※この記事は2022年2月10日にタイトルのみ再編集しております。
『大阪市立大学』の英語の事について書いていましたが、大学の統合により、『大阪公立大学』に名称が変わりました。
つまり、『大阪市立大学』時代の英語の傾向について書かれています。初年度はどのような問題が出るかわかりませんが、参考になれば幸いです。
大阪市立大学に合格したい方必見!市大の英語の傾向と勉強法
こんにちは!武田塾古市校です。
今回は大阪市立大学の英語の傾向についてご説明していこうと思います。
大阪市立大学とは?
大阪市立大学は大阪市にある日本初の市立大学です。
立地もよく、活気のあふれる大学で、志望する方も多いのではないでしょうか。
今回は、大阪市立大学の英語の傾向と対策、勉強法について紹介したいと思います。
市大の英語の構成
市大の英語は、大きく分けて以下のように①長文読解 ②和文英訳(英作文)で構成されています。
第一問 長文読解
第二問 長文読解
第三問 和文英訳(英作文)
第四問 長文読解(語句の穴埋め)
100分で4問解く必要があり、時間配分のバランスが重要です。
第一問、第二問を60分以内で解き、残りの時間で第三問と第四問に取り組むのがおすすめです。
(英作文と穴埋めに時間をかけてしまい、焦って長文を読むことになるのを防ぐためです。)
市大の英語(長文読解)の傾向
長文読解のレベルは、標準-やや難といったレベルです。
構成としては、一般的な国公立大学と同じように、和文英訳や内容説明といった、記述、論述問題が主体となってきます。
そのため、英文を正確に解釈して(英文解釈)、それを正しく記述する力(記述力)が求められます。
英文自体の難易度としては、それなりに高いです。 科学系や医療系の分野の内容がよく出題されており、それらのテーマの長文を読むことに慣れておく必要があります。
また、国公立大学としては、高いレベルの単語力が必要となってきます。
難しい単語には注釈がついていることが多いですが、中には難しい単語を知っていないと解けない問題もあります。
第四問 長文読解(語句の穴埋め)に関しては、品詞を区別する力があれば、得点することができます。
ただし、難しい単語も中にはあり、満点を取ることは非常に厳しいです。
総評すると、高い単語力と長文読解力が要求されますが、問題自体の難易度はそれほど高くなく、基礎を構築していればある程度得点することができます。
市大の英語(長文読解)の対策
単語と文法がおろそかな状態で、いきなり市大レベルの長文に取り組むのは絶対にやめましょう。
非効率的で、挫折する可能性が高いです。
まずは、しっかり単語と文法に集中的に取り組み、基礎を積み上げましょう。
単語は、システム英単語に乗っている単語レベルは、すべて暗記するつもりで取り組んでください。
文法は、Next Stageのような網羅系参考書を一通りこなしておけば、問題ありません。
単語や文法がある程度できるようになったら、次は英文解釈に取り組みましょう。
以下のような参考書をお勧めしています。
市大の長文の難易度は低くないので、一文一文を把握しながら読み進める精読が有効です。
そのために、しっかり一文一文の構文を把握し、正確に訳す訓練を積み上げます。
和文英訳や内容説明問題で得点できるようになるには、このプロセスが非常に重要です。
英文解釈ができるようになったら、長文読解を行っていきましょう。
様々なテーマの長文を読むことに慣れておくとよいと思います。
例えば、このような参考書がおすすめです。
過去問にも早目に取り組み、市大の出題形式に慣れておきましょう。
また、これくらいのタイミングで、より難易度の高い単語帳に取り組むのも手です。
以下の参考書をお勧めしています。
テーマ別に英単語が収録されており、効果的に市大の単語対策を行うことができます。
市大の和文英訳(英作文)の傾向と対策
市大の英作文のレベルは高めです。
しかし、対策をしている人と、していない人で一番差がつく分野です。
正しい勉強法を実践し、対策していきましょう。
市大の英作文は、一見英作文に慣れていない人からすると、非常に難しく思えるかもしれません。
しかし、構文を理解し、英作文の問題集の数をこなしていれば、決して歯が立たない問題ではありません。
ただし、英訳させる日本語にかなり癖がありますので、簡単な(自分が訳せる)日本語に変換していく、いわゆる「和文和訳」の力が求められます。
市大対策としては、例えばこのテキストなどがおすすめです。
これらのテキストで対策を行い、過去問などで演習を進めていけば、英作文も十分に得点することができます。
まとめ
最後にまとめです。
市大の英語は難易度的には標準-やや難レベルです。 単語、文法、解釈といった基礎をしっかり構築していれば、決して歯が立たない問題ではありません。
ただ、出題に癖があるため、過去問には取り組みましょう。
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