こんにちは!
武田塾福山校です。
理系受験生の諸君!「共通テストの科目・配点が少なかったらな〜」とお悩みではないですか?
年々共通テストの難易度・科目が増加している今こそ、共通テストの負担が少ない国公立大に注目していくべきでしょう。
本稿ではそういった国公立大をいくつか紹介していきます。
東京科学大学
旧称:東京工業大も科目数の少ない大学として有名です。
共通テスト得点は最終合否を決める得点に加算されず、二次試験を受験するための足切りとしてのみ使用されます。
ですので、共通テストは最低限取れていれば後は二次試験の対策に打ち込めます。
(とはいえ合格者平均は80%程度ありますが...)
理系最難関大学の一角ですが、東大・京大と異なり二次試験に国語が課されていない分、科目数としてはマイルドです。
しかしながら数学と理科に関しては東大以下京大以上程度のレベルがあり、徹底的な対策が必要です。
参考書のレベル感としては、数学は「ハイレベル完全攻略」シリーズ、理科は「名門の森」や「重要問題集」等をおこなったのち、「東工大の数学」や「東大の数学」等で十分に演習を積む必要があります。
富山大学 工学部 Ⅱ方式
富山大学工学部のⅡ方式は、中堅国立大学では珍しい二次試験重視型の受験方式になります。
国語や社会はある程度取り組む必要はありますが、共通テスト内だけで見ても数学や理科よりも配点が小さいですし、二次試験も数学・理科1科目だけなのを考えるとかなり重量は軽めです。
二次試験の科目+英語の3科目で勉強を進めていくことができるので、私立大学の対策も並行して進めやすいのもGoodです!
参考書のレベル感としては、理科は「基礎問題精講」シリーズ、数学は「数学良問問題集」を100%完璧にしたのち、過去問演習をしてもらえれば合格を狙っていけます。
MARCH・関関同立下位学部レベルの受験生だと、全くの無対策では厳しい印象があります。
共通テスト前の1ヶ月前後はある程度共通テスト対策に時間を振る必要があるかと思います。
逆に富山大学II方式を第一志望とする場合、日東駒専・産近甲龍の理系中堅学部が併願校となってくるでしょう。
山口大学 理学部 数理科学科⑤方式
山口大学理学部数理科学科⑤方式も、中堅国立大学では珍しい二次試験重視型の受験方式になります。
他の大学と比べてもかなりキツい傾斜がかかっているのが特徴的です。
二次試験の英語・理科に関しては標準的な内容が多いですが、数学に関しては医学科と共通の出題ということで、数III範囲は難度の高い問題が出される年も多いです。
数学が得意な受験生には特にオススメです!
参考書のレベル感としては、理科は「基礎問題精講」シリーズ、数学は「数学良問問題集」、英語は「英語長文ポラリス1」あたりを100%完璧にしたのち、過去問演習をしてもらえれば合格を狙っていけます。
特に数学に関しては重点的に学習を進めていってください!
山口大学理学部数理科学科⑤方式を第一志望とする場合、日東駒専・産近甲龍の理系中堅〜上位学部が併願校となってくるでしょう。
高知工科大学 B方式
高知工科大学のB方式は、共通テストが数学・理科・英語だけで受験できる穴場大学です!
二次試験も数学と理科1科目だけで受験可能なので、理数教科に自信がある受験生は更にオススメです。
共通テストボーダーが3科目で60%前後と、MARCH・関関同立に順当に合格できるレベルの受験生であれば、対策を厚くやらなくても合格できる可能性があります。
逆に高知工科大を第一志望にするのであれば、日東駒専・産近甲龍の理系下位〜中堅学部あたりが併願校となってくるでしょう。
参考書のレベル感としては、理系科目は「基礎問題精講」シリーズ、英語は「英語長文ポラリス1」程度の水準を100%完璧に体得して、過去問演習をしてもらえれば十分に合格できます。
標準的な国公立大用の参考書は、高知工科大学のレベルからするとやや難度の高い部分もありますので、基礎をしっかり固めることを意識すると良いかと思います。
福井県立大学 海洋生物資源学部
福井県立大学の海洋生物資源学科は、共通テストが英語・数学or理科の2科目だけで受験可能です。
二次試験も英語と理科1科目ということで、理系だけど数学が苦手な受験生・理科が大好きな受験生には要注目な学部です。
共通テストボーダーは2科目で60%前後です。
前述したとおり英語+1科目なので、共通テスト英語が50%前後はとれていないと厳しいため、英語が壊滅的な理系受験生にはあまり向いていないかもしれません。
参考書のレベル感としては、理系科目は「基礎問題精講」シリーズ、英語は「英語長文ポラリス1」程度の水準を100%完璧に体得して、過去問演習をしてもらえれば十分に合格できます。
MARCH・関関同立に順当に合格できるレベルの受験生であれば、私立大の受験が終わってからでも難なく合格できる難易度帯になります。
逆に福井県立大海洋資源学部を第一志望にするのであれば、日東駒専・産近甲龍の理系下位〜中堅学部あたりで、理科科目に高得点傾斜をかけられる学部・方式が併願校となってくるでしょう。
最後に
一般的な国公立大学は、共通テスト科目が多く逆転合格のハードルが高くなってきますが、しっかり探せば受験しやすい国公立大も少なくありません。
特定の大学に拘りが無いのであれば、こういった大学を主眼におきつつ、私立大学も同時に対策していくと安全に受験を終えられるかと思います!
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