こんにちは!武田塾福山校です✨
みなさん将来やりたいことのため、もしくは将来やりたいことを見つけるために大学に進学しようと思っている方がほとんどだと思います。
ですが、大学進学には必ずある程度の費用がかかってくるのが事実です。
お金がないから進学をあきらめて働こうと決める方も少なからずいらっしゃいます。
なるべく多くの学生に大学に進学してもらい、高度な知識をつけてこれからの世の中を支えてほしい!と国全体・社会全体が考えています。その結果として、様々な奨学金制度が設けられているのです。
今回は、その「奨学金制度」にフォーカスしてご紹介します!
「家計の事情で私立大学に行きたくても難しい…」
「大学に進学したいけれど、お金の問題で諦めなくてはいけないかもしれない」
と思っている方は是非最後までチェックしてみてください。
奨学金には借りるタイプ、もらえるタイプ、稼ぐタイプがある!
貸与型奨学金(借りるタイプの奨学金)
貸与型の奨学金とは、国や団体から進学のための費用を借りて将来生徒自身もしくは保護者が返さなくてはいけないものです。
貸与型の奨学金にも2種類あり、「無利子」で借りることができる第一種奨学金と「有利子」で借りる第二種奨学金があります。種類によっては第一種と第二種を併用しながら借りることができるものもあります。
有名な貸与型の奨学金を提供しているところには「日本学生支援機構」などがあります。
後ほど詳しく説明していきます。
給付型奨学金(もらえるタイプの奨学金=返さなくていい!)
給付型の奨学金は先ほどの貸与型の奨学金と違い、将来的に返さなくてもいいものです。
給付型の奨学金でも貸与型の奨学金とそれほど学力基準は変わらないので、将来のことを考えればできる限りこちらの給付型の奨学金に申し込むようにしたいところです。
実際に社会人になっても、大学の学費を払い続けて苦労している人はたくさんいます。
また、給付型の奨学金を提供している団体は数多くありますので、自分の条件に適したところに応募するのをおすすめします。他の奨学金と併用が可能なところもあるので、それぞれの採用基準を調べてみましょう。
詳しい団体については後ほどご紹介します。
新聞奨学会制度(稼ぐタイプの奨学金)
新聞奨学会制度を聞いたことはありますか?
これは上の二つとはまた違った種類の奨学金です。
自分で働くことによって、学費を稼ぐタイプの奨学金になっているのです。
どういう制度で成り立っているのか?
先ほど貸与型とも給付型とも違うとお話をしましたが、どちらかというと貸与型の奨学金に似ています。
貸与型の奨学金との違いは、「学費を返す時期」です。
貸与型は、大学を卒業した後に自分、もしくは保護者がローンのように学費を返していきます。
しかし、一方で新聞奨学会制度はまず学費を奨学会が立て替えてくれて、新聞配達の仕事の給与から奨学金分が引かれた給与を受け取るようになります。つまり、就学中に少しずつ学費を返済していくことができるのです。
メリットとデメリット
メリット:
〇就学中に少しずつ学費を返済していくので、卒業後に学費返済をする必要がない 〇住むところも無料で用意してくれるので家賃を気にする必要がない 〇食事に関しても月25,000円で朝夕食を食べることができる 〇就職活動時に「就職推薦状」を発行してもらうことができるので就活に有利 |
デメリット:
〇朝の2時3時に起きて新聞配達を行わなくてはいけないため、体力的に厳しいこと |
大きく分けて、この3つのタイプの奨学金があります。
では、次にそれぞれのタイプにはどのような種類が存在しているのかを具体的に見ていきましょう!
