大阪大学について
大阪大学は大阪府吹田市にある日本の国立大学です。
旧帝国大学で、共通試験の重要性はもちろん、二次試験でも高得点を取ることが求められる、難関大学です。
今回は、大阪大学理系各科目の傾向と対策について紹介していきたいと思います。
阪大理系数学の傾向と対策
理系数学の試験時間は150分で、大問は5問あります。
阪大数学の難易度は、高いと言えます。
具体的には、東大や京大、東工大といった超難関大学に匹敵する難易度です。
教科書に載っているような、1つのパターンを暗記するだけで解ける典型問題は基本的には出題されず、
じっくり考えさせるような難問が多く出題されます。
数学Ⅲの出題が多く、年にもよりますが約半分程度出題されます。
また、融合問題が多いことが特徴です。
阪大理系数学に合格するためには、問題文からどの解法を選択していくか見極める応用力や、筋の通った回答が書ける確かな記述力が必要です。
ただし、所謂捨て問といわれるような、非常に難易度の高い問題も出題されます。
ですので、標準問題を見極めて、ケアレスミスをせずに確実に解くこと、が最も重要です。
医学部でなければ、4-5割得点できれば十分です。
阪大英語の傾向と対策
英語の試験時間は、理系は共通で90分です。
難易度は、他の超難関大学と比較すると、標準的といえます。
7~8割以上得点して得点源にすることが可能です。
出題形式は以下の2つに分類されます。
(1)長文読解(英文和訳含む)
(2)和文英訳、自由英作文
それぞれの傾向と対策を挙げていきます。
(1)長文読解(英文和訳含む)
長文読解の文字数は500字程度です。
単語の意味を問う問題や、内容を問う問題、和訳問題が中心となります。
他大学と比較しても、長文自体は短いことが特徴的ですが、1文1文の難易度は高く、精読が要求されます。
対策としては、日ごろから単語力、文法を鍛え、英文解釈の演習をしっかり行っていくことが重要です。
この対策をしっかりと行っておけば、8割以上を得点することも可能です。
(2)和文英訳、自由英作文
阪大の自由英作文の難易度は、標準的といえます。
お題としては、幅広いジャンルから出題されますので、日ごろから基本的な例文は暗記しておき、
その上でいろいろな自由英作文の問題を解いておく必要があります。
基本的に減点法で採点されると思いますので、絶対に文法ミスしないような単語、構文のみ使うようにして下さい。
出されたお題に即した文章を、ミスなく書くことができれば、高得点が期待できます。
一方で、和文英訳の難易度は高いです。
日本語の文章自体が難しく、自分の書きやすい日本語に置き換える、所謂和文和訳のテクニックが必要になります。
対策としては、和文英訳の問題集を基礎から応用の順に、積み上げる形で演習を積んでいくしかないでしょう。
阪大理科の傾向と対策
阪大理科の難易度は、他の超難関大学と比較すると標準的といえます。
ただし、問題量が多く、時間内にすべて解ききることができる処理能力が求められますので、総合的な難易度は高いです。
以下、科目ごとの特徴を列挙していきます。
化学は、理論、無機,有機、高分子の4題から構成されます。
理論、無機は難易度が高く、時間がかかってしまう傾向にあります。
一方、有機、高分子は、慣れてしまえば高得点が期待できますので、過去問で演習を積んでいきましょう。
生物は、求められる記述量が多く、問題文も長いため、限られた時間に情報を整理してアウトプットしていく力が必要です。
加えて、実験考察力や計算力も求められます。
標準問題が解けるようになった後は、早めに過去問演習に取り掛かった方がよいと思います。
物理は、力学、電磁気、熱力学、波動、原子から3題出題されます。
力学、電磁気、熱力学から3題出題されることが多く、波動、原子からはあまり出ていません。
グラフの出題も多く、本質的な理解が試される問題が多いのが特徴です。
まとめ
総評すると、大阪大学の入試問題は、難易度が高く、安定して解けるようになるためには、多くの問題演習が必要となります。
しかし、闇雲に難しい問題だけ解こうとしても、非効率的ですし、初見問題には対応できません。
まずは焦らずしっかり基礎を構築し、その上で標準問題、応用問題、過去問を順番に解いていきましょう。
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