準2級以上

海洋工学部への出願は

CSE1400以上となっています

あくまでも出願資格として利用されるため、

スコアや級別のテストへの加点やみなし得点などはありません。

ただ、2022年度はコロナの影響を受け、英検などを受験していなくても所定の理由書を提出すれば

出願できるそうです！

４. 金沢大学

金沢大学では、複数の学部で英検2級を利用の利用が可能です。

英検を利用できるのは以下の学部となります。

・融合学域

・人間社会学域（法学類は除く）

・理工学域

・医薬保健学域保健学類

となっています。

大学共通テストの英語のみなし点として利用でき、

出願にはCSEスコア1950以上が適用されます。

得点化の基準や換算点は公開されていませんが、CSEスコアでの換算点と大学共通テストの結果を比較し、

点数の良い方を使用してもらえます。

なので、CSEスコアが1950以上の人は、試験結果を提出しておいて損はありません！

ただ、スコアとして金沢大学の選抜期日から遡って

2年以内の結果しか利用できないので、いつ受験したのかを確認しておいてください。

５. 大阪教育大学

大阪教育大学では２つの専攻で英検2級の利用が可能です。

小中教育専攻・中等教育専攻英語教育コースで利用することができ、共通テストへの加点となります。

英検2級だと、共通テストに15点加点されます。

６. 山口大学

山口大学では国際総合学部で英検2級の利用が可能です。

個別学力検査への加点として利用でき、

英検2級だと前期試験は英語の得点として10点、後期試験は小論文の得点として20点の加点となります。

７. 九州大学

九州大学では共創学部で英検2級の利用が可能です。

ただCSEスコアでの換算となるのですが、

英検2級に合格していてもCSEスコア2300以上のみが利用可能となります。

CSEスコアが2300以上だと、大学共通テストの点数を

満点とみなしてもらえます。

出願時に提出できる英語能力試験の成績は、

換算対象となる大学入学共通テストの実施日からさかのぼって過去２年以内に受験したものに限ります。

また，大学入学共通テスト「英語」の受験が必須となるので、気をつけてください。

８. 九州工業大学

九州工業大学では工学部・情報工学部ともに英検2級を利用することができます。

CSEスコアでの得点換算となり、大学共通テストの外国語への加点となります。

点数換算については下記の通りです。

換算点	各受験級のCSEスコア判定対象範囲
換算点	英検2級	英検準2級	英検3級
32点	2150以上
28点	1980以上
24点	1950以上
20点	1850以上	1850以上
16点	1790以上	1790以上
12点	1728以上	1728以上
8点		1700以上
4点		1670以上	1670以上