貸与型奨学金にはどのようなものがあるの?具体的な種類と条件
採用基準
学力面
予約採用且つ第一種奨学金(無利子):「高等学校等における申込時までの全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること」または「高等学校卒業程度認定試験合格者であること」 |
※ただし、この学力規準に満たない場合であっても、金銭面での条件によっては学力規準を満たすと捉えられる可能性もあります。
在学採用且つ第一種奨学金(無利子):2021年までは、大学に入ってからの成績が重要視されていました(本人の属する学部(科)の上位3分の1以内であること)が、現在は「高等学校または専修学校高等課程最終2か年の成績の平均が3.5(専修学校(専門課程)の場合は3.2)以上であること」または「高等学校卒業程度認定試験合格者であること」が条件になっています |
[日本学生支援機構HPより]
予約採用且つ第二種奨学金(有利子): 〇高等学校または専修学校(高等課程)における学業成績が平均水準以上と認められる者 |
[日本学生支援機構HPより]
第一種に比べると条件が若干ゆるくなっています。
また、在学採用の条件も予約採用と同じです。
金銭面
金銭面ではどちらも同じようなことが言えます。
生計維持者の収入状況、世帯人員、就業者の有無により判断されます。
所得の上限で判断されるので、ご自身の家庭状況が条件に当てはまるのか否か不安な方は日本学生支援機構に直接お問合せただいた方が確実です。
(当てはまる例)世帯人員3人に対し、給与所得657万
一番有名なのはやはり「日本学生支援機構」ですが、他にも「国の教育ローン」というものもあります。
日本学生支援機構
国の教育ローン
こちらのローンと日本学生支援機構との大きな違いは「幅広い世帯年収」の方が借りることができるということです。日本支援機構の場合は、年収の上限が決まっているので、どちらかというと低収入の方を支援するものになっています。
一方で、国の教育ローンの場合は仮に年収が790万や990万であっても使用することができます。固定金利は1.8%で、最長18年の長期返済が可能になっています。受験前でもお申込みいただけ、申込自体は24時間受付をしています。
もし日本学生支援機構の金額面の採用基準からは外れてしまっているけれど、お子様が進学する際にまとまった資金を用意したい方がいらっしゃいましたら国の教育ローンをご検討ください。余裕を持って準備するために、ご利用時期の2~3か月前の申し込みが推奨されています。
給付型奨学金にはどのようなものがあるの?具体的な種類と条件
採用基準
こちらの採用基準についてですが、上記の貸与型を日本学生支援機構を基準に書いているので、こちらも採用基準の例で日本学生支援機構についてまとめてみます。
学力面
予約採用:
〇高等学校等における全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること 〇将来、社会で自立し、及び活躍する目標をもって、進学しようとする大学等における学修意欲を有すること 2つ目の採用基準については、高校で面接やレポートを用いて判断されます。 |
[日本学生支援機構HPより]
在学採用:1年次と2年次で条件が異なります。
<1年次>
〇高等学校等における評定平均値が3.5以上であること、又は、入学者選抜試験の成績が入学者の上位2分の1の範囲に属すること 〇高等学校卒業程度認定試験の合格者であること 〇将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書等により確認できること |
[日本学生支援機構HPより]
上記のいずれかに当てはまる学生が学力面で奨学金給付対象に当てはまります。
<2年次>
〇GPA(平均成績)等が在学する学部等における上位2分の1の範囲に属すること 〇修得した単位数が標準単位数以上であり、かつ、将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書により確認できること |
[日本学生支援機構HPより]
金銭面
こちらの条件も貸与型と同じように細かく決められています。
こちらは、支援区分が第1区分、第2区分、第3区分に分けられており、ご自身の家庭がどの区分に当てはまるのかを見ていく必要があります。
日本学生支援機構のHPでは、具体的にどれくらいの収入のどれくらいの世帯規模の人がどちらに当てはまるのか例をあげて紹介されていますので、是非ご参照ください。
給付型奨学金は日本学生支援機構だけでなく、様々な支援団体が行っています。
それぞれ採用条件が異なっていますので、ご自身の条件に当てはまるところを探して申し込む必要があります。
再々になりますが、できるだけこちらの給付型奨学金を検討してみてください。
公益財団法人木下記念事業団
公益財団法人日本証券奨学財団
日本学生支援機構(返済不要型)
コカ・コーラ教育・環境財団 給付奨学金
DAISO財団 奨学金
奨学金制度のまとめ
今回は、奨学金の種類と条件についてまとめてみました。
最後に「浪人生も申し込めるのか」ということですが、日本学生支援機構で奨学金を借りる場合は高等学校卒業から2年以内に入学する場合は申し込むことが可能です。つまり、2浪目までは予約採用でも申し込むことができるのです。
また、在学中に奨学金を借りる際には成績が優秀であれば大学独自の奨学金に応募してみるのもよいでしょう!
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