今回は、英文解釈が大事なのは分かってはいるけど、どの参考書を始めたらいいか分からないという人や、長文を読み始めたはいいけど、難しい文が多くて解き進めることができない人に是非見てほしい内容となっています!
「英文解釈が長文読解のキーになる!」「あなたはまだ英文解釈が足りていないぞ!」「英文解釈をやりなさい」といった声は先生や、 YouTubeでも聞いたことがあるかもしれません。
ただいざ英文解釈を学習したいと思っても、上から下まで参考書の種類がすごく多く「どれが自分に必要なのか」「この参考書はどのレベルなのか」といった疑問は誰でも持ったことがあるのではないでしょうか。
今回は英文解釈の参考書をレベル別にして紹介していきます!
レベル① 定期テストレベル
まずはレベル1の参考書『高校英文読解ひとつひとつわかりやすく』『はじめの英文読解ドリル』『英文読解入門基本はここだ!』『超入門英文解釈の技術60』 このラインナップとなっています。
そもそもレベル1がどのレベルかと言うと5文型についての説明や、句や節についてなど日本大学レベルの英語長文に出てくる地の文、易しい文、場合によっては高校受験レベルの文が問題として出題されています。
『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく』『はじめのの英文読解ドリル』など「5文型とは何か」「SVOCをどうやって振っていくのか」「第4文型(SVOO)、第5文型(SVOC)の訳し方」などのレベルからスタートしていきます。
英語の勉強を始めたばかりで「SVOCを振るということがわからない」といった人は、まずこちらの参考書から手を付けていくのがいいのではないでしょうか。
レベル② 日東駒専レベル
続いてレベル2の参考書を紹介していきます!
「肘井学の読解のための英文法(必修編)」「入門英文問題精講」「解釈の技術70」のラインナップです。
”that"の識別、"as"の識別など、基礎的な文法事項を知っている前提で、それらを如何に解釈へ応用していくかの橋渡し的参考書たちです。
「入門英文問題精講」「入門英文解釈の技術70」は基礎力が身についていることを前提としている参考書なので、こちらの参考書を解いていて思ったように進めることができない人は文法やレベル1の解釈の参考書を、もう一度復習してみるのがいいかもしれません。
「入門英文問題精講」こちらの参考書は日大レベルもやや超えた難易度になっているので注意が必要です。
レベル③ MARCH・上位国公立レベル
続きましてレベル3の参考書を紹介していきます。
『英文解釈ポラリス1』『肘井の読解のための英文法(難関大編』『大学受験のための英文熟考(上)』『大学受験のための英文熟考(下)』です!
レベル3の目安としてはMARCH・上位国公立大学レベルの難易度となっています。
二次試験で出題される複雑な一文を理解するための英文解釈の参考書です。
MARCH、関関同立の過去問を読んでいくためには複雑で長い文章を解釈しないといけません。
その参考書に手を付ける前に、レベル3の英文解釈の参考書をやっておけば、どういう風に読んでいけば解釈できるのかというのが分かるようになってきます。
「長文の参考書のレベルを1つ上げると急に読めなくなってしまった...」という人にはぴったりの参考書です。
難しい英文の解釈の経験があれば、長文の参考書レベルを上げてもそれを乗り越えられたりするので、この参考書はぜひやってほしいなと思います。
『英文解釈ポラリス1』は最初は関先生のなかでは復習という位置づけで5文型の理解や、句・節、そもそも英文解釈とは何かといった本当に基本のところから始まっているので進めば進むほど難しい文になっています。
日大レベルでつまずいている人がレベル3の参考書に手を付けてしまうと挫折してしまったり時間がかかりすぎてしまう可能性があるので要注意です。
日大レベルの文章でつまずいているひとは「肘井学の読解のための英文法(必修編)」「入門英文問題精講」をやった方がいいかなと思います。
MARCHの文章がわかりづらいと感じ、時間がある人は『英文熟考』がすごくいいと思います。
以上がMARCH・国公立大学の長文でつまずいている人に向けてのおすすめの参考書三冊でした。
レベル④ 早慶・東京一工レベル
レベル4の最難関レベルの英文解釈参考書を紹介します。
こちらの参考書は早稲田大学・慶應義塾大学・東京大学・京都大学・一橋大学のレベルです。
『ポレポレ 英文読解プロセス50』『英文読解の透視図』がレベル3の参考書です。
昨今の最難関大の英語は、20-30年前に出題されていたような文法的な意味で難解な和訳問題は、それほど多く出題されなくなった印象です。
知識としてはこの辺りまでをしっかり入れておいて、後はより綺麗な日本語で意訳できるように練習したり、長文・英作文などの手薄になりがち部分に手を入れていきましょう。
番外編
番外編として紹介する参考書が『英文解釈教室』『基礎英文問題精講』『英文解釈ポラリス2』です。
英文解釈教室
『英文解釈教室』の参考書は、ひょっとするとレベル5にあたる難易度かもしれません。
取り扱っている題材が古く、日本語訳にしても難しい文章があります。
さらに説明の語り口調が堅く分りづらいと感じることがあり、使う人によって好みのわかれる参考書になっています。
基礎英文問題精講
『基礎英文問題精講』は学校で配られていて持っているという生徒さんは多いかと思います。
こちらの参考書レベルは2と3の間くらいです。
英文解釈ポラリス2
『英文解釈ポラリス2』はレベル4くらいの参考書です。
扱っている文章が新しめの入試問題からもってきたり、オリジナルで作ったりしているので、そこは受験生からするととてもありがたい参考書なのではないでしょうか。
最後に
英文解釈は参考書の難易度が合っていなければ努力がムダになってしまいます。
基礎でつまずいているのに『英文解釈ポラリス1』をやっても全然関係ないですし、MARCH・国公立大学の長文を読めるようにしなきゃいけないのに『肘井の必修編』は簡単すぎて物足りなくなってしまったりしてしまいます。
自分に合った参考書を勉強していなければ英文解釈はいみが無いものになってしまうので気をつけてください。
今自分はどのレベルにいるのかということを客観的に考えて慎重に参考書を選びましょう。
参考動画
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