九州工業大学は英検準2級や英検3級でも加点をしてもらうことができます。

また、英検2級に合格していると最低でも28点の加点をもらうことができます。

９. 佐賀大学

佐賀大学は全ての学部学科で英検の利用が可能です。

CSEスコアでの得点換算となり、大学共通テストのみなし点となります。

英検2級に合格していても、英検を利用できる人とできない人がいるので、

手元の英検の受験結果と照らし合わせながら見てみてください。

換算表は次の通りになっています。

共通テスト得点率	CSEスコア
90%	2250以上
80%	2150以上
70%	2050以上

医学科志望でCSEスコアが2250以上の方は佐賀大学の医学部医学科の受験を検討してみるのはいかがでしょうか？

英検2級までの取得に対し医学科で得点換算を行なっているのは佐賀大学だけです。

もし、共通テストで思うような点数が取れなかったとしても、CSEスコア2250以上を取得していれば、

共通テストの得点率を90%として計算してもらうことができます。

共通テストの英語が苦手で医学部を志望している人は佐賀大学の受験を考えてみてもいいと思います。

ただ、どれだけCSEスコアがよくても、大学入学共通テスト「英語」を受験していなければ適応されないので気をつけてください。

１０. 宮崎大学

宮崎大学では工学部でのみ英検2級の利用が可能です。

英検2級を取得していると、

個別学力検査（前期日程）の英語の試験が免除になり、満点扱いとなります。

英語が免除になることで個別学力検査の試験が理科・数学の2教科となるため、集中して勉強することができます。

ただし、英検の2次試験が2020年の1月以降に行われたもののみが有効になるので、

受験日は必ず確認しておいてください。

１１. 兵庫県立大学

兵庫県立大学では国際商経学部国際商経学学科でのみ英検2級の利用が可能です。

ただ、受験する日程やコースにより利用方法や換算は異なるので気をつけてください。

① 経済学・経営学コース、後期日程

個別学力検査での得点換算となり、個別学力検査当日に英語の試験を受験する必要はありません。

個別学力検査の英語は200点満点で

英検準2級では80点、英検2級では120点での換算となります。

2019年4月以降に受験したもののみ利用可能です。

2022年度は出願時に英語資格・検定試験結果を提出できない受験生、および受検の希望者のみ

個別学力検査当日に行われるTOEFL ITPを受検することができ、TOEFL ITPスコアの結果を用いて点数換算が行われます。

英語資格・検定試験結果を提出し、また個別学力検査当日に行われたTOEFL ITPを受検した場合は

点数換算の点数がいい方が採用されます。

② グローバルビジネスコース、前期日程

個別学力検査での得点換算となります。

個別学力検査の英語は400点満点で英検2級では240点での換算となります。

2019年4月以降に受験したもののみ利用可能です。

グローバルビジネスコースでは、出願時に英語資格・検定試験の結果の提出が必須となっています。

また、個別学力検査当日に行われたTOEFL ITPを受検した場合は点数換算の点数がいい方が採用されます。

１２. 尾道市立大学

尾道市立大学では経済情報学部経済情報学科でのみ英検2級を利用することができます。

個別学力検査への加点となり５点加点となります。

１３. 叡啓大学

まず、叡啓大学という大学名を聞いたことがない方の方が多いのではないでしょうか？

叡啓大学は2021年に開学した広島県立の大学です！

ソーシャルデザイン学部ソーシャルデザイン学科しか、まだ学部はありません。

叡啓大学では出願要件として英語資格・検定試験の結果の提出が求められており、

英検では2級以上を取得している者のみが叡啓大学を受験することができます。

出願期間最終日から2次試験の受験が2年以内のもののみ利用可能です。

2022年度は有効期限内の英語資格・検定試験の結果の証明書を有していない場合、

TOEFL ITP デジタルテスト版（特別試験）がオンラインで実施され、

特別試験のスコアが叡啓大学の定める英語力の出願要件を満たしている場合に限り出願が可能になります。

有効期限内の英語資格・検定試験の結果の成績証明書を提出できる場合はこの特別試験を受験する必要はありません。

まとめ

英検2級が利用できる13の国公立大学紹介でした！！

英検2級を取得している受験生で国公立大学をどこを受験するか迷っている人は、

この13の大学を受験候補として検討してみてはいかがでしょうか？

高校1・2年生は英検2級を持っていると加点してもらえたり、

みなし点としてテストの点数が高得点になることもあるので、ぜひ英検2級の取得を頑張ってください！

大学によっては英検やTOEICなどの英語資格・検定試験の結果を出願要件として提示しているところがあるので、

自分の志望校の出願要件は一度チェックしておいてください。

今回は英検2級が利用できる国公立大学紹介でしたが、

準1級や1級を持っているとさらに加点されたり、英語のみなし点が満点になったりと、いいことが多いです！

なので、英語が得意な人は準1級や1級を取得しておくことをお勧めします！

また、学校でGTECを受験している人にお伝えしたいのですが、

GTECって何のために受験しているのかあまりわかりませんよね、、、

（私も何に利用できるのか全く分からずに学校で3回ほど受験させられていました）

実は英検利用できる大学はGTECのスコアも利用できることが多いんです！

なのでGTECもハイスコアの取得を目指して頑張ってみてください！

study_english_ondoku

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