福井県立大学の穴場学部,受かりやすい学部を紹介します
こんにちは!武田塾福井校 校舎長の金井です。
福井県の皆さんは、志望校の研究・分析はしていますか?
大学の中の学部を見ると、全て同じ難易度とは限りません。もちろん、問題が同じ学部になることはありますが、合格最低点が低く倍率が他の学部と比べて低い、いわゆる”穴場”の学部というのもあるものです。
そこで今回の記事では、タイトルの通り福井県立大学の穴場学部、受かりやすい学部を紹介しちゃいます!
これを参考に、福井県立大学の受験について、より真剣に考えてみて下さいね!
その前に、福井県立大学とはどんな大学?
福井県立大学の基本情報
福井県立大学は、その名の通り福井県が設立した公立大学です。
福井大学と異なる点は、やはり福井大学とは学部が大きく異なる点です。2つのキャンパスに4つの学部を構えていますが、ほとんどの学部は1つのキャンパスに集中しています。
福井県立大学の偏差値は河合塾基準で47~52ほどで、それなりの難易度を誇る公立大学と言えます。しかし、多種多様の学部が設置されており、受かりやすい学部かどうかは学部ごとに大きく異なります。
福井県立大学の入試における特徴
福井県立大学には、他の大学と異なる大きな特徴があります。
・一つは、他の大学では見られない、変わった学部・学科を構えていることです。
経済学部はオーソドックスですが、生物資源学部の創造濃学科や、福井市内近くから大きく離れたところに研究所がある、海洋生物資源学部などがあります。
また、今後、「恐竜学部」を新設する方針であることが2018年、発表されました。福井県ならではのユニークな学部ですね。
・二つめの特徴は、受験科目が少ないことです。
一般的な国公立大学の科目数は、共通テストは5教科7科目、二次試験は2~4科目を受験する必要があります。
しかし福井県立大学では、共通テストは3教科4~5科目、二次試験は1~2科目という科目がほとんどです。
少ない科目であれば、しっかり対策すれば受かりやすい大学に数えられそうですね!
福井県立大学の学部を紹介
それでは、そんな福井県立大学の4学部を3つのキャンパスごとに軽く紹介します。
永平寺キャンパス
所在地:〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1
アクセス:京福バス大学病院線「県立大学」下車
乗用車の場合、JR福井駅前より約20分、北陸自動車道 福井北I.Cより約10分
設置学部:経済学部、看護福祉学部、生物資源学部
福井県立大学のメインキャンパスです。医学部で有名な福井大学松岡キャンパスの近くにあり、非常に広い土地の中にあります。
学生寮が多く暮らしやすいですが、公共交通機関はあまり充実していないため、自家用車が便利になります。
キャンパス内は広く、研究設備なども充実しています。また、グラウンドや広いフォーラム(広場)もあり、のびのびとキャンパスライフを楽しむことが出来ます。
小浜キャンパス
所在地:〒917-0003 福井県小浜市学園町1-1
アクセス:JR小浜駅よりバス(あいあいバス)で約10分、「西津公民館前」下車徒歩15分
乗用車の場合、JR小浜駅より約10分、舞鶴若狭自動車道 小浜I.Cより約5分
設置学部:海洋生物資源学部
小浜キャンパスは海洋生物資源学部のみのキャンパスで、日本海側の若狭湾の近くにあります。福井県の嶺南地方の中心地である、小浜市内にあるため、永平寺キャンパスの学部とは一線を画しています。ただ、小浜市内の中心地には近くになります。「海が見える広場」があり、その名の通り若狭湾を一望することが出来ます。
海洋生物資源学部専門のキャンパスとも言え、「海洋環境工学実験棟」といった専門の研究設備などが充実しています。
あわらキャンパス
所在地:〒910-4103 福井県あわら市二面88-1
アクセス:乗用車にて、永平寺キャンパスより約40分、北陸自動車道 金津I.Cより約15分
設置学部:生物資源学部 創造農学科
福井県の嶺北にありますが、福井市とは少し離れたあわら市にあるキャンパスです。あわら市と言えば温泉が有名な場所ですが、その温泉街から更に北側にあります。
生物資源学部専門のキャンパスと言え、中でも2020年より新設された創造農学科の研究室や実験設備が充実しています。キャンパス内に畑や水田、果樹園があり、まさに農学部さながらの実習や研究が思う存分にできるキャンパスと言えそうです。
また、2021年3年に学生スタジオ(仮称)が完成予定で、創造農学科の学びの拠点となるようです。
各学部にはどんな学科がある?
経済学部
経済学科
経営学科
生物資源学部
生物資源学科
創造農学科
海洋生物資源学部
海洋生物資源学科
看護福祉学部
社会福祉学科
看護学科
以上の4学部7学科の中から、福井県立大学の受かりやすい学部・穴場学部をいくつか紹介していきます!
