こんにちは。JR高崎線 深谷駅から徒歩1分!武田塾深谷校
校舎長の陣内です。
受験生の指導を行う講師たちが、どのような高校生活を送ってきたのか、どのようにして難関大学の合格を勝ち取ったのか。是非参考にしてください!
齋藤先生のプロフィール
大学名:早稲田大学
出身高校:埼玉県立熊谷西高校
担当科目:国語・英語・文系数学(数1A2B)・日本史・倫理・政治経済・地学基礎・化学基礎
趣味:読書・カラオケで思いっきり歌う!
■どんな高校生活を送っていましたか?
とにかく全力で学校生活を楽しんでいました!
部活はソフトテニス部で、夜は全く勉強をすることができなかったので、朝7時半に登校し、勉強していました。
主に授業の予習をしていて、学校の授業は分からなかった所を復習する感覚で受けていました。
定期テストはガチ勢でした(笑)なので、授業はいつも起きているようにしていました。
三年生で模試はたくさん受けましたが、あくまで練習や時間配分の確認という認識で、結果にはあまりとらわれていませんでした。
今振り返ると、高校生活が本当に最高の思い出で、今でも戻りたいなーと思ってしまいます・・・
■受験勉強の思い出やエピソードを教えてください!
Q.いつ頃から受験を意識し始めましたか?
受験意識は高1の時からあり、受験しそうな大学は1・2年生の時に見学し終えてました。
勉強の方も、定期テストをガチったら基礎固められるんじゃない?と思って、頑張っていました。
そのおかげで勉強習慣や12、13時間勉強するのに体が慣れていたので、受験期になって急激に勉強時間が伸びて嫌になる・・・という感覚は無かったです。
Q.どのように志望校を決めましたか?
私の志望校確定の過程は凄い複雑です
高1の時から、早稲田は絶対受けようと思っていました。
しかし、自分は終始国公立志望で、第一志望は高3の12月まで未確定でした。
高3の春に、チャレンジ校①を一橋、チャレンジ校➁を早稲田、第一志望を千葉大という感じで決めました。
チャレンジ校は、もしいけたら嬉しいなみたいな感覚で決めており、第一志望は、自分の伸びしろを考慮して行けそうな大学を選び、絶対合格しようと思っていました。
高3の10月に、チャレンジ校①の試験形式が自分に合わないと分かり、急遽、チャレンジ校を早稲田、第一志望を千葉大という形にしました。
学校の先生から公募推薦の話を頂いて、一度お茶の水女子大の公募を受けましたが(この国公立は決めていた大学ではないのですが)落ちてしまい、12月には、最終的に、私立は早稲田、国立は千葉大にむけて頑張ることを決めました。
併願校は、3年12月に、赤本を解いて相性が良く、かつ自分の将来の方向性に合っている大学学部を選びました。
Q.辛い時期はありましたか?また、それをどう乗り越えましたか?
一番辛かったのは、3年10月~12月です。
この時期は、人間関係でのトラブルや公募試験失敗等、マイナスなことが連続し、メンタルが崩壊していました。
学校もあまり行く気にならず、過食も続き、最終的に10kg太りました。
私のように、秋口になると、受験への焦燥感や勉強への嫌悪感で精神的に不安定になる人も多いと思います。
私は、こうした辛い時期を次のように乗り越えました。
①友人からの応援
有難いことに、私の友達は良い人が多かったので、私が辛いと感じている時には、長時間悩みを聞いてくれたり、私を励まし、モチベーションを上げてくれました。
皆さんの中には、「受験は団体戦だ」という言葉を嫌がる人もいると思います。
確かに、受験は個人の試験成績を競う場であるので、最終的には個人戦です。
しかし、戦うまでの過程には、家族・友人・先生等、様々な人が、あなたの受験勉強に関わり、あなたの勉強する環境を創出します。
これは、自分のみでは形成することが出来ません。周囲の環境は、当日の戦いに大きく寄与します。
このように、戦う過程においては、受験勉強は団体戦ともいえるのです。
誰でもいいので、自分が気軽に、かつ、いつでもいつでも相談できる人を見つけておきましょう。
➁一日、勉強から離れてみる
受験勉強の中にいると、誰もが勉強しているので、自然と自分の行動範囲が、睡眠・食事・勉強のみ...と狭くなりがちです。
しかし、社会には、映画鑑賞・スポーツ・長期旅行etc...等、生活を充実させてくれる娯楽が沢山あります。
一旦、自分が受験勉強期間という、社会的には特異な環境に置かれているのだと客観的に見つめ直し、勉強以外の違うことに挑戦してみましょう。
(私は、ルービックキューブや、美術館巡り等をやっていました)
もちろん、勉強から離れる期間を設定しないままでいると、娯楽にのめりこんでしまい、受験失敗という、悲惨な結果を迎えることになりかねません。
勉強から離れる期間は、事前に設定しておきましょう。
期間終了は、友達等にLINEで言ってもらうのもいいかもしれません。(自分だけじゃ緩んでしまう可能性があるから)
以上、乗り越える方法について述べましたが、大前提として「落ち込む期間をつくらない」のが理想です。その対策もお伝えします。
それは、「1日に勉強しすぎない」ことです。
確かに、長時間勉強するのは大事なことです。しかし毎日13時間、16時間やるのは無理があります(超人もいますが)
とびぬけた時間を毎日やるのではなく、最低8時間などと決めて、毎日続けた方が最後まで勉強を続けられると思います。
■得意科目の勉強法を教えてください!
