皆さん、こんにちは!武田塾富士吉田校の川村です。
この記事を書いている現在、ちょうど共通テストの出願期間となっております。
現役生は学校ですでに完了している生徒が多いですが、
浪人生は自身で出願となります。
2023年の共通テスト出願は10月5日(木)までとなりますので、
まだ用意が出来ていないという人は早急に動き出しましょう!
今回の記事では、2023年現在、高校2年生以下の学年の生徒が対象となる、
新課程の共通テストに関しての記事となります。
すでに多くの情報が出回っていると思いますし、
学校でも話が出ていて把握されている方もいらっしゃるでしょうが、
見やすいようにこちらで一覧にまとめていきますので、是非参考にしてください。
武田塾富士吉田校では、
受験に関する相談、 日ごろの学習の進め方や、
勉強の取り組み方などの相談を受け付けております。
授業をするのではなく、学習のサポートをする武田塾だからこそ、
生徒様の状況に合ったアドバイスをさせていただきます。
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共通テストとは
正式名称は「大学入学共通テスト」と呼ばれます。
2019年度までは「大学入試センター試験」という名で実施されていた試験の名称が2020年度より上記の名前となり実施されています。
内容に関しては、知識の理解の質を問う問題や、
思考力・判断力・表現力を発揮して解くことが求められる問題を重視した出題されるようになりました。
その他、科目ごとにセンター試験からの変更点などもありますが、
今回は、今後変わっていく部分を重視した記事を書いていきますので、割愛させていただきます。
2025年からなぜ共通テストの内容が変更になるのか?
文部科学省では高校で学習する内容(学習指導要領)を、
時代の変化に応じておおむね10年ごとに見直し新しいカリキュラムを組んでいます。
直近に改訂された新学習指導要領に則した授業が行われているのは、
22年4月に高校に入学した生徒からが対象となっています。
そのため上記の生徒が大学受験をする25年に、
共通テストも新学習指導要領に対応した内容に変更されることになります。
2025年度からの変更点
25年の共通テストの出題教科は、
現行の「国語」「地理歴史、公民」「数学」「理科」「外国語」に、
新教科の「情報」を加えた6教科となります。
各教科で次のような変更が行われます。
国語
・試験時間が現行80分から90分に延長。
・近代以降の文章の問題は、資料から読み取ったことをもとにレポートを書くなど、
「言語活動」の過程をより重視し、多様な資質・能力を問う大問が1問追加され、全3問に。配点は3問で110点。
・古典は古文と漢文1問ずつ、配点は各45点に(現行は各50点)。
地理歴史、公民
学習指導要領の変更に伴って、
共通テストの出題科目も
『地理総合、地理探究』、『歴史総合、日本史探究』
『歴史総合、世界史探究』、『公共、倫理』
『公共、政治・経済』、『地理総合、歴史総合、公共』
の6科目に再編され、最大2科目を受験することができる。
ただし、2科目を受験する場合は組み合わせ不可の科目があるので、注意が必要。
また、受験する科目の数(1科目か2科目か)は、出願時に申請する。
数学
数学①は従来通りの実施。
数学②は『数学Ⅱ、数学B、数学C』1科目のみの出題。
問題数が増え、試験時間が60分から70分に延長される。
理科
現行は理科①と②を別々の時間帯で実施しているが、
一つの時間帯の中で最大2科目を受験する形に変更。
選択できる科目の組み合わせについては従来通り。
外国語
試験時間、出題形式は従来通り。総合的な英語力を評価。
リーディングとリスニングという出題形式(原則として両方を受験)
文字や音声による試験の特徴を生かしながら、
『聞く』『読む』『話す』『書く』を統合した総合的な英語力を判断する。
工夫の例として、英文を推敲する場面や、
講義の要点を確認して考えを述べ合う場面を扱った試作問題を公表している
情報
新しい学習指導要領において『情報Ⅰ』が必履修科目となったことを踏まえ、
出題教科に『情報』が追加。試験時間は60分、配点は100点。
浪人生向けの経過措置は?
25年の共通テストでは、浪人生など旧学習指導要領で履修した受験生を念頭に、
経過措置として、『地理歴史』『公民』『数学①』『数学②』『情報』について、
旧学習指導要領による科目が出題されます。
25年の共通テストから初めて出題される『情報』については、
旧学習指導要領の選択必修科目『社会と情報』『情報の科学』を範囲とする『旧情報(仮)』を出題します。
『旧情報(仮)』は、共通部分に対応した必答問題と、
『社会と情報』『情報の科学』それぞれ固有の内容に対応した選択問題から構成されます。
既卒者は、新学習指導要領による出題科目により受験することも、
旧学習指導要領による出題科目により受験することも、
あるいは新旧両方の出題科目を混ぜて受験することも可能です。
ただし『地理歴史、公民』で2科目を受験する際に、
新旧科目を組み合わせて選択することはできません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
2020年度入試に共通テストに切り替わってから、
毎年内容が変わったなど言われるところもありますが、
2025年度入試からは、科目の増加、試験時間の変更、出題の仕方が変わるなど、
より大きな変化が起こります。
どちらにしろ大学受験を目指す以上
「勉強はしなければいけない」というところは変わりませんが、
受験において情報は重要です。
自身が受験する時に何も知らなかったなんてことが起こらないように、
まずは共通テストのことをきちんと把握しておきましょう!