福井県立大学の穴場学部・受かりやすい学部1 看護福祉学部 社会福祉学科
看護系の学部がある学科としては珍しい、社会福祉系の学科です。
看護福祉学部には看護学科もありますが、社会福祉学科は穴場の学部と言えます。その理由は、受験科目の少なさにあります。
福井県立大学の学部は受験科目が少ないという話をしましたが、社会福祉学科は特に少なく、
共通テストが2~3科目(英語必須、地歴・公民・理科(基礎含む)から選択1科目(理科基礎科目は2科目で1科目分))、二次試験は2科目(英語・国語(現代文のみ))です。
福井県立大学の前期の二次試験科目数はほとんどの学科で2科目ですが、共通テストの科目数が少ないことがポイントです。
また、倍率を見てみますと、2020年度が3.9倍でしたが、2019年度が2.1倍、2018年度が2.7倍でした。
他の学科を見てみますと、2020年度の看護学科が5.1倍、同年度の生物資源学部生物資源学科が4.0倍と高い水準を示していました。2020年度の社会福祉学科は少々上がりましたが、今後どうなるか注目したいところです。
受験科目が少ないため一つ一つの基礎固めをしっかりとさせておく必要がありますが、対策がしやすいため受かりやすい、穴場の学科と言えそうです。
福井県立大学の入試情報や対策の仕方については、以下の記事も参考にしてください!
福井県立大学の穴場学部・受かりやすい学部2 生物資源学部 創造農学科
創造農学科は、2020年4月に新設された新しい学部です。生物資源学部の中でも生物資源学科は、2020年度の倍率が4.0倍と高い水準を示しましたが、創造農学科は同年度が2.4倍と、大学全体で見ても低い数字でした。まだ新設された学科のため、この数字が推移するかどうかはわかりませんが、特殊な学科のため、志望者はそれほど増えないのではないかと予想できます。
また、科目数にも注目です。共通テスト科目数は5教科6科目が必須となり、他学科に比べて多めですが、二次試験の科目はなんと面接のみです。この学科にのみ、「志望理由書」の提出が必須となり、その内容を元に面接を行うため、学科について調べる時間などが必要になりますが、本番ではなく事前にじっくり書けばいいため、勉強時間にはさほど影響はありません。
それに、共通テストの科目数は他の国公立大学のそれとほとんど一緒なため、もしも他の国公立大学の点数に足りない場合、こちらを選ぶ選択肢として数えられそうです。併願先の穴場の学科として、注目しておきましょう!
福井県立大学の穴場学部・受かりやすい学部 番外編 各学部の後期日程
番外編として、福井県立大学の特徴をもう一つ紹介しておきます。
それは、後期日程の共通テスト得点率が、前期日程に比べて低いことです。
普通は、国公立大学の後期日程の方が前期日程より難易度が高いと思いませんか??
しかし、福井県立大学の場合は一部を除いて、前期より後期の方が得点率が低いのです。
例えば、経済学部は経済学科・経営学科共に前期60%ですが、後期はともに57%です。
生物資源学部も、前期A日程64%、B日程62%なのに対し、後期は59%と低めです。
その秘密は、前期日程の方が共通テストの科目数が少なく、後期の方が多いことが理由に挙げられます。科目数が少ない分、前期の方が科目ごとの得点率が高めとなり、後期の方が多い分得点率が低めとなっているようです。
国公立大学の後期日程を受験する際、難易度が高すぎてどこを受ければいいかわからない…と困ることがあるかもしれません。そんな時、福井県立大学を選択肢に入れておけば、しっかり共通テストの得点をしておけば、後期の方が受かりやすい、なんてことはあるかもしれません。ぜひ、頭に入れておいてください!
福井県立大学へ合格するための対策は?
1、二次試験対策をしっかり
福井県立大学は公立大学ですので、二次試験独特の問題傾向を押さえておく必要があります。
具体的には、理系科目であれば記述問題や、実験・考察の論述、英語であれば英作文などです。
特に英語の英作文は、国公立大学を受験する際には必須になっているところが多いですが、福井県立大学もその対策がしっかり必要になります。入試直前は英作文の添削をしてもらいながら対策をしていきましょう。
2、共通テスト対策をしっかり行う
福井県立大学は共通テストの科目数が少ない学部が多いです。しかし、少ない科目ということは科目一つ一つの比重が重くなってくるということです。基礎をしっかりと固めたうえで、共通テスト予想問題を行うなど、共通テスト対策に余念が無いようにしましょう。そして、”確実に解ける問題”を一つでも多く増やし、取りこぼしが無いようガッチリ基礎固めをしましょう。
3、一冊を完璧に
福井県立大学はごく標準的な難易度の公立大学と言えるため、特別な対策は不要、むしろ基礎的な問題をしっかり解けるようにし、解ける問題を落とさないように確実に得点する、ということが最も重要です。共通テスト対策でも言えることですが、1問の取りこぼしが非常に響きますから、計算ミスなどの凡ミスもしないようにすること。
そのために、参考書で一度解いた問題は必ず解けるようにし、参考書1冊をしっかり仕上げて「完璧に」しましょう。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
大学にはこのように、受験難易度が比較的低い”穴場学部”がいくつかあることが多いです。希望する学部とは少し離れてしまうかもしれませんが、受験校を選択する際には参考にしてみてはいかがでしょうか?
もちろん、後悔のしない選択をしてくださいね!
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