得意科目:英語・日本史・倫理、政経・化学基礎(倫政、化基は共テ用)
使っていた参考書(英語) 単語帳:DATA BASE5500、キクタン準一級、パス単一級 長文:英語長文premium問題集(東進)
使っていた参考書(日本史) 実況中継、日本史B一問一答(東進)、早稲田の日本史
使っていた参考書(倫理、政経) 倫理政経の点数が面白いほどとれる本
Q.どのように勉強してましたか?
英語
受験期に、昔から得意だった英語の勉強の比重は減らしたかったので
高1から毎朝英長文を読む
高2の時点で英検準一級を取得する等を行うことで、高2までに英語の力はつけておきました。(受験英語と英検では異質ですが)
また、高1の時から、学校の先生に、指定英作文・自由英作文の問題作成・添削等をお願いし、取り組んでいました。
振り返ると、英作文に取り組んでいたのは受験に大きく寄与していたな~と思います。
日本史
日本史は、私の受験勉強時間の6割を超えると言っても過言でないほど、勉強していました。
実際、自分の中でも、歴史学科を受験する人よりも、日本史で勝ってやると思っていたほど、日本史には熱意を込めていました。
サイクル的には、
実況中継(流れ、詳細事項をかみ砕いて理解)→教科書(固い文面で理解)→問題演習という感じで取り組んでいました。
倫理・政経
教科書・参考書・資料集を駆使し、独学で勉強していました。
個人的興味の大きい科目だったので、特にストレスと感じることなく勉強し続けることが出来ました。
化学基礎
学校から配られた参考書を用いて、mol計算・中和滴定の部分の計算を何度も何度も取り組み、式の形を完全に理解して自分で組み立てられるようにしていました。
Q.苦手科目の克服法を教えてください!
苦手だった科目:数1A2B
基礎部分においては、高1・2年の段階でマスターできるようにしていました。応用部分に本格的に取り組んだのは、高3の春からです。
特に数列、ベクトルが苦手だったため、教科書等で初歩的な問題を振り返りながら、多様な応用問題に挑戦していました。その甲斐もあり、共通テスト本番では、苦手だった数Bで20点以上点数を伸ばすことが出来ました。
Q.合格できた要因はどこにあると思いますか?
自分自身が、勉強に対する興味を最後まで捨てなかったことだと思います。
正直、勉強は長時間を要するものだし、娯楽的な意味で捉えられることが少ないです。
しかしながら、勉強によって新たな知識を得られるたび、全教科の勉強が繋がっていくような気がして、そのたびに楽しさを覚えていました。
例えば、一見関係のなさそうな、国語と数学も、文章読解力を要する点では、連関性を持ちます。
こうして新たな発見をすることによって、自分の勉強に対する興味をどんどん引き出していました。
Q.武田塾深谷校では、何を心がけて指導を行ってますか?
生徒さんが、履修科目に対して学ぶ目的を明確にして取り組めるよう指導することを心がけています。
例えば、古文常識を学ぶことは、古文読解の理解につながるだけでなく、現代文、日本史にも精通するところがあります。
このように、学ぶことで得られるものを明確にすると、その教科を学ぶインセンティブがより増大すると考えます。
Q.熊谷西高校から難関大学に合格するには、何に注意すべきですか?
常に自分の成績に満足しないでほしいです。
仮にテストで100点を取ったとしても、その中には、何となく勘で当たってしまった問題や、一瞬でも迷ってしまった問題があるはずです。
その部分をしっかりと復習し、自分が受験会場で戦う相手がどのような人なのかを念頭に置きながら、向上意識を絶やさず勉強に取り組めることがカギです。
■受験生へメッセージをお願いします
大学受験には、不安・ストレス・イライラがつきものです。
勉強を続けていくためには、これらといかにうまく付き合うかがカギとなってきます。
早い段階から、自分なりの不安・ストレス解消法を見つけ、精神的にも、身体的にも健康を保ちながら受験勉強に取り組めるようになると良いですね。
また、悩みを打ち明けられる人を見つけておくことも肝要です。
家族・友人・先生を頼りまくって、受験を乗り切りましょう。
皆さんが第一志望校に合格できることを何よりも祈っています。
■校舎長より
今回は文系エース講師の「斎藤先生」に、自信の受験体験談を書いてもらいました!
熊谷西高校出身の齋藤先生。高1からの計画的な勉強で、見事、早稲田大学の合格を勝ち取りました。
難関国公立である千葉大学と、最難関私立である早稲田大学にW合格した齋藤先生の受験も
決して楽なものではなかったことがわかると思います。
また、繰り返しアドバイスに出てきた「相談できる相手を作る」ということ。
悩んだ時に励ましてくれる、一緒に走ってくれる存在がいることは本当に大きいです。
深谷校では、校舎長の私をはじめ、講師全員が親身になって指導にあたります。
2人3脚で受験を乗り切ります。是非一度、受験相談にお越しください!