皆さん、こんにちは。武田塾富士吉田校です。
今週に入って、富士吉田市では気温が一気に下がり、
夕方には一桁気温は当たり前になってきました。
受験生の皆様は、1日が大切な時期になりますので、体調には十分気を付けてください。
さて、少し前に大学受験の推薦入試の形式について記事を出しましたが、
今回は、大学の一般入試における「全学部日程」と「個別日程」についてお話していきたいと思います。
受験の方式については、現在、受験生の皆さんはちょうど受験する大学を精査している時期だと思います。
もちろん、高校1、2年生でも、来年以降に大学受験を控える皆さんにも役立つ情報だと思いますので、
ぜひ最後まで読んでもらえたらと思います。
武田塾富士吉田校では、
受験に関する相談、 日ごろの学習の進め方や、
勉強の取り組み方などの相談を受け付けております。
授業をするのではなく、学習のサポートをする武田塾だからこそ、
生徒様の状況に合ったアドバイスをさせていただきます。
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それでは早速、「全学部日程」と「個別日程」について確認していきましょう。
「全学部日程」と「個別日程」の違いは?
まず「全学部日程」と「個別日程」とは
タイトルにもあるように「私立大学」の一般入試の受験方式で使用される用語です。
国公立大学では上記の入試方式は採用されていませんのでご注意下さい。
それでは改めまして「全学部日程」と「個別日程」の違いについて記載していきます。
全学部日程
全学部日程とは、全学部の受験生が一斉に受ける方式です。
試験の内容はすべての学部学科で同じとなり、そのため1度の受験で複数の学部を出願することができます。
例えば、自身の第一志望が不合格だったとしても、違う学部学科の出願をしていれば、
そちらの学部学科で合格出来る可能性もあるということになります。
利点としては、個別日程ではそれぞれの受験日に合わせて出願し、受験料も払う必要がありますが、
全学部日程で複数の学部の出願を行うと、出願した学部学科分の受験料が追加されていきますが、
個別日程で1回、1回の受験をするよりは安くなるように設定している大学が多いです。
ただし、すべての大学が実施している方式ではないので注意は必要です。
個別日程
一方で、個別日程とは、学部別に行われる受験方式で、
学部によって日程も試験内容も異なります。
そのため、全学部入試とは違い、
個別日程で同じ大学の違う学部を受験したい時に、日程が重なっていた場合は1つの学部しか受験出来ません。
複数学部を受験したい場合は、それぞれの提示する日程で別々に受験することになります。
ただ、上記の様に複数の学部を希望する場合があるため、
多くの大学では個別日程は複数回用意されていることが多いです。
そうした場合には自身が第一志望にしている学部を数回に渡り受験出来ることが魅力です。
合格のチャンスが多いに越したことはありません。
ただし、出願時には受験回数ごとに受験料がかかってしまうことは把握しておきましょう。
複数の学部を受験したいと考えれば、少ない労力で受けられる全学部日程は魅力的ですよね。
しかし、全学部日程を受験したとしてもその時のコンディションによっては、
全ての学部に落ちてしまうというリスクもあります。
個別日程は同時に複数の学部を受験することはできないため、
もし数回の出願をした場合には体力的に大変な部分がありますが、
受験の機会が何度あり、学部に合わせて問題が作成されるので、自分の学習した分野が出る確率も上がり、
チャンスをそのままモノにできるかもしれません。
入試方式の名称に注意
少し補足の内容になります。
大学の受験方式を調べていくと、A方式やB方式といった記載がされているのを目にすると思います。
大きく分けると、今回のテーマである「全学部日程」と「個別日程」を、
違う言い方で記載しているケースが多いですが、
他にも共通テストや英検などを使用する「外部検定型入試」や、
「受験する科目数が異なる形式」などもありますので、
特に自分が志望している大学の受験方式はきちんと調べておくようにしましょう!
「全学部日程」と「個別日程」で難易度は変わるのか?
次に難易度についてですが、
「問題自体の難易度」は全学部日程と個別日程で大きく変わることはあまりないようです。
しかし、ここで問題になってくるのが、募集人数です。
全学部日程は個別日程に比べ、募集人数が少ないことが挙げられます。
さらには、複数学部を受験できるという便利さゆえに倍率が高くなる傾向にあります。
そのため、全学部日程の方が「合格の難易度」が高いと言えます。
偏差値も全学部日程のほうが高くなっていることが多いです。
受かりやすいのはどちらの日程?
先ほど話した通り、全学部日程の方が、合格の難易度はどうしても高くなってしまうので、
受かりやすいのは個別日程でしょう。
全学部日程と比較しても募集人数が多く、偏差値や倍率が低めに出ていることがほとんどです。
そのため、全学部日程で一つの志望学部を受験するよりは、
個別日程で志望学部を受験する方が合格の可能性は高いと思います。
ただし、全学部日程で複数の学部を受験した場合は、どこかしらの学部・学科には受かる可能性が出てきます。
そのため、全学部日程は、他の大学と個別日程が重なってしまったときや、
学部学科にこだわっているわけではなく、その大学自体に興味がある、学部は何でもいい!
というときに受験するのにも良いかと思います。
基本的に全学部日程のほうが受験日が早く設定されているので、
行きたい学部がある場合は個別日程を本戦と据えて、全学部日程を前哨戦と考えるが良いと思います。
どちらの日程とも受けた方が良いのか?
当たり前ですが、合格する確率が少しでも上がるほうが良いと思いますので、
もちろん、両方の日程とも受験することをオススメします!
全学部方式を実施している大学であれば、
単純に全学部日程と個別日程で少なくとも2回のチャンスができます。
絶対に合格できる!と自身がある人も、一つの試験の当日何があるかわかりません。
皆さん以外の要因が受験に響くことも多くあります。
「備えあれば患いなし」という言葉があるように、
全学部日程と個別日程のどちらも受けて、合格へのチャンスを掴みましょう!
結論、他の大学と受験日が重なっていなければ、どちらにも出願することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「全学部日程」と「個別日程」について話していきました。
どちらにも特徴がありますが、どちらも受けることに越したことはありませんね。
しかし、それがかなわないこともあるかと思います。
受験日程の関係でどちらかしか受けられないけれどどうしよう…と悩む人もいるかもしれません。
そんな時は武田塾富士吉田校へ!皆さんに合った形を一緒に探します。
受験は準備が肝心!全学部日程と個別日程の両方を受験しようと考えている人は、
どちらの出願にも間に合うように、早いうちから準備しておきましょう!